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時代を先どるSF作家「平井和正」の偉業を振り返ろう

小説「幻魔大戦」シリーズや、漫画「8マン」の原作で知られるSF作家の平井和正さん76歳で亡くなられました。時代を先どった作品群、偉業をまとめてみました。

更新日: 2015年01月19日

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■8マン、幻魔大戦の平井和正さん、死去

漫画「8(エイト)マン」の原作や大河小説「幻魔大戦」シリーズなどで知られるSF作家、平井和正(ひらい・かずまさ)さんが17日午後8時5分、急性心不全のため神奈川県鎌倉市内の病院で死去した。76歳。

平井さんの長女によりますと、平井さんは去年夏ごろから体調を崩し、入退院を繰り返していました

公式サイトでは?

「平井和正 儀、かねてより病気療養中のところ、平成27年1月17日、76歳を以て、永眠いたしました」と報告

「長年にわたって皆様より賜りましたご厚情に心より感謝致します」と記された。

平井和正 儀、かねてより病気療養中のところ、 平成27年1月17日、76歳を以て、永眠いたしました。 長年にわたって皆様より賜りましたご厚情に心より感謝致します。

■平井和正とは?

中央大在学中の1961年、空想科学小説コンテスト奨励賞を受賞し62年、作家デビュー。

狼男が主人公の「ウルフガイ」シリーズや、「死霊狩り」3部作など、劇画的な要素の強い作品で人気を博した。

漫画「8マン」の原作を担当し、テレビアニメ化する際は脚本を手掛けた。

平井和正の妄想放火力がどれほど危険だったかというと、ウルフガイ連載中に作者だったか編集者だったかのとこへ「僕がウルフガイなんです」と名乗り出る少年がいたくらいだったと

■作家、漫画家から惜しむ声多数

平井作品が存在しなければ、現代のラノベの状況は有り得ない。そう断言すれば恐らく今の若い人は大袈裟だ、老害の過去美化だと思われるでしょう。だけど日本の漫画にとっての手塚と石森を足したような存在が、ラノベにもあったんだと、私たちは知っています

同世代の多くの人たち同様、中学生の時に『狼の紋章』を読んで以来、ひとしきり平井和正作品には熱狂したくちです。犬神明が天使になったあたりまでは追いかけておりました。訃報はやはり寂しいです。

「平」という字。「井」という字。「和」という字。「正」という字。どれも穏やかでまっすぐで人の心を波打たせない4つの漢字だけれど、この4字が組み合わさって「平井和正」となった瞬間、心臓をわしづかみにされるような激烈な情念が現出する。それが平井和正という作家が我々にかけた魔法だ。

平井和正先生の作品はとにかく読んで「面白い」「映像が目に浮かぶ」のがすごかったなあ。

きのうの夜、なんだか胸(心臓)がざわざわしてしようがなかった。もちろん単なる偶然だろうし、他に理由があるのかもしれないけれど、きのう平井和正先生が亡くなったことを知ると、何か繋がりがあるような気もしてしまう。そう思ってしまうくらい、私にとって平井先生は特別な作家です。

■ネットが普及する前から電子書籍を発売していた

過去の作品を含めたほとんどの作品を電子書籍としてWebで発表・配信し、携帯電話への作品配信もその最初期から行っている。

ノベルのデジタル化に熱心で、小説のインターネット配信のおそらく元祖でもある。

平井は2005年から電子書籍で『幻魔大戦deep』と『幻魔大戦deep トルテック』を上梓している。

平井和正氏は電子書籍に早くから手がけていて、小説に作家自ら注釈を付ける試みを行っていた。この辺りのアイディアは電子書籍に携わっている人たちは見習った方がいいと思う。

平井和正先生は、90年代後半には電子書籍を手がけてたよなー。 サイト名は「電子書店パピルス」だったかな。 ものすごい先見性やったと思う。

電子出版の経緯を「運命」と言い切る平井和正さん。

■描かれた作品は今でも新しい

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