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世界で一番難しい言語は何語か?

世界で一番難しい言語は何語なのかという問いについて考えてみます。

更新日: 2015年01月31日

edmm89さん

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世界で一番難しい言語とは?

その人の「母語」によるというのが実情であろう。例えば我々、日本語話者は「漢字」の知識があるので、漢字が分からない国の人よりも中国語を学ぶのは楽であろう。一方、英語と日本語の間には共通点があまりないので、我々にとって英語の学習は難しいということになる。同じアルファベットを用いる、ヨーロッパ諸国の人の方が、日本人よりも楽に英語の学習ができそうだということが想像がつく。英語にはフランス語からの借用語が多いし、英語とドイツ語は2000年前までは同じ言語で分化したと言われるため、ドイツ語話者にとって英語の学習は比較的楽なのではないだろうか。つまり、世界で一番難しい言語は何語か?という質問は、答えるのが難しいということになる。

アメリカの外務職員局の見解は・・・

外交官などの専門職を養成する米国務省機関である外務職員局(FSI: Foreign Service Institute)が英語を母語とする者が、日常的・専門的コミュニケーションにほとんど不自由のないレベルまでに外国語を習得するのにかかる期間を元に各言語の習得難易度をまとめている。

出典http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20090919/1253362856

FSIで学ぶ人の平均年齢は40歳ほどで、英語を母語とする者であり、言語教育全般に対する適性が高く優秀であり、また多くがいくつかの外国語に関する知識を持っているということに留意しなくてはならない。彼らは1週間に25時間ずつ6人以下の少人数のクラスで勉強し、1日に3時間から4時間ほどの自習を続けた。

1週間に25時間ということは、平日1日5時間ずつの勉強をし、また1日3~4時間ほどの自習をしているということなので、平日は一日8時間~9時間、休日も3時間~4時間ほどの自習を続けたということである。もともと語学に適性のある人が、がり勉状態で語学を習得した場合、日常的あるいは専門的コミュニケーションにほとんど不自由のないレベルに到達するのにどれだけ時間がかかるかを示したものだ。

カテゴリー1(英語と密接な関係を持つ言語)-約半年(23~24週間)で習得可能

アフリカーンス語
デンマーク語
オランダ語
フランス語
イタリア語
ノルウェー語
ポルトガル語
ルーマニア語
スペイン語
スウェーデン語

カテゴリー 1.5 - 30週間~36週間で習得可能

ドイツ語(約30週間)
インドネシア語(約36週間)
マレー語(約36週間)
スワヒリ語(約36週間)

カテゴリー2(英語と大きな言語的或いは文化的な相違のある言語)-約1年(44週間)で習得可能

★付きは、同じカテゴリー2の中でも相対的に難しいもの

アルバニア語
アムハラ語
アルメニア語
アゼルバイジャン語
ベンガル語
ボスニア語
ブルガリア語
ビルマ語
クロアチア語
チェコ語
★エストニア語
★フィンランド語
★グルジア語
ギリシャ語
ヘブライ語
ヒンディー語
★ハンガリー語
アイスランド語
クメール語
ラオス語
ラトビア語
リトアニア語
マケドニア語
★モンゴル語
ネパール語
パシュトウ語
ペルシャ語
ポーランド語
ロシア語
セルビア語
シンハラ語
スロバキア語
スロベニア語
タガログ語
★タイ語
トルコ語
ウクライナ語
ウルドゥー語
ウズベク語
★ベトナム語
コサ語
ズールー語

カテゴリー3(英語話者にとって習得が極めて困難な言語)-約2年(88週間)で習得可能

88週間で習得可能とあるが、米国内でのみ勉強せずに、学習期間の後半にあたる44週間はその言語が話されている国に留学して学習することが推奨されている。

★付きは、同じカテゴリー3の中でも相対的に難しいもの

アラビア語
広東語
北京語(いわゆる中国語)
台湾語
呉語(上海語)
★日本語
韓国語

つまり、英語話者にとっては日本語が最も難しい?

FSIで開講されている言語の中では、日本語が最も難しいという見解が出されていることがわかった。日本語が、英語から最も遠い距離にある言語だということだろう。日本人が英語が不得手であるということも納得がいく。英語話者にとって、日本語の文法体系は英語と大きく異なり、また、日本語の表記体系であるひらがな・カタカナ・漢字(漢字もまた、一つの字に複数の読み方が存在する)も複雑であるため、以上のような結果が出たのであろう。

日本語より難しそうな言語も・・・

しかし、世の中にはさまざまな言語があり、どう考えても習得でできなさそう言語というものが存在する。。

コイサン語族は、歴史的にコイとサンの人々によって話されてきた。 今日では南西アフリカのカラハリ砂漠とタンザニアの一部地域で(サンダウェ語、ハヅァ語)話される。 特徴は吸着音を音素とすることや、50を超える吸着音と140を超える音素を持つクン語や、 厖大な音素の目録を持ち、キーキー言う咽頭音を持つコオ語を含むことである。

50を超える吸着音?140を超える音素?キーキー言う咽頭音?一体、なんだそれは?!そんなたくさんの種類の音を人間は区別して発音し、聞き取ることができるのだろうか?

キーキーいう咽頭音を含むコオ語。どのように発音しているのだろうか?舌打ちのように聞こえる音も、それぞれ少しずつ音が異なる。

動画開始1分後から、奇妙な音を含む言語で話す人々の姿がみられる。原始的な人々が話していたと思われる言語に近いとのこと。(現在、これらの音は多くの言語が消滅してしまったという。)

非常に多彩な舌打ち音(クリック音ともいう)を有していることがわかる。

やはり、地球上には多くの言語が存在し、どれが一番難しいなどということは決められなさそうだ。実は、英語や日本語は話者が多く、学習法が確立した学習環境があるというだけでも、それだけで実は習得が簡単な言語に属するのかもしれない。舌打ち音を含むようなアフリカの部族の言語に教科書などあるだろうか・・・。

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名前:叡田 周
年齢:20代
性別:男子
言語:日本語・韓国語

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