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大人が読みたい美しい絵本【エロール・ル・カインの世界】

細部まで緻密に描かれた美しい絵の数々。短命ながら今も世界中で愛される作品を数多く残した、挿絵家エロール・ル・カイン。「おどる12人のおひめさま」「雪の女王」などの代表的な作品や、その魅力ご紹介します。2015年5月17日まで横浜のそごうでル・カイン展開催中!!!関東の方ぜひ!

更新日: 2015年07月29日

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▷ エロール・ル・カインを知っていますか?

エロール・ル・カイン (1941年3月5日~1989年1月3日)

20世紀のイギリスで活動した挿絵家/アニメーター。
1941年にシンガポールに生まれたエロールは欧亜混血児で、幼少の頃から日本を含む東洋の様々な文化に親しんだ。

その神秘をともなう作風から『イメージの魔術師』と呼ばれている

1985年には『ハイワサのちいさかったころ』でイギリスでもっとも栄誉ある絵本賞、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞し、名実ともにイギリスを代表する絵本作家となりました。以来、1989年に47歳で世を去るまで40冊を超える本を手がけています。

ではその作品を見てみましょう。

▷ 細かく書き込まれた美しい絵の数々

・アーサー王の剣

68年に映画用に描いたラフスケッチが元となり出版、絵本作家としての第一歩を踏み出しました。

ル・カインのデビュー作ようやく日本語訳登場です。内容はアーサー王伝説のツボを抑えつつもル・カインのオリジナルストーリーです。傘になったり、木陰になったり、盾になったり、とサイズ、大きさを変える魔法の剣エクスカリバーが、美しい色とポップな線で描かれていてかわいらしい。

・美女と野獣

女性のふっくらとした曲線、光の当たり方、うっとりします。

ル・カインが描く世界では、本当に美女は美しく野獣は恐ろしく描かれています。その野獣の恐ろしさの中に、寂しそうな表情が読み取れるのは、ル・カインの世界だからだと思います。

・雪の女王

アンデルセン原作の『雪の女王』です。1979年にイギリスで出版された原書です。
エロール・ル・カインの絵がたまげるくらいいいのよ。

出典yaplog.jp

「雪の女王」より

・アラジンと魔法のランプ

幻想的な世界が広がる、大人っぽい絵本です。ル・カインの絵がオリエントを描くと、どうしてこうも美しく、魅惑的な世界になるのだろう、といつも思います。

・おどる12人のおひめさま

グリム童話。

ル・カインの魅力がギュッと詰まった一冊。
12人のお姫様たちの細部まで描かれたドレスはずっと見ていたくなる美しさです。

子どものころに見たという方も多いのでは?
私が初めて出会ったのもこの本でした。

【イメージの魔術師 エロール・ル・カイン】まさに言い当てているひと言です。挿絵一枚に盛り込まれた全てが、多弁に語りかけてくれるのです。

仮面をつけて向き合う王子様とお姫様。
どのペアも、ドレス、装飾、ボートとおしゃれにコーディネートしています。

仕草一つ一つの愛らしいこと。

・いばらひめ

ドレスの模様の陰影、壁面の模様ひとつひとつまでじっくり見てしまいます。

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