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デキる上司の新常識「サーバントリーダーシップ」とは

リーダーシップの本質とは、「サーバント」つまり、奉仕すること。これからのビジネスシーンで求められる「サーバントリーダー」の概念についてまとめます。

更新日: 2015年02月15日

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サーバントリーダーとは

リーダーというと、部下に強く指示・命令して動かすような支配型リーダーを思い浮かべがちですが、価値観が多様化する現代では、従来とは違ったリーダー像が求められるようになってきました。そのひとつが、グローバル企業を中心に多くの企業が取り入れているサーバント・リーダーです。

いわゆるリーダー的性格ではなく、陰で他人を支える方が性に合っているという方も多いはず。また、リーダーシップなんて自分には関係ないと思っている方もいるかと思います。そんな方におすすめしたいのが、「サーバントリーダーシップ」という考え方。

米AT&Tでマネジメント研究センター所長を務めたロバート・グリーンリーフ氏が定義し、1977年に同名の著書を出版しました。2008年末に出版された邦訳は、リーダーシップ関連の書籍のべストセラーになっています。

近年、この概念を組織マネジメントに活用する企業が増えています。

支援型リーダー = サーバントリーダー

支配型リーダーの対となる概念、それがサーバントリーダー。

いわゆる牽引型のリーダーシップではなく、目標に向かって邁進する部下や仲間を支援するリーダーシップのこと。

「リーダーのために部下がいる」ではなく、「部下を支えるためにリーダーは存在する」がサーバントリーダーシップの根本的な概念です。

これは部下に仕える、 従属する、こびるという意味では決してありません。後方からメンバーを支えて背中を後押しし、 時に下から支えながら自ら考えさせる、自ら動かざるを得ない状況を作り出すようにするのです。

職場やプロジェクトのメンバーを支援して、目標達成に導く、奉仕型のリーダーシップ。ビジョンを提示したうえで、コミュニケーションや信頼関係の構築を重視する。

管理・命令といった上からのベクトルで指導する従来のリーダーシップの考え方とは異なり、相手に対する思いやりや奉仕の精神を常に念頭に置くことが特徴

サーバント・リーダーシップのあり方は、トップダウンの一方通行ではなく、対話型のリーダーシップであると言うこともできる

「サーバント」という言葉は本来、「従者」あるいは「奉仕者」を意味します。一見、指導者を意味するリーダーとは相容れないように思われますが、サーバント・リーダーシップは、サーバントこそがリーダーのあり方としてふさわしいとする考え方です。

サーバントリーダーの概念を取り入れるメリット

「利他」を実践し、組織を己の力で支配しようとしないサーバントリーダーはチームに強い絆をもたらす。

サーバントリーダーは、使命感に溢れた人柄で、相手のことを心から思いやる心を持ち、相手を支え、相手に仕えます。
私たちは、サーバーントリーダーのことを「信頼できる」と感じ、無意識にサーバントリーダーに従います。

支配をしないサーバントリーダータイプの上司には、部下からの厚い信頼があります。

サーバントリーダーは、奉仕や支援を通じて、周囲から信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況を作り出します。

部下が恐れや義務感から行動するのではなく、サーバントリーダーの元では部下は主体的に行動を起こします。

サーバントリーダーの率いるコミュニティは自己組織化し、メンバーは自主自立した動きをする

上司が部下を動かすのではなく、部下が自ら動く組織に。

サーバント・リーダーシップは、うまく活用すれば、従業員満足と顧客満足の両方を向上させ、企業の信頼性を向上させることにつながります。

従業員の企業への帰属意識を高める上でも非常に有効な概念といえます。

サーバントリーダーに向いている人

サーバントリーダーに求められる10の資質。
(クリックで拡大)

サーバントリーダーには、「傾聴」「共感」「概念化」「気づき」「成長へのコミット」「コミュニティーづくり」など10の属性が必要とされています。

メンバーが才能や情熱を注ぎたいと思っていること、あるいはメンバーがそのように取り組めそうなことを察知し、その実現に向けて先回りし、環境を整備しておくという役割

コミュニケーションスキルも重要ですね。

サーバントリーダーには、他者を理解し、その可能性を引き出す能力が求められます。正しいことを「見抜く力」や「実行に移す力」があり、さらに、自分が持つすべての資源を他者に与えることができて、部下からは「この人にならついていきたい!」と思われるような人こそ、サーバントリーダーに適任でしょう。

工場などで、幹部が一般社員と同じ作業服を着て、共に食事をし、共に掃除をするという模範をみせる行動は、サーバント・リーダーシップの実践の一例である。

これからの時代のマネジメントの主流になるかも

サーバントリーダーシップの実例。
(クリックで拡大)

もし、リーダーがすべてを 1 人で決めて指示・命令でメンバーを思う通りに動かしていたら、メンバーは状況に応じて、自分で考えて行動する能力が養われない。環境変化や難しい状況への対応はできないだろう。

急激に変化する現代のビジネスシーンだからこそ、リーダーには自分で考えることのできる部下を育成する能力が求められています。

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