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トラウマ恋愛映画「ブルーバレンタイン」夫婦で観たら即離婚

夫婦で観たら気まずくなってしまう映画NO1と呼び声高い本作。昔はラブラブだったのに…既婚者にしか分からない、心を締め付けるストーリーです。

更新日: 2015年07月02日

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take0518さん

あるカップルの出会いから結婚、そして破局までを描き、サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭など世界各地の映画祭で注目されたラブストーリー。

壊れかけた夫婦には、『ラースと、その彼女』のライアン・ゴズリング、『ブロークバック・マウンテン』のミシェル・ウィリアムズがふんし、過激な性描写や体重増量も辞さない迫真の演技を披露。10年以上も脚本を練り上げたデレク・シアンフランス監督による、愛が終わる痛みを巧みな演出で紡いだ切ないストーリーが胸に迫る。

優れた完成度をもつ傑作映画です。

第63回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門に出品された。第68回ゴールデングローブ賞ではライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズがノミネートされている。

非常に評価されている映画なんです。名作なんですね。主演の演技も素晴らしいと。
しかし完成度が高いゆえに…衝撃もまたハンパないわけです。

監督自身の体験が元になっています。

離婚した両親を親に持つデレク・シアンフランス監督が子どもの頃に最も恐れていたのは、"両親の離婚"と"核戦争"だったという。前者に関しては、それが正に本作のテーマとなっているわけだが、後者に関しては、まるで"核シェルター"のように閉ざされた"未来の部屋"の造形に反映されている。

監督自身が両親の離婚を体験したのですね。それでなければ、ここまでリアルで痛切な描写はできないのです。
ひとつひとつの行動、発言に、リアルさがつまっています。

結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。

努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが、かつては夢中で愛し合った時期があった……。

幸せな過去、不幸な現在。交互に流れることで心への痛みが増します。

倦怠期を迎えた夫婦が離婚するまでの24時間の経緯と、二人が出会って結婚するまでのラブラブな期間が、同時進行でお話は進んでいく。

幸せな日々を謳歌して結婚するまでの若かりし時と、結婚して7年目のいわば倦怠期とでも言うんですかね。冷めきった夫婦関係を痛々しくかつリアルに描いた映像が交互に流れてくるんですよ。

具体的なストーリーの流れです。

惚れた女性に、あの手この手で接近していくディーン。この時点から、少し価値観の違いは感じられていたとおもいます。

ディーンは、仕事中に出逢ってしまったシンディに一目惚れします。
持ち前のウィットに富んだ会話とウクレレで少しずつシンディとの関係を縮めていきます。
かたやシンディは、おそらく、父親に虐げられていた母親の影響で
独立心が強く、それなりに努力もし、医師になることを夢見ている学生です。

ものすごい試練ですが、それでも結婚しようと。
ディーンは他の男の子どもを受け入れる、という重大な決断をします。

やがて、ふたりは結ばれるのですが、なんとシンディが元彼との間でどうやら妊娠してしまっていること。
ディーンとの関係が深まるなか、シンディは中絶を決意するのですが産婦人科で治療中に思い返して、中絶治療を中断します。
看護婦との会話でシンディが13歳で初体験し、大学生の時点で20~25人の経験人数がいると分かりますが、ディーンはシンディとの結婚を決意します。

ディーンと娘はとても仲良し。
シンディは仕事が忙しく、まったく構ってあげられない。

まさにすれ違い夫婦。仮面夫婦。

結婚7年後。
フランキーは学もなく稼ぎも微妙な自分への不満はないが、バリバリ働く妻への引け目を感じています。
一方、シンディはディーンへの過去の負い目(中絶など)を抱えています。「稼ぐ能力があるのに発揮しない夫」への不満を覚えながら負い目がそれを押さえつけています。

シンディの顔が、完全に笑顔のかけらもない。

ただの倦怠期なのか、それとも既に夫婦として考えていないのか。

夫婦の冷え切った関係を修復するためにディーンが思いついたのは、子ども抜きでラブホテルに行くこと。
ラブホを選択するセンスに疑問がある人もいるかも知れないがケンカの後にセックスして仲直りするというのは、よくあること。
しかし、お出かけ中の途中のスーパーで、よりによって元彼と偶然に再会してしまいます。ディーンはいらだちます。

この画像は結婚前。

かつてのラブラブはどこへやら。

シンディは、ディーンを生理的に嫌いになっているようです。

ラブホに到着して、さあというところですが…。シンディがキスを拒みつつ、仕方なしにちょっと応じる感じ。
ディーンに愛撫されるのをシンディは拳を握りしめて我慢し、ヤリたいならさっさと終わらせてとばかりに下着を脱ぎ捨てる行為がなんとか愛情を取り戻そうと奮闘するディーンの気持ちをコケにし、シンディが既にディーンに対して「生理的に嫌い」というまったく議論の余地のない領域に到っていることを如実に表しています。

写真はイメージで…。

話し合いの機会がありますが、平行線というか、ここでふたりの価値観のすれ違いが決定的に判明します。

少し酔っぱらってきたシンディがディーンに対して「歌とか、絵とか、才能を生かせずに失望しない?」と、言います。
それに対してディーンが「才能ってなんだよ? 稼ぎの問題か? 俺は家族を愛している」と応えるとシンディは「いつも意味を曲解して文句を言い始める」と言い返します。
絶対的な価値観のすれ違いを感じます。

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