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柔道 シドニー五輪 重量級 篠原信一 世紀の大誤審で銀メダル

あの内股すかしは井上康生との練習の成果の一つだった。内股透かしは、確実にきまっていたが、審判が高度な技を見抜くことができなかった。

更新日: 2016年09月10日

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inevergiveupさん

概要

男子100kg超級決勝で、日本の篠原信一と、フランスのダビド・ドゥイエと対戦した際にドゥイエの内股に対して、篠原の内股すかしが決まって金メダルだと日本側は喜んだが、結果2人の審判はドゥイエの内股で有効、1名の副審のみが篠原の一本勝ちを支持した。結果、篠原は銀メダルに終わった。

その瞬間、誰もが金メダルを疑わなかった

その瞬間、誰もが金メダルを疑わなかった。00年シドニー五輪柔道男子100キロ超級決勝戦、開始1分35秒で、篠原信一の内また透かしがフランスのドイエに決まった。ガッツポーズの篠原、肩を落とすドイエ。しかし、主審の判定は篠原の一本でなくドイエの有効だった。結局、これが響いての銀メダル。「世紀の誤審」とも呼ばれた。

12年ぶりの金メダルを目指し

男子100kg超級決勝。2m級の大男がひしめくこの階級で日本人は不利な戦いを続けてきた。12年ぶりの金メダルがかかったこの試合。身長190cm、体重135kgと外国人に勝るとも劣らない体格、パワーを武器に、決勝まで一本勝ちを続け、決勝戦へ。相手は、長年この階級に君臨してきた身長196cmのダビド・ドゥイエ。あの日、金メダルは篠原の首にかけられるはずだった・・・

小川直也の後継者だった篠原信一には重量級優勝の期待がかかっていた。

世界選手権3連覇の小川直也をもってしても、オリンピックでドゥイエを倒すことはできなかった。

1988年ソウル五輪以来遠ざかった最重量級の金メダルを目指していた

柔道競技の最終種目として行われた100kg超級決勝。日本勢は1988年ソウル五輪で斉藤仁が優勝して以来、最重量級の王座を逃し続けており、3大会ぶりの覇権奪還が篠原に課せられた至上命令でした。一方、ドゥイエは前回のアトランタ五輪に続く2連覇が懸かってました。お互いにとって絶対に負けられない戦いでした。

ドゥイエの内股に対して、篠原は日ごろの練習の成果とばかり内股すかしを決めた

試合序盤はお互いに警戒して組み手争いに終始し、中々技を掛ける展開には至りません。試合開始から1分40秒頃、篠原の背中の帯を掴んだドゥイエが内股を仕掛けます。だが、ドゥイエの動きを見抜いた篠原は内股すかしで返し、ドゥイエを背中から畳に叩きつけます。一本勝ちを確信した篠原は両手を挙げてガッツポーズを見せます。日本人が大勢駆けつけた会場も、金メダル獲得の喜びに包まれました。

ところがその直後、電光掲示板にありえない表示が・・・

ところがその直後、電光掲示板にありえない表示がなされました。なんと、一本を掛けられたはずのドゥイエに有効のポイントが表示。2人を間近で見ていた副審は篠原の技を一本と宣告しますが、あろうことかニュージーランド人の主審クレイグ・モナガンともう1人の副審はドゥイエの内股を有効と判定。結局、この誤った判定は覆らず、試合はこのまま続けられました。

ドゥイエが勝利を収めて五輪2連覇を達成

その後、消極的になったドゥイエに指導が取られ、お互いに有効1つとなったのでポイントでは並びます。残り時間も僅かになったので、細かいポイントを奪えば勝敗の趨勢が決する展開でした。そして、試合残り45秒、篠原が内股を仕掛けますが倒しきれず、逆にドゥイエに返されます。見た目には腹ばいに倒されたので効果に相当するポイントかと思われましたが、なんとこれを主審は有効と判定。その後、篠原は反撃を試みるもポイントを得るに至らず、結局この有効のポイントで上回ったドゥイエが勝利を収めて五輪2連覇を達成。

動画

内またすかしを決めたときの2人の表情がすべてを物語っていた・・・

NHK有働アナウンサーの涙

NHKの有働由美子アナウンサーは畳を降りる篠原選手の姿をレポートする際、「今のは間違いなく篠原の一本。誤審だ」と絶叫した。不可解な判定にやや涙を抑えつつ言葉を詰まらせる場面もあった。

本来、私情を述べてはいけないNHKアナウンサーが涙を浮かべて絶叫

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