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【これはひどい】重要判例:(山形県)余目町個室付浴場事件!!【風俗/ソープランド】

昭和43年、山形県の片田舎である余目町(現:庄内町)で法律の教科書にも載る大事件が起きました。それから裁判を重ねること10年、原告は大逆転の末に勝訴、行政の好き勝手な裁量に司法が釘を刺す前例となります。山形県民及び法律を学ぶ皆様には是非とも記憶に留めて頂きたい事件です。

更新日: 2019年02月01日

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sangolowさん

今から遡ること40年前、東北の寒村に、漢達の熱い闘いがあった・・・

余目町個室付浴場事件!!(最判昭和53年6月16日)

"@gyosei_hanrei: 個室付浴場(ソープランド)の開業を阻止することを主たる動機とする知事の児童遊園設置許可は行政庁の裁量の濫用となり違法である。(S53.6.16 余目町個室付浴場事件)" おなじ県内でこんな事件がw熟女の嬢しか集まらない気がwそういうことじゃナイ!

舞台となったお店の名前は「トルコハワイ」!!
※ソープランドのことを当時はトルコ風呂と呼びました。

被告会社Xの代表者Aは、個室付浴場(いわゆるソープランドのこと。判例では「トルコぶろ」と呼んでいる)の営業を行うため、建築確認を得て建物の建設に着手したが、その後、住民らによる反対運動がおこった。

けっづげだしょすおの子どびらださ見せらいねんでろや!!
おらえなのかまけでしまうでば!!

余目町および山形県の当局は、個室付浴場の開業を阻止するため、個室付浴場開業予定地から約134.5メートル離れた町有地を児童遊園施設とすることとし、(その施設から周辺200メートル以内の範囲では、個室付浴場の営業が禁止されることに着目しました。)昭和43年6月4日に児童遊園施設の設置認可の申請をし、同月10日に認可された。

Aは5月11日に公衆浴場経営許可申請を個人で行っており、6月6日にX会社を設立し、許可申請をX名義にて行い7月31日に許可を得た。その後Xは,8月8日に営業を開始したが、この時点ではすでに児童遊園施設が設置された状態であり、翌昭和44年2月25日、県公安委員会はXに対して営業停止処分をし、さらにXは風営法4条の4第1項違反で起訴された事案。

今のところ行政法、余目で個室付浴場業を営もうとしたXさん可哀想という印象しかない

ここまでの流れを時系列的におさらい・・・

昭和43年
経営者側の経緯
3月頃  :経営者Aが余目町に土地購入
3月11日:余目町経由で山形県に個室付浴場業用建物の建築確認を申請  
  23日:建築確認を得て建築に着手
5月11日:個室付浴場の営業に必要な公衆浴場法の許可をA名義で山形県知事に申請
6月6日 :法人化、改めて法人X名義で再申請
6月末  :建物完成
7月11日:(建築確認の)検査済証発行
7月31日:公衆浴場法の許可を受ける
8月8日 :営業開始

余目町側の経緯
5月初め頃:反対運動が起こる
 ⇒山形県当局は営業阻止のために児童遊園の設置を余目町に積極的に指導
6月4日  :余目町は山形県知事に児童遊園の設置申請
6月10日 :県知事は児童遊園の設置を認可

昭和44年2月25日、県公安委員会はX社に対し営業停止処分、さらに風営法等の違反で起訴。

つまり営業許可を出したら反対運動が起きた、でも許可は取り消せない、ならば・・・

(※法律上、許可を取り消す正当な理由がない。)

近所に児童公園作っちゃえば風俗営業等取締法により児童福祉施設の200m以内なら営業できないってルール適用できるからやっぱだめだよ!って出来るかも!

どうやら鶴岡市の婦人団体がやらかしてくれちゃったらしい・・・
※控訴審における控訴人の主張より

そして行政側はX社の営業を阻止するために200m以内の町有地に児童福祉施設である児童遊園を設置した・・・
X社は昭和43年8月16日頃から44年2月7日頃まで、禁止地域になってしまった場所で営業をしたため起訴されてしまう。

莫大な投資をした経営者からしたらたまったもんじゃない、彼は取消訴訟、からの国賠訴訟に打って出る!!

原審はX社敗訴、仙台高裁に控訴する。
控訴審、X社勝訴!!しかし行政が上告する。
その結果、最高裁にて・・・

被告X社勝訴!!無罪!!原審破棄!!

こいでまだソープ行がいっぜやぁぁぁぁぁ!!

めでたしめでたし・・・

そもそも何が問題だったのか??

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