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もっと優しい光へ。神戸ルミナリエからLEDが消えた本当の理由

関西の冬の風物詩として定着した「神戸ルミナリエ」。東日本大震災以降は、省エネのため一部の作品をLEDに切り替えて開催してきましたが、2014年からは再びすべての作品を従来通り、白熱電球・白熱灯で制作しています。そこには、さまざまな思いがありました。

更新日: 2020年01月15日

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ilabjpnさん

関西の冬の風物詩として定着した「神戸ルミナリエ」。東日本大震災以降は、省エネのため一部の作品をLEDに切り替えて開催してきましたが、2014年からは再びすべての作品を従来通り、白熱電球・白熱灯で制作しています。そこには、さまざまな思いがありました。

■ 神戸ルミナリエとは

神戸ルミナリエとは、神戸市の旧居留地において1995年から毎年12月に行われている光のイベントです

通りや広場を毎年テーマを決めて、イルミネーションで飾り、その中を歩きます。イタリア人と日本人のアーティストが共同して作る美しい光の祭典です

1995年1月17日におこった阪神淡路大震災を契機に鎮魂と追悼、そして街の復興を祈念して、「復興神戸に明かりを灯そう」を合言葉に震災で激減した神戸への観光客を呼び戻す目的で開催されました

■ 神戸ルミナリエは光の芸術

ルミナリエの語源はイタリア語の光の複数形で電球を用いた光の複合体であるイルミネーションの事を指します

約20万個の電飾が放つ光の芸術「神戸ルミナリエ」では、頭上に音楽が響き渡り、ガレリアと呼ばれる光の回廊が一挙に光を放ちます

2014年のテーマは初回と同じ「神戸 夢と光」。震災で傷ついた神戸の闇に、初めて光がともった時の光景を振り返る意味が込められています

■ 現在のイルミの定番は青色LED

イルミネーションといえば、おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルなライトアップが定番でした

寒色である青だからこその冬らしい景色と、厳かで幻想的な、落ち着きのある世界感が受け、“ブルー一色”のイルミネーションが増加していきました

■ 神戸ルミナリエでも2011年より導入

LEDは2011年から、東日本大震災による節電に配慮して毎年2万~4万個を使い、神戸の小道などに並ぶ作品「ソロピース」を飾ってきました

広場にある「祈りの泉」にも使われ、赤や青、緑などくっきりとした明かりが噴水池の周りを囲んでいました

すると、「LEDも鮮やかでいい」「色がすっきりしてきれい」などの声が寄せられました

■ 「冷たい」という意見も寄せられる

このように、白熱電球のぬくもりと比べて「冷たい」といった意見もあったといいます

■ LEDをやめることに

2014年は最初のルミナリエを思い起こして、温かい光の白熱灯ですべてを形作りました

当時に思いを巡らせてもらおうと、組織委は白熱電球に戻すことを企画し、関西電力に会期中の電力需要を確認したそうです

12月は電力供給量に10%ほどの余裕があったため、全作品の白熱電球への切り替えを決定しました

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