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『妊娠糖尿病』って意外と深刻かもしれない

妊娠したと思って大喜びでも、そのあとにいろいろと問題も出てきます。その中の一つが妊娠糖尿病。インスリンが正しく本来の力を発揮しなかったりと・・・でも改善することはできるので、治療を行って元気な赤ちゃんを。

更新日: 2014年12月27日

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この記事は私がまとめました

usausa2000さん

◆妊娠糖尿病

妊娠したことにより血糖値が基準以上に高くなることを「妊娠糖尿病」といい、ママと赤ちゃん双方に影響があるとして注意が呼びかけられています

早期に確実に見つけるために妊娠初期(初診時または妊娠10週前後)と中期(妊娠24~28週)にスクリーニングの血糖検査を行い、陽性であれば75gブドウ糖負荷試験(OGTT)を行い診断します

◆なぜ妊娠中?

妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンが、血糖値の調節に必要なインスリンというホルモンの働きを邪魔するため、高血糖になりやすく妊娠糖尿病を発症するといわれています

妊娠後期には身体に大量のインスリンが必要になるが、インスリンが十分に分泌されない体質の場合、血糖値が上昇し、妊娠糖尿病につながってしまう

「妊娠糖尿病」は、普通の糖尿病(2型糖尿病)とは少々異なる病気だと考えて下さい。妊娠中に分泌されるホルモンの影響で、血液中の糖の分解が難しくなっているだけ

◆危険性

インスリンは成長因子なので、多すぎると赤ちゃんが成長しすぎて巨大児になったり、生まれた赤ちゃん(新生児)のいろいろな合併症を引き起こします

妊娠初期の血糖が高いと先天奇形が起こりやすくなります。その種類はいろいろな器官(中枢神経系・骨格系・心血管系・腎尿路系・消化器系・その他(耳や口の異常))で起こる可能性があります

胎児の発育不全、さらに胎盤機能不全や妊娠高血圧症候群、生まれてからは新生児低血糖症、重い新生児黄疸など、さまざまなトラブルの原因に

出産後に低血糖や呼吸障害などを起こすリスクが高くなります。赤ちゃんが大きくなり過ぎると帝王切開が必要になります。そうなるとお母さんのリスクも増えることになります

◆改善方法

食事療法により血糖値がコントロールされれば、入院の必要はありません。食事療法でも血糖値が管理できない場合は、インスリン注射により、管理することとなります。いずれにしても、医師の指導により、適切な治療を受けることが大切

妊娠糖尿病の女性にとって、朝食を摂ることは非常に大切です。というのは、就寝中にはホルモンの値が変動するため、血糖値が安定した状態で1日を始めることが理想的なため

過度のダイエットや運動は禁忌ですが、食べる量は減らさずに内容を工夫したり(パンや白米を止めて玄米にする、甘いものは控えるなど)、散歩などの軽い運動を日課に取り入れたりするだけでも、改善が見られる場合があります

◆出産後

妊娠糖尿病と診断された場合には、出産後6週間から12週間の間に検査を受け、糖尿病が改善されているか調べる必要があります

妊娠糖尿病になったお母さんは、その後2型糖尿病になりやすい傾向があります。出産後、75gOGTTの結果が正常にもどっていることを確認するようにしましょう。2型糖尿病になるのを予防するポイントは、何といっても生活習慣の改善

「2型」糖尿病は、遺伝的な要因に運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣が加わって発症すると考えられていますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。糖尿病患者の95%以上が2型といわれていて、中高年に多く発症します

出産前に必要だったインスリン量をそのまま打つと低血糖になりますので、出産直前の注射量の半分か2/3、あるいは妊娠前と同じ量に戻すことが多いです。ただ、個人差がありますので、血糖自己測定(SMBG)の値をみながら調整

型糖尿病で妊娠前に経口血糖降下薬(飲み薬)を服用していて、妊娠にあたりインスリンに切り替えた方は、授乳中も引き続きインスリンで治療します。なぜなら、飲み薬(経口血糖降下薬)は母乳に混ざり込んで、赤ちゃんが低血糖になることがあるからです

授乳後に低血糖をおこすことがあります。授乳100mLで約80kcal消費するといわれており、1日の授乳量から計算して産後の1日の摂取カロリーを450kcal程度増やしますが、それでも低血糖になる場合はインスリン注射量を減らしたり、授乳前に補食をします

多くの人は出産後に治りますが、中には糖尿病に移行する人もいるので、出産後もふしめごとに検査を受け、医師の指導を守ることが大切

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