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おそるべき愛の力…。150組300人の同性愛者たちで作られた最強軍隊があった

かのスパルタ軍を打ち破り、最強と言われた古代ギリシア・テーベの300人の精鋭部隊「神聖隊」。この部隊を構成していたのは、なんと150組の男性同性愛カップルでした──。愛という強い絆で結ばれた人々の凄まじい戦いの歴史の雑学です。

更新日: 2015年04月16日

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古代ギリシア最強の精鋭部隊!? 神聖隊とは

同姓愛の恋人同士をペアにして300名で編成された古代ギリシア・テーベの精鋭部隊。

神聖隊(しんせいたい)は、紀元前378年に将軍ゴルギダスが結成した古代ギリシア・テーバイ(テーベ)の精鋭歩兵部隊

何と「150組300人の同性愛者」で編成された部隊であり、愛する者を守るためお互いが奮闘するという世にも珍しい部隊編成をとっていました

年配と美少年のカップルが仲良く同じ部隊に配属されて、互いに刺激しあって戦うのです

150組300名の同性愛者のカップルで構成されたこの部隊は、当時最強と言われていたそうだ

この部隊の活躍で、中堅都市に過ぎなかったデーバイはスパルタ軍を破り、一時はギリシャ全土に覇権を唱えた

レウクトラの戦いの陣形。
陣形の一方の戦力を局地的に増大させ、戦力の強い側から段階的に突撃させる(斜線陣)。
神聖隊を有するテーバイ軍はこの戦いで初めてこの戦術を用い、当時最強と言われていたスパルタ軍を破った。

神聖隊はなぜ最強と呼ばれたか

よく聞く話では「愛すべき人が待つ母国を守るため」と、愛が戦いの原動力であるとの話は美しく取り上げられます。
が、その相手が同性の男だった場合、「隣の彼を死なすわけにはいけない」とお互いが思うため、とんでもない強さの軍隊があった

モチベーションが圧倒的だったのです。

好きな人の前で、臆病な振る舞いはできません。勇敢に戦う精鋭部隊です。一方がやられれば、もう一方は敵討ちということで、いっそう奮戦したでしょう。

彼らは国費で養われ、平時は専ら訓練に励んでいた

戦闘のプロだったのですね。

戦地に赴いても娼婦を必要としない

つまり、アッー!

紀元前371年、エパメイノンダスはボイオティア諸都市から集められた軍勢の総司令官として、スパルタ率いるペロポネソス同盟軍と対決した(レウクトラの戦い)。この戦いで彼は斜線陣を用い、神聖隊を率いて戦い、劣勢でありながら圧倒的な勝利をもたらした

「スパルタ教育」の由来としても知られる当時圧倒的な力を誇ったペロポネソス同盟軍を、少数精鋭の神聖隊が破った逸話。個々のモチベーションの高さと、優れた戦術が語り継がれています。

神聖隊結成の背景

古代ギリシア陶器に描かれた同性愛の描写。

まず、当時のギリシア人の背景として、男性同士の同性愛は、神々だろうが人間だろうが、けっして異常ではなく、まったく当たり前のことと見なされていた

英語でGreek Loveというと同性愛の意味になるように、古代ギリシャは男性同士の同性愛が盛んでした。

古代ギリシャにおいてテーバイはエリスとならび、男性の同性愛がもっとも行われた都市だった

テーバイが位置する中部ギリシャ・ボイオチア地方では、少年愛で知られたヘラクレス崇拝がさかんだったと言われています。

ヘラクレスの甥であり、従者、愛人であったイオラウスの墓所は古代テーバイの男性同性愛者のカップルが互いの愛を誓い合う場所として利用された

ギリシア人たちは、同性愛には明らかに、徳性と廉恥心とを涵養し、男たちをより勇敢で高潔にする、きわめて貴重な働きがあるとすら考えていた

神聖隊は、“恋人の男性同士を守ろうとする意志と、良い所を見せつけ更に恋を深めようとするだろうという想定”のもと、創られた

神聖隊の敗北

カイロネイアの戦いで神聖隊を破ったピリッポス2世(アレクサンドロス大王の父)。

テーバイがギリシアの覇権を失った後もこの部隊は存続していたようであるが、紀元前338年のカイロネイアの戦いでマケドニア王子アレクサンドロス(後のアレクサンドロス大王)率いる騎兵部隊との交戦で254人が戦死するという壊滅的打撃を受け、それ以後結成されることはなかった

カイロネイアで勝利したマケドニア王ピリッポス2世は彼らの亡骸を見て涙を流し、彼らを讃えたという

カイロネイアの戦いで神聖隊を打ち破ったマケドニア王のピリッポス2世も、彼らを讃えた。

カイロネイアの戦い、戦略図。

一方で、息子のアレキサンダーは「奴らは槍ではなく、魔羅で突くほうがお似合いだ」と、ドぎつい下ネタを吐いています

ピリッポス2世の息子はのちのアレクサンドロス大王。

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