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うつ病と似ているが全く異なる”双極性障害”とは?

”双極性障害”といううつ病に似た病気をご存知でしょうか?一見するとうつ病と似ていますが治療法もお薬も異なる心の病気です、今回はこの双極性障害についてまとめました。

更新日: 2015年01月28日

bc.pikoさん

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普通のうつ病とは異なる”双極性障害”

気分障害には、大きく分けて2つの病気があります。1つはうつ病、もう1つが双極性障害(躁うつ病)です。

医学的には「気分障害」というジャンルに入ります。うつ病と同じジャンルですが、うつ病とは全く違う病気です。

双極性障害の「双極」というのは、「2つの極がある」という意味です。著しく気分が高揚する「躁(そう)」状態と、意欲が低下し憂うつになる「うつ」状態という正反対の状態を繰り返すこころの病です。

双極性障害の特徴

▼ハイとローを繰り返す。

うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」といいますが、このうつ病とほとんど同じうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態も現れ、これらをくりかえす、慢性の病気です。

異常なほどの気分の高揚が持続し、「自分はえらい」「自分はすごい」という気持ち(万能感)が強くなります。

気分が良すぎたり、ハイになったり、興奮したり、調子が上がりすぎたり、時には怒りっぽく不機嫌になったりして、他人から普段のあなたとは違うと思われてしまう

気分がひどく落ち込み、憂うつな状態(抑うつ気分)が、二週間以上続きます。感情が振れなくなり、好きだったものに興味や意欲が持てなくなったり、何をしても「楽しい」と感じられなくなったり、おっくうで何も手につかなくなったりします。

俗に言う、「気分が変わりやすい」「気まぐれ」程度のものとは全く違います。普通の人の感情の揺れが-1~+1くらいだとしたら、躁うつ病の感情の揺れの幅は、タイプや人にもよりますが、その数十倍以上にも換算されるでしょう。

100人に1人の割合で発症

一生のうちにうつ病を経験する人は、日本では100人に5人前後、欧米では100人に10人前後と言われ、マスコミなどでもよく取り上げられ、近年よく知られる病気となってきました。

双極性障害は、100人に1人位しかかからない病気で、誰でもなりうる「うつ病」とはだいぶ違います。

多くの場合、うつ病から始まる

「うつ」だけを数回繰り返したのちに、ある日突然「躁」になる というタイプがあり、最初 は「うつ病」と思っていても、実は双極性障害だったということも多いようです。

うつ病と同様、疾患脆弱性ぜいじゃくせい(病気になりやすい性質)をもつ人に身体的あるいは心理的負荷がかかり、脳の機能のバランスがとれなくなると発病するとされています。

うつ病との治療法も異なる

うつ病は「うつを良くする」ことが治療の目標ですが、双極性障害では、「躁とうつの波をどうやって小さくするか」が治療目標となります。

うつ病と双極性障害では治療目標が違いますので、治療に使う薬も異なります。うつ病では主に「抗うつ薬」が処方されますが、双極性障害では主に「気分安定薬」や「抗精神病薬」が処方されます。

いったん治っても、放っておくとほとんどの人が数年以内に再発するので、ほぼ生涯にわたる予防療法が必要になります。

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bc.pikoさん