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今、小学校で大流行中の「2分の1成人式」がヤバい理由

子どもの10歳の節目を祝う「2分の1成人式」が今、小学校で大流行している。子どもが夢を語ったり、親への手紙を読んだりすることで、感涙する親子もいるという。ある調査では行事に満足していると答えた保護者は9割にも上る。しかしその数字の裏には、「感謝を強制」される子どもたちの存在があった――。

更新日: 2015年01月21日

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silloiさん

最近、小学校で「2分の1成人式」が大流行

成人の半分の年齢、10歳を迎えたことを記念する行事「2分の1成人式」。お子さまが自分のこれまでを振り返り、将来の目標を立てることが多いようです。

成人の半分の年齢、10歳を迎えたことを記念する行事「2分の1成人式」。お子さまが自分のこれまでを振り返り、将来の目標を立てることが多いようです。

子ども達・・・手紙を読むと、泣き出す子が多数!
普段子ども達に面と向かって言えなかった、愛情あふれるご両親の言葉にあふれていました。
『怒ってばかりいるのはもっとステキになってほしいからだよ。ずっと私の宝物だよ』とか
『いつも寂しい思いをさせてごめんね。もっと甘えていいからね』などなど…。
子ども達もそれにこたえるように、『大好き!』『いつもわがまま言ってごめんなさい』など、
一生懸命書いていました。

夢をいっぱい抱えている子ども達。
一度立ち止まってそれぞれが 過去 現在 未来を 考えることで、
また新たな扉が開いていくんだなと感じました。

しかし、その感動の裏で…

女児がどういう心境で「ありがとう」と書いたのか、それは誰にもわからない。ただ一つ言えることは、2分の1成人式では、しばしば親への感謝が強制されるということである。

そして何よりも深刻なのは、「親は感謝されるほどに、子どもに尽くしているはず」という幻想が、式全体さらには学校教育全体を覆っているということである。

児童虐待に対する世間の無神経さ

昨今、家庭内における児童虐待の問題がこれほどクローズアップされているにもかかわらず、まるでそのような事態などありえないかのように、「感謝の手紙」が強制される。

虐待を受けている子どもが、学校では健気に、何事もないかのように振る舞うことは、よく知られている。とても元気な優等生が、じつは家庭内では毎日のように親からの暴力で苦しんでいるというのは、けっして珍しい話ではない。虐待は、それほどに見えにくい。

学校にさえも居場所を見いだせなくなる子どもたち

家庭で心身ともに深く傷つき、学校でも家族が美化されるとなれば、子どもはいったいどこに逃げればよいというのだろうか。

私たちが家族をただ素朴に美化し、子どもにそれを強制するとき、家庭で傷を負った子どもは、きっと私たちから離れていくことだろう。

記事を執筆したのは気鋭の教育学者、内田良准教授

教育学者としては異色を放つ金髪の風貌。柔道事故をはじめとして、学校内外で起こっている様々な教育問題に、思いもかけぬ視点から鋭く切り込んだ研究報告で知られる。

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