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浄土真宗(本願寺派、大谷派他)でお墓を建てる時の知識心得

浄土真宗のお墓を建てる際の知識心得を紹介しております。西本願寺、東本願寺の本山の出版物を参考にしております。共通して言えることはお墓に魂(精)を入れるという考え方がないこと。他の宗派が「入魂式」や「性根入れ」「魂入れ」と言うのに対し真宗では「建碑式(法要)」といい墓石に魂が宿るとは考えません。

更新日: 2016年02月29日

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浄土真宗の門徒がお墓を建てる際

地域的なものもあり、定まった形はありませんが
浄土真宗のみ教えからかけ離れたお墓を建てるのは避けたいものです。
ここではその一定の決まりを紹介いたします。

正面には「南無阿弥陀仏」または「倶会一処」と彫る

墓石のメインの場所に「先祖代々」や「○○家の墓」
とは彫りません。
家名は二段目か花立の下に彫るとよいでしょう。

また建立の日付けを刻む場合も「吉日」とはしません。

※ 「倶会一処」…「共に一つの処(お浄土)でお会いしましょう」という意味です。

浄土真宗では従来、「南無阿弥陀仏」や「倶会一処」などの仏語(仏さまの教えを表す言葉)を記してきました。こうした仏さまの教えを記すことで、お墓を仏縁の場といただいてきたのです。

法名を彫る石板は「法名碑」にする

「霊標」「墓誌」などにはしません
※石板自体なくてもとくに問題はありません。

他宗派では「霊標」を見かけますが、「霊標」は浄土真宗には用いられない言葉です。

よく揉めるカロート(納骨室)はどうするのか

カロートの構造は、水抜き穴以外は全面コンクリートである場合がほとんどですが、地域によっては底が土のカロートの所もあります。

骨壷のまま納骨するのと違い、土に直接まいた場合、遺骨が増えてもスペースが失くなる心配をする必要がありません

骨壷に入れて納骨するなら床面コンクリートのカロート
遺骨をそのまま納骨(いずれ土に返す)なら底は土のタイプのカロート

※関西地方では布の袋に入れて納骨し、いずれ土に還るようにします。

カロートがいっぱいになってしまって、底がコンクリートで土に還せない場合は次のような方法が一般的です。

(1)別にお墓を作るか、永代供養墓に一部を移す
(2)遺骨を粉砕して粉末状にして容量を減らす(遺骨を粉末にすることに抵抗がある方がいるかもしれませんが、仏教としては問題ありませんし、散骨などでは必ず、手元供養でもたいていは粉骨にするものです)

必要のないもの

そのようなものは必要ありません。
・卒塔婆も水子地蔵も追善供養のためのもの
・亡くなった方はみな浄土に生まれるという考え方のため塔婆も水子地蔵も必要ありません。

※子供や水子を救うのはお地蔵様(地蔵菩薩)という考え方があるようですが、浄土真宗ではそのような分業のような考え方はしません。

×観音像、水子地蔵など浄土真宗とは関係のない仏さま
※帰依する仏さまは阿弥陀さま一仏だけであるため
×宝塔、五輪塔、塔婆立てなど
※浄土真宗とは関係のないもののため

出典本願寺出版 新・仏事のいろは

様々な迷信を気にしない

お墓が傾くと家が傾く…放置せず物理的に直す必要はありますが、家が傾くこととの因果関係はありません。

建立時期や墓相など、お墓にまつわる様々な「迷信」や「誤解」がありますが、根拠のないそのようなことを一切気にする必要はありません。

浄土真宗には墓相という考えはありません。お墓にまつわる迷信がさまざまありますが、こだわると迷いを一層深くするだけです。気にする必要はありません。

・閏年にはお墓を建てない
 ・建立の日はお盆、お彼岸
 ・墓相、お墓の向きや位置が悪いと災いが起こる
※浄土真宗ではこのような迷信をはっきりと否定しています
とくに方角や位置にこだわると不自由、不自然になりお参りがしにくくなります。

出典本願寺出版 新・仏事のいろは

分骨は死者の身を裂く行為ではない

故人の骨を分骨すれば、故人の体が裂かれて、ばらばらになると恐れる方がいます。
これは「遺骨そのものを故人そのものとみてしまう、囚われから来ています。」故人はすでにお浄土で仏様になり私たちに働きかけておられます。

お釈迦さまのお骨は世界中に安置されています。お釈迦さまの「骨」を仏舎利といいますが、一度はお耳にされたことがあるのではないでしょうか。つまり、お骨を分けるのは良くないという話は何の根拠もないということになります。

故人の遺骨は、親鸞聖人のお墓のある大谷本廟に、一部を分骨して納骨させていただきましょう。

お墓建立の際のお参りについて

お墓を建てたときに行う法要の事を「建碑式(けんぴしき)」とか「建碑法要(けんぴほうよう)」とか「建碑慶讃法要(けんぴけいさんほうよう)」と言います。
一般的に言われる「お性根いれ」とか「お魂入れ」という言葉は浄土真宗では使いません。

墓石に先祖の魂が宿るという考え方をしませんので、浄土真宗では
開眼法要という言い方もしません。

お布施の一般的な金額は?

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