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年金が減ってしまう…?初適用される「マクロ経済スライド」とは?

厚生労働省は30日、2015年度の年金額を原則0・9%引き上げると発表しました。しかし2015年4月「マクロ経済スライド」を初めて適用するため、4月分から額は増えても、実質的には目減りします。初の適用となった「マクロ経済スライド」とは?

更新日: 2016年05月29日

kyama77さん

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年金財政が大幅に悪化するのを避けるため、一定の調整率を決めて年金の支給額を差し引いて伸びを抑える仕組みにした。

●「マクロ経済スライド」を適用する理由

・物価に連動して年金額を増加すると、現役世代の負担率が上昇するため

今後、保険料の負担者である現役世代が減少する中、物価に連動して年金額を増加していくと、現役世代の負担率が、どんどん上昇してしまうため、

物価や賃金額の伸びから、「スライド調整率」を差し引いて、年金額を改定していきます。

スライド調整率とは、はやくいえば、現役世代の人口減少率と平均余命の伸び率を足したものです。

つまり、物価が上昇した場合であっても、物価スライドによってその物価上昇分は全部年金受給額に反映されるのではなく、マクロ経済スライド分(0.9%)は伸びが抑制されます。

・現在の年金水準は「もらいすぎ」状態にあるため

高齢者が受け取っている今の年金水準は「もらいすぎ」状態にある。これを適正額に戻すため、0.5%減らすことも減額要因となる。

「もらいすぎ年金」の解消は、マクロ経済スライド実施への道を開くことを通じて、受給世代への「痛み」の負担が本格的に始まることを宣言することになる

年金受給者にとっては、ますます厳しい時代になって来ます。

●「物価スライド」とは?

2004年までは「物価スライド」といって賃金や物価などの伸び(消費者物価指数)を元にして年金額を変更

前年(1~12月)の消費者物価指数の変動に応じ、自動的に翌年4月分からの年金額を改定するものです。

・これまで抑制策が適用されてこなかったのは、デフレが長く続いたため

これまで抑制策が適用されてこなかったのは、物価が下がるデフレが長引いたことも要因の一つ

日本ではデフレが長く続いたため、本来であれば、給付額は減額されているはずだが、これは実施されなかった(物価スライド特例措置)。

・現時点での年金受取額は、現役世代と比べ不公平感がある?

公的年金の支給額は、前年の1月から12月の物価や賃金の水準に合わせて毎年4月分から金額が見直されます。

同30歳の場合は年金を受け取れるようになっても現役世代の収入の50.6%しかもらえない見込みで不公平感がある。

現役世代が支える人数は、高齢者1人につき2000年度は3.9人で、2025年度の人数は2.1人、2050年になると1.5人になるという見通しです。

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