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時間の概念がない!? アモンダワ族の人々の生き方が凄い

ブラジル・アマゾンの奥地で1986年に"発見"されたアモンダワ族。彼らにはなんと、人間が普遍的に持っている概念と考えられていた「時間」を表す言葉がありませんでした。時間に追われる現代人に衝撃を与えたアモンダワの人々の生き方とは──。

更新日: 2016年11月20日

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アマゾン奥地で暮らす少数民族、アモンダワ族

アマゾン奥地に住む、ウルエウワウワウ(Uru-Eu-Wau-Wau)という先住民族の1グループ。

アマゾンの奥地には、沢山の部族が、それぞれ独自の生活様式を持ち存在するという。
その熱帯雨林気候の中で暮らす人々の中に、アモンダワ族(Amondawa族)という部族が居る

ブラジルのアマゾンには、今も文明社会とほとんど接触を持たず、独自の文化を保ち続ける部族が多数暮らしています。
今回紹介する「アモンダワ族」も、そんなアマゾンの先住民族のひとつ。

アモンダワ族が初めて世界に知られたのは1986年で、当時約150名あまりの人たちが生活していたことが伝えられた

彼らが初めて"発見"されたのは、およそ30年前。

彼らは今でも文明社会と隔絶して暮らす。彼らの独自の言語には、「時間」や「日付」「年」をあらわす言葉がない。

そして彼らの文化でもっとも特徴的かつ、驚くべきことが、"時間の概念をもたない"ことなのです。

彼らの文化には「時間の概念」が存在しない

アモンダワの人々には、時間の概念がありません。

南米、アマゾンの奥地アモンダワ(Amondawa)に住む人々は、時間に関する抽象的な概念がない

8週間、アモンダワの人々と共に生活をした研究者により、このことが発表されました。

時計やカレンダーも持っておらず、使っている独自の言語の中にも「時間」、「週」、「月」、「年」を意味する言葉がない

アモンダワ語には、時間、期間の語彙が存在せず、 時間や空間の抽象的思考がないようです。

その他、一切、時間そのものや時間を感じさせる言語は持たない。
例えば、過ぎ去る、後で、など

数字も「4」を意味する言葉までしかないようです。

彼らの世界には「昼」と「夜」、そして「雨期」と「乾期」の区別があるだけだ

彼らが時間の概念を持たないのは、それが彼らにとって必要なものではないから。

"時間をもたない" アモンダワの人々の生活

アモンダワの少女。

彼らは人生の節目で名前を変える。例えば、幼児は新生児が誕生すると自分の名前をその子に譲り、自分は目上の子どもから別の名前を引き継ぐという具合だ

年齢という概念もなく、その代わりとしてライフステージや共同体内の地位に応じて名前を変えるのだそうです。

自分で「考え方が子供の頃と変わった」「なにかしらの成長をむかえた」と思ったときは名前を変えて、別人に生まれ変わる

彼らは<空間化された時間>を持たないが、何不自由なく暮らしている

アモンダワの人々の生き方から、私たちは何を学べるだろう?

アモンダワの人々の住居。

「彼らにとって『時は金』ではありません。また、何かを達成するために時間に追われるというようなこともありません。誰も来週、来年のことなど話さないのです。なぜなら彼らには 『週』、『月』、『年』という言葉すらないのですから。彼らは一種の自由を享受している、幸運な人々と言えるでしょう」

アモンダワ族と共に生活をし、彼らについて調査したポーツマス大学のクリス・シンハ教授の言葉。

研究者曰く、
彼等は、事象を時間に埋め込まれたものとは見なさず、事象そのものの世界に生きている、という

時間と言うものが人間に絶対必要な概念ではないと言う事を証明できる可能性になる

これまで時間という概念は人間が普遍的にもっているものと認識されていましたが、そうではない証明ができたと言えます。

私たちにとって、唯一のリアルな時計は肉体の老化のみで、時間という込み入った観念は、文化的なつくりごとであり、一種のマインドテクノロジーである

現代社会に暮らす私たちにとって、「時間」なしの生活はありえませんが、皮肉にも、時間の概念を獲得したことで、本来得られるはずの自然な生きる喜びを減じているのかもしれません

「時間」なくして動けない私たちとは対極的な生活は、羨ましくもあるようで、でもやっぱり不便な気も…。

時間もお金も、便利グッズだったはずなのに、いつの間にかそれに縛られアップアップ喘いでいる。
生まれたては誰もが自由なのに・・・。

小さなコミュニティでは時間と争うことも予定を話しあうこともない。当然お金も必要ない。
どうして私たちは時間や空間やという概念を作ったのか、一度考えてみてもいいのかもしれない

しかし、そんな彼らの生活も変わりつつある…

研究者(左2人)とアモンダワの親子。

現在までこの部族は伝統的な狩りや作物栽培で生活しているが、現代文明が徐々に伝わり現在彼ら独自の言語も消滅の危機にある

彼らの住む地域は「ウルエウワウワウ先住民保障区域」としてブラジル政府に保護されていますが、そのすぐ周辺にも森林伐採の手が伸びているとのこと。

電気やテレビなど現代技術が徐々に彼らの生活に浸透していき、ついにポルトガル語を話す人まで出てきた

その結果、時間の概念を持たないアモンダワ族独自の言語は消滅の危機に曝されているようです。

現在、アモンダワの集落には電線も引かれ、少しずつ現代的な技術が浸透してきている。

彼らが「時間」という概念を初めて知ったとき、どう感じるのだろうか…。

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