1. まとめトップ

PDCA がうまく廻らないので デミング の Deming Wheel = PDSA を調べてみた

PDSA は、工業製品の生産工程における品質管理のためのものでした。

更新日: 2018年02月11日

2 お気に入り 5297 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

mototchenさん

実際にはうまく回らないPDCAサイクル

このPDCサイクルを皆さんは回していくんですが、「3.Check」時にカイゼン策を考えるために、「2.Do」の結果が悪かった部分について「なぜなぜ」を繰り返すことになります。

やってみるとわかりますが、これがまた上手くいかないんです。全部が全部じゃないんだけど、深刻な問題であるほど、面白いほど上手く回りません。ハハハ。

その1 PDCAそれぞれの意味を完全に説明できる人がほぼいない

その2 PDCAはみんな独自の解釈と理論を持っている

その3 PDCAをしっかりやりますって言えば良いと思っている

その4 PDCAを意識して仕事をしている人がほぼいない

その5 PDCAを回す、みたいな言い方をするけど回らない

PDCAへの誤解

CはCheckのCですが、多くの書物ではこれを「評価」と訳しています。この点は非常に違和感のあるところで、本来Checkに「評価」の意味はありません(「評価」の意味はあるとする人もいますが、私の滞米経験上と辞書で調べた結果、ここでは、なしとします)。何故これを「評価」と訳してしまったのか疑問でしょうがないのですが、「PDCAサイクル」を語る時は必ずこれが「評価」とされて…

デミング博士の本来のCheckは点検の方が意味としては強かったはずです。それが、いつの間にか「評価」という言葉が定着し現在にいたっているわけです

もうひとつ、PDCAサイクルがうまく回らない理由は、PとDの存在です。PはPlan=計画、DはDo=実行ですね。実は、計画自体が実行できるかどうかを考えて作られていたのか、実行を無視して作られていたかで、このフェーズは変わります

うまく回すには…

フィードフォワード手法は、PDCAでいくところのP(計画)とD(実行)に重きを置きます。C(評価)とA(改善)は、C(検証)とA(修正)とします。

P(Plan) 計画
D(Do) 実行
C(Check) 評価 ⇒検証
A(Act)  改善 ⇒修正

フィードバックは、「過去」に対して評価をし、過去を改善することによって「現在」を作ります。フィードフォワードは、最初から「未来」を作るのです。
なので、P(計画)の段階が一番重要となります。ここで、未来をできるだけポジティブに描くことが必要です。

PDCAサイクルはだれが初めていったのか

E受講生:そもそもPDCAとは誰が言い出したのでしょうか
T講師:そうですね。実は良く分からないのです。19世紀の後半にはPDSという言葉が既にあったそうです…
T講師:PDSはPlan、Do、Seeの略で、Plan-計画する、Do-実施する、See-見る、という管理の手順を意味しています。この言葉は有名なF.W Taylor(1856~1915)のコンセプトだとの説もありますがはっきりしません。いづれにしても19世紀後半には既に欧米にPDS(Plan , Do ,See )という言葉があり、管理はこのP-計画して、D-実施して、S-結果を見る、という手順が論理的かつ適切であるといわれていたようです…1950年に来日した、アメリカのデミング博士は品質管理活動を図のように車輪に例えました

T講師:…1950年にデミングは、当時の米軍のGHQ(占領軍総司令部)の招きで、統計調査をしに日本を訪問し、そのときに日科技連の招聘で8日間の品質管理セミナーを行っています。そのときの主題の一つがPDCAの基づく管理だったということまでははっきりしています

デミングのPDSAサイクル

PDCAサイクルの真意 1:「組織内各部門や人々の協働と協力を重視する」

真意 1:「元々は工業製品の生産工程における品質が主対象であった」

PDCAサイクルの真意 2:「結果すなち計画目標の達成以上に,プロセスの管理と改善の継続を重視する」

真意 2: 「問題解決(特性の改善)に際し,プロセス(要因)の検討と解析に注力する」

「デミング14ポイント」…第14ポイント「変革を成し遂げるために全員が協働すること」の解説でデミング自身は「シューハート・サイクル」と呼ぶサイクル図を示しているが,この図では“check" を使用せず,“study" を用い,実施による変化から学び研究することが,全段階の改善に結びつくと述べている。その上でデミングは,すべての人が変革の各プロセスで寄与できることを強調している。すなわち彼は,企業を人々の協働するシステムと捉えて,アメリカの経営者が好む数値目標による競争を廃し,協力と協調による経営の重要性を説くのである。

1