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"うたう旅人" 松田美緒が蘇らせた日本の歌に、強く心打たれる

主にポルトガル語・スペイン語圏の国々で歌手活動を積み重ねてきた日本のシンガー/旅人、松田美緒。そんな彼女が2012年から取り組んでいるのは、日本各地の素晴らしい伝承歌を発掘し、作品として残す「日本のうたプロジェクト」。彼女自身がフィールドワークで集め、表現したそれらの歌が、胸に響きます…。

更新日: 2015年02月11日

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"うたう旅人" 松田美緒 プロフィール

まつだ・みお(1979 - )
秋田県出身の歌手。

ポルトガル、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、ベネズエラ、ペルー、カーボヴェルデなどポルトガル語・スペイン語圏の国々で、さまざまな土地を旅をしながら歌を追求してきた“うたう旅人”

日本では希少な、ポルトガルの伝統音楽「ファド」の歌い手として有名です。

ラテン諸国と日本をつなぐ新世代のシンガー

ポルトガル語・スペイン語圏の国々で現地の主要ミュージシャンたちと共演を重ねてきた経歴の持ち主。

ポルトガル語圏の国々の歌を中心に歌う、ジャンルの枠に収まらない希有な存在の歌手

朝日生命「保険王」CFソングの歌唱や、鼓童とコラボレーションするなど、国内でも精力的に活動しています。

圧倒的な歌唱力に加え、世界各地に根付いた音楽を学んで摂取していく旺盛な行動力と好奇心を持った歌手

これまでに5枚のアルバムを発表。2012年1月より「日本のうた」プロジェクトを始動。

ポルトガル、スペイン、カーボヴェルデや南米諸国を軸に活動してきた彼女が、ここ数年は自身のルーツである日本の歌に取り組んでいます。

そんな現代の吟遊詩人が再発見した「日本のうた」が凄い

シンガー、松田美緒の「日本のうたプロジェクト」集大成とも言える作品(CD+BOOK)。

収録曲:
1 山子歌(秋田県・鹿角)
2 木びき唄(徳島県・祖谷)
3 木負い節(ヨイヤラ節)(祖谷)
4 花摘み歌(長崎県・伊王島)
5 アンゼラスの歌(伊王島)
6 こびとの歌(伊王島)
7 原釜大漁歌い込み(福島県・相馬)
8 トコハイ節(福岡県・行橋)
9 レモングラス(小笠原諸島~ミクロネシア)
10 移民節(ブラジル)
11 子牛の名前(ブラジル)
12 五木の子守唄(ブラジル版)
13 ホレホレ節(ハワイ)
14 祖谷の草刈り節(祖谷)

ここ数年「クレオール文化の視点で日本を見る」ライブに軸足を移した松田は、世界を歩くうち、そこに共通して息づく根源的な人間の営みや音楽の成り立ちを感じ、日本にも共通点があるのではないか、とフィールドワークを続けた

彼女の最新作『クレオール・ニッポン─うたの記憶を旅する』がCDブックというかたちで、2014年12月15日にアルテスパブリッシングより発売されました

“うたう旅人”松田美緒が、日本の知られざる伝承曲にとりくんだニュー・アルバム+書き下ろしエッセイ

秋田、祖谷、長崎、相馬、行橋、小笠原、ハワイ、ブラジルまで旅して、日々の暮らしから生まれ、その土地で大切に歌い継がれている14曲がおさめられています。

この歌は、ミクロネシアから小笠原に伝わった伝承歌なのだそうだ。
戦争の影を感じさせながらも、島の若い恋人たちの瑞々しく素朴な恋愛を歌う。

熱が込もったヴォーカルの小粋さもさることながら、ジャズやブラジル音楽のようなアコースティック・アレンジがとても素敵。

ピアノ、パーカッション、ウッドベース、サックスというシンプルな編成で、懐かしくも新しいサウンドがとても素敵です。

松田美緒は「クレオール」を「混在し、拮抗し、融和するルーツ、混じり合った血、そこからはじまる新しい創造の次元」と定義する。「遥か昔から何通りもの道を通って来た人たちが混ざり合ってできたこの日本で、豊かな地域性こそがクレオールであり、そこから歌が紡ぎだされる」。

「クレオール・ニッポン」収録の、ブラジル移民たちが歌った歌。
サンパウロの日系移民資料館に残されていた名曲が蘇った。

日本全国を旅し、各地の伝承歌を探し訪ね、歌ってきた松田美緒「クレオール・ニッポン」のドキュメンタリーPV。

みんなの評価

第一声にして持ってかれた。
あぁ、この人は人々の願いを神様に上げるために歌う人だ。
そんな思いを持った。

日本の端々からブラジルまで、知られざる日本語のうたを、探し、旅する、美緒さんの探究心にも、ほんと頭が下がりますが、そうして発見されたうたとその演奏の素晴らしさ、かっこよさといったら!

どんな歌も、美緒さんの身体を通過すると、彼女からしか発することの出来ないエネルギーを纏います。
このCDにある曲のほとんどが、私とも古のご縁がある長崎、徳島の地のものだったことも驚きですが、福島の相馬の歌も心が大きく揺さぶられました。

フィールドワークを続け、ホームにいる100歳のおばぁちゃんから、途切れ途切れの記憶の中の歌を聞き出し、紡いで来たからこそ、なんだろう。
演者が見えていないものは、受け手には絶対見えない、ということをまざまざと見せつけられた。

Twitterの声

TABIZINE<あなたの知らない日本を巡る音楽の旅『クレオール・ニッポン』>海外移住している私の心にとても響いた、松田美緒さんのCDブックは、ありきたりでない音楽紀行。紹介された土地のなかでも隠れキリシタンの島や小笠原へ行ってみたい。tabizine.jp/2015/02/01/287…

松田美緒さんのCD+BOOK「クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する」昨日購入。帯の惹句「日本の多様な原風景を探し求めて、祖谷(いや)伊王島、小笠原からブラジル、ハワイへ-うたをめぐる壮大な旅がいま始まる」次々につながっていくうた、人。旅人の美緒さんだから出来た本だ。

お弁当の読書はいよいよ松田美緒さんの『クレオール・ニッポン 歌の記憶を旅する』に。山への祈り、木引き唄と深い山間にはじまり、今日読んだのは、長崎・伊王島のキリシタンに伝わる「こびとの歌」。歌の由来が、まるで神に導かれるように解き明されてゆく過程に胸が熱くなりました。

松田美緒のCDブック『クレオール・ニッポン』を購入。隠れキリシタンや移民たちなど、土地の人々によって歌い継がれ、そして埋もれていった歌の数々に衝撃を受ける。彼女がその土地に赴いて、丁寧なフィールドワークを重ね書かれたエッセイも胸を打つ。ちょっとね、あまりに素晴らしくて、もう。

松田美緒さんの本と同梱のCDが届く。 すごく良い! 脳の前の辺りから心地良い痺れの薄い幕がジワ〜っと全身を包んでいくような感じがする。良い歌い手を知れて幸せだぁ…。 pic.twitter.com/JEfWLunQRI

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