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長寿の秘密!? 日本人の特異な遺伝子『ハプログループD』の謎

自分のルーツって、気になりませんか?日本やチベットで多く見られ、中国や朝鮮半島にはほとんど存在しない「ハプログループD」など、遺伝子の面白さについてまとめました。

更新日: 2015年08月16日

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ハプログループとは

遺伝子を調べればあなたのルーツがわかる!?

ハプログループ(ミトコンドリアハプログループ)とは、人間の細胞内の “ミトコンドリア”と呼ばれる器官のDNAの多型を用いて分類される遺伝的なグループの事

ミトコンドリアDNAは核の遺伝子と比較して進化速度が高いため、多くの遺伝子多型が存在します。このようなミトコンドリア遺伝子の多型の組み合わせをいくつかのグループにまとめて、「ハプログループ」と呼びます

ある種(たとえばヒト)の一部(たとえば日本人)について、ハプログループを調べることで、その一部(日本人)の由来を調べることができる

簡単に言うと、あなたのDNAのハプログループが分かれば、あなたのルーツがわかるということ。

この研究が発展して、人類がアフリカから各地へ移動していく経路も推定できるようになった。Y染色体ハプログループを人類全体について調べることで、世界各地の民族の由来を調べることもできる。

A:北部及び中央アジアに多く分布するグループ(7%)
F2:東アジアに多く分布するグループ(7%)
B:シベリアを除くアジア全域に分布するグループ(12%)
G:北部及び中央アジアに多く分布するグループ(8%)
D:日本人に最も多く長寿に関連するグループ(38%)
N9:東アジアに多く分布するグループ(8%)
M7:東アジア及び中央アジアに多く分布するグループ(19%)

ハプログループを調べる事で、あなたのルーツがわかると言われています。

日本人の特異な遺伝子「ハプログループD」

ハプログループの分布地図。日本は周辺のアジア地域と異なり、「ハプログループD」(図の中のレモン色部分)の割合が突出して多い。
この図の中で同様にハプログループDが多いのはチベットだけである。

ハプログループDは、今より約5万年前、アフリカにおいてハプログループDEから分岐し、沿海ルートを通ってアジアへ向かったと考えられている。こんにち、このハプログループDは、日本列島・南西諸島やチベット高原のほかにはアジアの極めて限られた地域でしか見つかっていない。

地球上で、ハプログループDが人口比に対して高頻度で見つかるのは日本、チベット、ヤオ族、グアム島、だけである。

ハプログループD2は約3万年前に日本列島にて発生した型で日本以外ではみられない

ハプログループDの中でも、「ハプログループD2」だけは日本のみで多く見られる特異な型のようです。

ハプログループDは、東アジアに住むためにアラビアから南アジアの沿海岸を通って東南アジアへ、さらに東南アジアから北方への経路を進んで移住していったと想定されるが、現在のインド・中国(漢民族)やその他の地域では全くその痕跡が見当らない。

どういうわけか、日本に地理的に近しい中国や朝鮮半島などではハプログループDはほとんど見られません。

日本人のハプログループの割合。
本土と沖縄での比較。

ハプログループD1bは、主に日本列島で見られるが、アイヌの大部分がこれに属するものの、沖縄を除く西日本では少なく、地域的若しくは民族的な偏りがある

現代日本人のなかには、出現率こそ1%以下ですが,ヨーロッパのハプログループの系統も存在します

現在世界でD系統は極めて稀な系統になっており、日本人が最大集積地点としてその希少な血を高頻度で受け継いでいる。それを最大とし、その他では遠く西に離れたチベット人、一部の台湾原住民に存続するだけである。

日本にハプログループDが多い理由

広大な中央アジアにおいては、後の時代にアジア系O系統(弥生渡来人もO系統である)集団が広く占有住居するようになり、古モンゴロイドのD系統は駆逐されて島国であった日本や山岳チベット等、外部との交流が限定された環境のみに残ったと考えられています。

ここ数千年において漢民族を中心にしたアジア系O系統が広く占有住居を拡大していき、D系統(古モンゴロイド)はほとんど大陸では滅び、わずかに険しい山岳部(チベット)と海に隔てられた島嶼部(日本)にのみ生き残ったということ

ハプログループDは日本人の長寿に関係している?

世界的にも長寿大国として知られる日本。
その秘密は、「ハプログループD」にあるのかもしれない。

ミトコンドリアハプログループは、特定の疾患と関係があると言われています。

ハプログループによって、かかりやすい疾患の傾向が異なるようです。

百寿者(100歳以上の方)において、高い頻度で見いだされる

D型は長寿の人に多く見られるミトコンドリア遺伝子型といわれています。

日本でみられるハプログループのうち、最も長寿と関連が深かったのは、やはりM系統の「D4a(系統樹のD4のサブグループ)」。D4aが日本人全体に占める頻度(構成比)は約6%に過ぎないが、105歳以上の人では15%、特に100歳以上の男性の約20%がD4aだった。

ハプログループDの中でも、サブグループ「D4a」は長寿傾向が高いそうです。

ハプログループ「D」のサブグループは、D4aのほか「D4b」や「D5」も寿命が100歳を超す人の割合が高く、Dグループは全般に長寿の傾向があるという。

ただしこれは遺伝子だけでなく、環境要因も考えられます。

自分のハプログループを調べる方法

遺伝子検査サービスを行う民間企業が増えています。
これらの簡単な検査を受けることで、あなたのハプログループを知ることが可能です。

ルーツを知るためには母側の系譜のミトコンドリアDNAと、父側の系譜のY染色体を検査する方法があります

DNAを調べることであなたのルーツを探すことが出来ます。

病院や検査キットなどでハプログループは簡単に調べる事が可能です。

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