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大人は読んじゃダメ!元祖“中二病”小説『ライ麦畑でつかまえて』を読んでみたい

永遠の青春小説と呼ばれ、発表から60年以上も経過した現在においても世界中の若者の心をとらえ続けている小説があるのだとか…。

更新日: 2015年02月01日

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だらくださん

元祖“中二病”文学だと!?

今から60年以上も前に発表され、元祖“中二病”小説として現在においても新たな読者を獲得し続けている作品があるらしい…。

「主観的」でありながら同時に共感しうる観念...きわめて限られた期間にしか感じうることのできない感覚が、この作品を取り巻いています。今で言う「中二病」というヤツ

それは…

思春期のよく分からない葛藤とか、青さとかそういうものを表現してる

村上春樹が翻訳を手掛けた事でも知られている。

野崎氏の翻訳は攻撃的で読者からの評価も非常に高く、一方、村上氏は若干賛否両論がありますが、文体が好きならばその世界に入り込んで読めます

作者は?

経歴【1919年〜2010年】アメリカ合衆国の小説家。

インタビューには一切応じず、写真も撮らせない。発表こそしていないが、書斎には十数冊の長編小説の完成原稿が積み上げられているという伝説もある

人とのコミュニケーションを極度に避ける性格として知られており、2010年に91歳で亡くなるまで米・ニューハンプシャー州で50年近くひっそりと暮らしていた

どんな内容なの?

主人公は「ホールデン・コールフィールド」という名の16歳の少年。

ホールデン自身、肉体は弱く、喧嘩もダメ。ただ口だけ達者で、実際に行動する時、緊張して、上手くいかない。いかにも、どこにでもいるひ弱な少年である

彼は高校を成績不振で退学させられ、落ちこぼれ意識と疎外感に苛まれていた。

誇大妄想癖があって、極端に自分の力を過信している節がある。でも本当は、人と関わっていたい寂しがり屋だし、自分は何者でもないことをちゃんと知っている

純粋な青年が社会のインチキな部分に折り合いをつけていこうと奮闘している

物語は、そんなホールデン君がクリスマス前のニューヨークを三日三晩、ひたすらに彷徨い歩くという流れ。

社会の側からすれば排除せざるを得ない規範から外れた少年ホールデンを、社会の側からではなく、少年の側から描いた

事実、暴力や飲酒、タバコの乱用、セックスへの言及など、発行当初は一部で発禁処分を受けていた事もあるらしい。

全編に渡り彼が触れ、見て、聞いて、そして感じた事を本人が読者であり聴き手でもある「君」に語るという形態を取る。

実は、この小説には「ストーリー」はあってないようなものなのかも知れません。ホールデン君の気持ち、思想、心理、感情といったことがものすごい勢いで語られており、それらは全て一人称

語り口がテンポよく小気味が良くて、読み出すと止まらなくなりました。「パンク小説」といわれるように、パンクロックの歌詞にもなりそう

タイトルの由来は…

それにしても印象的な『ライ麦畑でつかまえて』というタイトル。

ジャケ買い、ならぬタイトル買いしそうですよね

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