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合気道の達人 塩田剛三はガチで強かったのか?

身長154cm、体重46kgと非常に小柄な体格ながら「不世出の達人」と高く評価され、「現代に生きる達人」「生ける伝説」とも謳われた、養神館合気道の塩田剛三は本当に強かったのか?漫画『グラップラー刃牙』に登場する柔術家・渋川剛気のモデルでもある彼の強さの秘密に迫る。

更新日: 2019年06月02日

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coco3nnさん

塩田剛三(しおだ ごうぞう、1915年(大正4年)9月9日 - 1994年(平成6年)7月17日)は、東京府四谷区(現・東京都新宿区四谷)出身の武道(合気道)家である。本名・塩田剛(しおだ たけし)。身長154cm、体重46kgと非常に小柄な体格ながら「不世出の達人」と高く評価され、「現代に生きる達人」「生ける伝説」とも謳われた。

数々の逸話

柔道家木村政彦は青年時代の木村はその実力から『拓大最強の男』と呼ばれ、「腕相撲では負けた事が無い」と豪語していた。それを聞いた塩田は腕相撲で木村に挑戦し、3回対戦して2回勝利したという。ただし木村はこの話を否定しており、「実際は塩田さんとは10回以上やって全敗した」と述べている。

植芝の門下生になった後、塩田は反射神経を鍛えるため、水槽の中を泳ぐ金魚の動きに合わせて左右に動くという訓練を8年間に渡って続けていた。その結果、塩田は超人的な反射神経と集中力を体得、視界から消えるとまで評された体捌きを完成させたと言う。反射神経にまつわる逸話は多く、自動車にはねられそうになった瞬間無傷でかわしてのけたという証言も残っている。

格闘家・岩倉豪は、セミナーで塩田に挑戦して左肩を外される重傷を負い、この時のことを「あれは超能力でもやらせでもなく、人体の構造を理解した本当の技術だ」と振り返っている。

1962年に養神館を表敬訪問したロバート・ケネディ夫妻の前で行った演武では、塩田の強さを疑ったケネディの申し出によって同行していたボディーガードと手合せを行い、これを圧倒している(この時の様子は映像にも記録されている)。ケネディは後年、この時の様子について、「私のボディーガードがその小柄な先生に立ち向かっていったところ、まるで蜘蛛がピンで張り付けられたように、苦もなく取り押さえられた。その後でボディーガードは 『今朝は食事をしてこなかったものですから』と言ってはいたが、食事をしてきたら勝てたとは言わなかった」と回顧録「世界訪問旅行」に記している。

大東流合気道の達人こと柳龍拳をボコボコにしたことで有名な格闘家岩倉豪は塩田剛三と戦ったことがある、曰く「塩田先生は本当に強かったんですよ。古武術というとインチキだというイメージがあるかもしれないですけど、ホンモノと偽物は全然違うんですよ。中でも塩田先生は、合理的に人間の関節や筋肉や神経なんかの構造をきっちり理解してたんじゃないですかね。ただの技というより科学に近い感覚だったと思いますよ。本当に肉体で“理解”されてたからああいう動きが出来たんだと思う。でも弟子に理屈で言って伝わるような性質のものじゃないから、色々いう人間が出てきてしまうのは仕方がない。僕も最初は“合気道なんぼのもんじゃい”みたいな気持ちで、グローブはめて、完全に殴り込みの気分でやりましたもん(笑)。でも舐めてたら、恐ろしい目に遭わされました」
「投げられて左肩外されたんですよ。問答無用で殴りかかったんですけど、その突進する勢いを利用されて、一瞬でとばされました。そのまま受け身の取れない角度でおとされたんです。アレは自分の身で確かめましたから言えますね。超能力とかじゃないし、弟子が師匠に遠慮して飛ぶのでもない。本当の技術ですね。たぶん、あのとき僕の首を折ろうと思えば折れたんじゃないですか?」

貴重な動画

合気道の達人として、今なお多くの人に語り継がれる故塩田剛三。遺された数少ない演武­の中から、これまで未公開だった演武を厳選。そして研修会、黒帯会において、合気道の­極意を高弟たちに伝授した指導風景など、生前の貴重な映像を多数収録。

合気道養神館の研修会とは、達人塩田剛三が合気道の精髄を伝えた特別稽古である。選ば­れた直弟子、専修生のみを対象とし、本当に効果のある技を身に付け、「中心力を確立し­、呼吸力を養成する」ことを目的に行われた。これは、当時の研修会の模様をそのまま収­録した貴重な映像記録である。

第59回全日本養神館合気道総合演武大会 養神館合気道
千野先生の演武

実戦合気柔術『渋川流柔術』の開祖。強い相手を倒す事に渇望し、御輿芝喜平(みこしば きへい)を開祖とする『護神流合気柔術』に入門する。後に渋川流柔術を立ち上げる。

関連書籍

合気道養新館を率い、達人として知られた“塩田剛三”の生き様や神業の数々、演武会での演武など様々な秘蔵映像を収録した作品。

塩田剛三氏が遺した、人生と武道についての名言や、合気道の「五つの力」などについて解説しながら、「五つの力」を養うことによって可能となる、達人ならではの日常生活の送り方、ピンチのときの心構え、そしてまた健康と成功の極意などをわかりやすく述べる。

小柄な体で戦中・戦後を駆け抜け、武の第一人者・名人にまで上りつめた剛三の波瀾の生涯と培われた数々の教訓は、読む者に深い共感を与える。また、武の心構えから技の修得までを志す者にとって、本書の分かりやすい解説は大いに参考になろう。甦る波乱の人生と武の極意。

死してなお合気道の達人として語り継がれている故・塩田剛三。彼が極意を高弟たちに伝授する風景や、素晴らしい演舞を収録。彼だけが出来た神技の数々をはじめ、全てが初公開となる秘蔵映像で構成されている。

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