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mototchenさん

ヒトの頭のソフトウェアは千差万別

ここが違う 数学が苦手な人、得意な人の「考え方」 日経おとなのOFF s.nikkei.com/116lI3e

本を読むときに頭の中で「声」が聞こえる人と聞こえない人がいることが判明 bit.ly/1QzRMWd pic.twitter.com/nh4qnabtm2

学習スタイルに効果の優劣なし

授業が生徒の好みの学習スタイルで行われれば、児童・生徒の成績が改善すると信じていた教師は94%に達していた。実際、児童・生徒には好みの学習スタイルがあるのだが、問題は、こういった好みが学習の効果とはほとんど関係ないということだ。 

 認知心理学者のダニエル・ウィリングハム氏はこの謎について、2009年の著書「なぜ生徒たちは学校を好まないか(Why Don’t Students Like School?)」の中で説明している。この学習スタイル理論を検証するのに最良のテストとして、研究チームはまず生徒たちの好みの学習スタイルを特定し、その後ある人には好みに合うスタイルを、ある人には好みに合わないスタイルを無作為に割り当てた。例えば、あるテストでは、生徒たちは言葉(名前など)ないし視覚(絵など)で表現した一連の情報を覚えるよう指示された。すると、視覚で表現された方がより良く記憶されていたという結果が出た。だが学習者の好みと指導スタイルとの相関性は全くみられなかった。新たな手術法を習う医学実習生を対象にした「感覚型」と「直観型」の学習者を比較した研究でも、同じような結論に達した。

学生が好む「学習スタイル」を提供しても学生の成績向上にはつながらないという研究結果 bit.ly/2KM1kCB

学習スタイルと認知スタイル

学習スタイルと認知スタイルを区別する場合もあれば、区別しない場合もある。学習 スタイルの研究は多岐に渡り、青木(2005)が調査しただけでも 71 の理論・モデルがある

cognitive style 認知スタイル

認知スタイルの選好については、事実や歴史や経験を好む「知覚」的な志向と、

メタファーや比喩や推論を好む「直観」的な志向の存在、

また、判断型(選択肢を広げないで決定しようとする)と、

認知型(より多くの選択肢やデータを探し、その間問題が曖昧であることを受け入れる)の存在、

選択肢を増やすタイプの「発見する人」と、

選択肢を減らそうとする「論破する人」の存在、

正しいことを行なうことに気を使う「ヒッピー」と、

ものごとを正しく行なうことに気を使う「オタク」の存在を指摘しており、

さらに具体的に用いる道具やアプローチにも好みがあると述べています[文献3、p.99]

文献3:Leonard-Barton, D., 1995、阿部孝太郎、田畑暁生訳、「知識の源泉」、ダイヤモンド社、2001

視覚型と言語型の被験者では、直後再生時の読みの記憶量にはそれほどの違いはないものの、遅延再生時の記憶量は、視覚型では低下し、言語型では保たれていることが示された。これらの結果は、被験者の記憶方法の自由記述からも、視覚型では視覚的な全体イメージから漢字を捉えて読みを記憶しようとするのに対し、言語型では部首などに着目して分析的に漢字を捉え読みを記憶しようとした記憶方法の違いが反映したものであると考えられた。そして、遅延再生時において視覚型の「全体的なイメージ」は薄れてしまったのに対し、言語型の「分析した情報」は有効に機能し続けていたものと考えられた

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