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11年経っても癒えぬ傷…非道な取り調べが行われた「志布志事件」

「踏み字」など非道な取り調べがあった「志布志事件」。事件そのものがでっちあげだっと言われているが、元被告たちが起こした裁判に一区切りが。しかし、失った時間は帰って来ない…。

更新日: 2014年12月21日

haru-tomoさん

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■冤罪を語る上で外すことができない「志布志事件」

・発端は2003年の統一地方選の「買収疑惑」

2003年4月の鹿児島県議選で、鹿児島県志布志町 (現志布志市) で起きたとされる選挙違反事件

4月13日、統一地方選挙の鹿児島県で中山信一氏(当時57歳)が初当選した。翌14日なって、鹿児島県警は、有権者に缶ビールを配った容疑で、中山陣営のホテル経営者・川畑幸夫さんを任意で取り調べた

■この時川畠さんが受けた「取り調べ」があまりにもひどいものだった

・有名になった「踏み字」

義父や孫からのメッセージだと言って、「こんな男に娘を嫁にやった覚えは無い」、「おじいちゃん、早く正直になって」などと書いた用紙を床に置いて、踏み絵ならぬ、踏み字を強要

嫌がる川畑さんに、濱田警部補らは両足を掴んで無理やり踏ませた。その後、証拠不十分として捜査は打ち切られたものの、川畑さんは精神的な苦痛で入院を余儀なくされた

・他の逮捕者にもあらゆる手段で自白を引き出した

懐智津子さんは長時間の取り調べで体調を崩し病院に運ばれたが、診察が済むとまた署に連れて行かれ、点滴を受けながら7時間も取り調べを受けた

藤山忠さんは「お前を死刑にしてやる」と罵られた。
また、「兄弟全部、子供も全部調べる」「家族も逮捕する」「子供も逮捕する」などと、肉親に累が及ぶと脅迫された人も少なくない

公選法違反容疑で中山議員と妻を逮捕。2人は容疑を否認して無実を訴えたが、妻は273日間、中山議員は実に395日間という長期拘留を強いられた

被告全員が自白を強要され、自白をしないと保釈が認められず、うそでも自白をすると、また保釈が認められないという「人質司法」が行われました

・結局6人が非道な取り調べに負け「嘘の」自白。舞台は法廷へ移ることに

12日間に及ぶ取り調べでは、怒鳴られ水も飲めず、机に両手の平を置く姿勢を強いられた。精神的に疲れ「自分はどこにいるんだろう」と思うこともあった。別の場所で取り調べを受けていた妻の身を案じ、虚偽の自白をしてしまった人も

最終的に、中山議員夫妻が贈賄容疑で志布志町の住人11人が収賄容疑で起訴された

■13人が起訴されて裁判になったものの、自白以外の物証はゼロ。被告全員が「無罪」という異例の判決だった

捜査段階で容疑を認めた6名は「自白を強要された」と公判で否認に転じ、全員が無罪を主張

13名が最長で1年以上も取り調べのために身柄を勾留され、起訴されたにも関わらず供述調書以外の物証が全く存在せず買収の場となったとされる会合についても全てアリバイが立証されて全員(1名は公判中に死去のため控訴棄却)が無罪となった

判決は「追及的、強圧的な取り調べがあったことがうかがえる」と指摘し、買収会合が存在しなかったと判断した

しかし、無罪を勝ち取るまで4年もかかった。

■この事件が他の冤罪事件と異なる点。それは、そもそも事件そのものが警察の「でっちあげ」だった

公判中から指摘されていた「この事件そのものが警察主導で一から作り上げられた創作だったのではないか」と言う点

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haru-tomoさん

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