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えっ?…「インフルエンザワクチンは、効果がない」って本当?

インフルエンザが流行しています。予防接種を受けた人も多いのではないでしょうか?しかし、「インフルエンザワクチンは効果がない」との意見もあるようです。いったいどのような根拠があるのでしょうか?

更新日: 2015年01月24日

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hanbe2さん

・今年も「インフルエンザ」が流行する季節となりました。

インフルエンザの季節になりました

インフルエンザが猛威を振るっており、昨年後半から1月16日までに病院で受診した患者は600万人を超えた(厚生労働省調べ)

日本でのインフルエンザの流行期は3月までが一般的とされており、今年は流行期がやや長くなる可能性がある

・ところで、「インフルエンザワクチンは、効果がない」って、聞いたことはありませんか?

えっ?インフルエンザワクチンって、効かないの??

本書は200ページ程度の内容。引用文献は13件
その内訳(新書9件、研究班の報告2件、厚生労働省と消費者団体のパンフレット2件)

※ちなみに「学術論文」の引用は1件もありません。

国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)の疫学部感染症室長を務めたこともある医師の母里啓子氏

著作『インフルエンザワクチンは打たないで』(双葉社)の中で、衛生研究所の調査によると予防効果はないと断言している

・たしかに、インフルエンザの遺伝子は、流行が始まってからでないとわからない

どんな遺伝子のウイルスが流行するか
事前にはわからない

インフルエンザはA香港型、Aソ連型、B型などと分類しますが、同じ型であってもウイルスは細かく変異を続けているため、ぴったりと当てはまる型のウイルスを事前につくり出すことは事実上不可能です

実際に流行が始まってみないと、流行ウイルスの遺伝子の差異がわからず、また、ワクチンの効果の程度もよくわからないのです

・「インフルエンザワクチンは効果がない」という主張の根拠…「前橋レポート」

否定派の多くが『証拠』として挙げられているのが前橋レポートです

前橋レポートは、群馬県におけるインフルエンザワクチン接種地域と非接種地域とを比較して、集団でのインフルエンザ予防接種に効果があるか否かを調べたものです

この調査をきっかけに、集団予防接種を中止する動きが全国に広がり、最終的に、インフルエンザ予防接種は1994年に任意接種に切え替わりました

・ワクチンを接種した市と接種してない市を比べると、罹患率に差がない!?

【罹患率】   

・前橋  42.8% ※非接種率99.9%

・安中  45.6% ※非接種率100%

・高崎  40.1%

・桐生  43.0%

・伊勢崎 51.9%

【罹患率】

・前橋  27.7% ※非接種率99%

・安中  22.2% ※非接種率99.6%

・高崎  21.0%

・桐生  25.2%

・伊勢崎 29.1%

59年・60年ともそれぞれ40~50%台または20%台と年ごとに一定の範囲内に収まってお り、ワクチンの接種率と関係ないことがみてとれます。

伊勢崎市に至っては、59年も60年も半数以上の児童がワクチンを2回接種しているにもかかわらず、接種を受けていない上の赤枠内の二つの市より罹患率が高いほどです

接種を受けていない上の赤枠内の二つの市(前橋市、安中市)

「接種率50%台の2市と非接種の2市とを比較すると差がない」という疑問が湧きます

【昭和60年度】(二回)接種率50%台の2市(桐生市、伊勢崎市)と
非接種の2市(前橋市、安中市)とでは、差がないのでは??

・しかし、それはデータの読み方を間違っているのでは??

データの読み方がおかしいのでは?

この数字だけを見るとインフルエンザの予防接種には効果がないかの印象を与えますが、それは間違いです

ここに載っている数字はあくまで接種者と未接種者を含めた「全体の罹患率」を比べているだけです

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