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お寺(宗教法人)への課税非課税どこからどこまで?坊主丸儲けは本当か?

お寺(宗教法人)への課税非課税の境界線を考察していきます。私達が払う税金と聞いてまず思い浮かぶのが消費税、所得税、相続税でしょうか?税金面で優遇されているように見えるお寺ですが、小さいお寺ではお布施だけでは生活できず、副業をしている僧侶も多いようです。本当に坊主丸儲けなのかの謎に迫りたいと思います。

更新日: 2017年07月19日

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坊主丸儲けなんてことばがあります

少しお経をあげて多額の御布施をもらったり、宗教法人(お寺)は税金を払わなくてよいという所からきていると考えられますが…実際のところどうなんでしょう?以下に考察していきたいと思います。

宗教法人本来の活動には、税金は課税されません。

非課税対象となっているものとして主に法人税、消費税、登録免許税が挙げられます。法人税は収益事業を行っていない宗教法人が該当します。

消費税に関しては戒名料、お布施、おみくじ・お札・御守りの販売など宗教法人として本来の活動の範囲であれば掛からないのです。

・不動産取得税
・事業税
・印紙税
・固定資産税
・都市計画税
・登録免許税
・所得税
・法人税など
これらが優遇されています。

例えば寺の境内で売っているろうそくや線香ですが、
それが商行為ではなく宗教行為と判断されれば消費税も非課税です。

極端な例えをすると
10円で仕入れたろうそく15円でまともな価格で売れば商売で課税対象ですが、
100円のぼったくり価格で売れば何かありがたい仏様に対する喜捨金(宗教行為)に
あたり無税となるとか。

宗教法人課税されるもの課税されないもの

非課税

葬儀、法事、本堂修復などの際に受け取る寄付金
その他季節ごとの法要など

宗教法人の収入には、寄付金、喜捨金などのように課税の対象とならない収入(特定収入)が多く、それによって課税仕入れに充てられているという特殊性があります。

国の税金に関するルールで、地代を「固定資産税+都市計画税」の3倍以内にすれば税金を支払わなくてもよい、という決まりがある

物的非課税 : 以下の「モノ」は固定資産税の非課税対象となります。地方税法でモノに対して直接的に非課税となることが定められているものです
宗教法人の境内用建物及び土地
・墓地・墓所・霊園

お寺の継承者は非課税

※相続税は非課税ですが、本堂は長男に、墓所は次男にというように分割はできません。後継者一人が独り占めになります。他の親族には宗教関連のものは相続できません。

後継者がいない場合、残された家族はお寺を引き払うことを迫られる可能性が出てきます。

宗教法人である寺の財産のうち、例えば仏像や仏画、儀式に使う道具などは信仰の対象として公益性を帯びており非課税と認められている。また、宗教法人名義の預貯金などの金融資産にも税金はかからない。これらは、僧侶の資格をもった後継者だけが、非課税で承継できることになっている。

お金を取って貸せば課税対象
無料駐車場なら非課税

不動産取得税・固定資産税については、宗教法人の本来の事業に供する不動産(境内地・境内建物)は、非課税となりますが、それ以外の不動産は課税されます。

同じ駐車場であっても、「参拝者用の無料駐車場」であれば、非課税ですが、「月極駐車場」であれば、不動産取得税・固定資産税が課税されるとともに、その収益については、前記のとおり、法人税・法人県民税・法人市民税が課税されます。

駐車場の運営や物販販売など、宗教行為によらない収入に対しては所得税が課税されます。(ただしこれも、一般企業と比較すると税率などの面で優遇措置があります。)

参拝者用の無料駐車場なら課税されませんが、貸出してお金を取れば税金が掛かります。

寺で使用する車も、「せいぜい中級クラスの国産車」までが、お目こぼしの範囲内。経済的に恵まれた寺の中には、「ベンツやポルシェなどの高級車を、寺の“営業車”とは別に所有しているケースもある」(都内の僧侶)といい、これらは個人的な贅沢品と見なされて課税されても仕方がない。

裁判所の判断はペットの霊園は宗教活動ではなく
「動物の骨を保管する倉庫」と判断し課税対象となりました。

ペットの供養は宗教行為にあたり、受け取る謝礼は収益事業に当たらないとして愛知県の宗教法人が課税処分の撤回を求めて訴えていた裁判で、名古屋地裁は「課税すべき収益事業に当たる」として訴えを棄却しました。

ペットの霊園に関しては例外も

住職と退職金の問題についてですが、ケースバイケースというのが、一般的な見方になってきています。特に判断が分かれるものとして、寺族が後継者を取ることができるかどうかについてです。また後継者になる人以外に子供がいるかどうかによっても、判断が分かれる可能性があります。

課税、非課税の境界線があります

※次のページを参照ください。

儀式部分に関しては非課税
飲食物の提供、物品の貸し付けなどの部分で収益があればそこには課税

※次のページを参照ください。

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butsujicodenightさん

自分の身近で起こったことや疑問に思ったことを中心に書いていきたいと思います。ちょっと前まで東海地方、現在東京都千葉の県境の僻地在住です。