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高齢者に増えている薬疹!?皮膚病 類天疱瘡(るいてんぽうそう)とは?

私の父が2015年初頭、類天疱瘡になってしまったのですが、類天疱瘡とはどういう皮膚病なのか、どういう経過をたどるのか、原因は?類天疱瘡は家族にうつる??など介護されてる方にお勧めのまとめです。10万PV以上の人気定番まとめ

更新日: 2017年05月17日

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はじめは単なる赤い発疹?介護している父がたどった経過

こちらの方は
類天疱瘡ではないと思うのですが、
こんな感じの発疹から始まりました。

よくありそうな普通の赤い発疹でした。

ある薬を処方されて(※後述)、飲みだして約1週間。
当初、私が入浴介助していたときには気付かなかったんですが、
訪看さんの入浴時に赤い発疹があちこちにあると言われるんですね。

訪問医療の先生にその旨を伝えましたが、
乾燥という判断になり、
薬のせいではないと言われたんですね。

そのため、そのまま薬を飲み続けると、どんどんひどくなり、
皮膚科のある病院を受診することにしました。

そこでは、
ぜにたむしの可能性や水虫、ダニの可能性が疑われましたが、
顕微鏡で見られた結果、
その菌などは見つからず、理由は不明とされました。

そこで、病院では、
1週間ネリゾナ軟膏0.1%
(中程度のステロイド剤の塗り薬)で
様子を見ることに。

それとそのきっかけとなったのは、
薬の薬疹ではないが、飲まないでとのことでした。

一週間後、少しだけ良くなったように見えたのですが、
先生はよくなっていないとして、病名はたぶん類天疱瘡だけど、
この病院では皮膚生検ができないので、
大学病院を紹介するとされました。

この画像は、
そのきっかけとなった薬(後述)を飲みだして
約3週間後くらいの
大規模病院を受診する前の
父の皮膚の状態です。

あちこちに、赤い発疹が広がり、
しかも立体的に盛り上がっていきました。

こちらも父の画像。

次に所々、
水疱ができてくるようになっていました。

かゆみはかなりきつかったようで、
無理やりかきむしったような跡や
血だらけの部分もありました。

水疱がつぶれたような跡とかも。

紹介を受けた大規模病院を受診すると、父はすぐに丸裸にされ、
全身をチェックした後、画像を撮られ、
皮膚の一部を切り取られる生検が行われました。

中規模病院の先生がすぐに地域医療連携の手配をしてくださり、中規模病院は金曜日に受診したのですが、翌週の月曜日に大規模病院を受診することが出来ました。

初見で
(重傷ではありませんが)類天疱瘡だと思う
とされたうえで、
生検の結果と血液検査の結果で
確定する旨を告げられました。

薬疹ではないが、
そのきっかけとなった薬は飲まないで
とされました。

そして、すぐに飲み薬のステロイド剤と
塗り薬のステロイド剤を処方されました(後述)

どんどん悪化していき、かゆがる父に、
どうしたらいいかちょっとわからなくなってましたが、
ここで少し安心できました。

そもそも類天疱瘡とはどんな病気なんでしょうか。

高齢者に増えている皮膚病 類天疱瘡とは?

類天疱瘡(水疱症)は
やけど、虫さされや各種の感染症などのはっきりした原因なしに
皮膚に水疱を作る病気

年齢的には60歳以上、特に70~90歳台の高齢者にみられます。

類天疱瘡の患者さんは高齢者に多く、
最近の日本の高齢化により、さらに多くの患者さんがいると考えられます。

どうやら、ご高齢の方に多い皮膚病で、
通常の感染症ややけど、虫刺されなどのはっきりした原因のない、
なぜだかできてくることがある皮膚病のようです。

類天疱瘡のメカニズム

皮膚を作る表皮と真皮の境にある
基底膜に存在する接着因子であるヘミデスモソームの
構成タンパクである
BP230とBP180に対する抗体ができることによっておきる病気です。

表皮と真皮の間にある接着成分の
BP230とBP180というたんぱく質に
対する抗体ができて起こる病気。

自己抗体(抗BP230抗体、抗BP180抗体)によって接着が阻害され、
水疱やびらんが形成されるそうです。

自分の体の中に皮膚のたんぱく質を攻撃する抗体ができちゃうようです。

(ちなみに)類天疱瘡は、
うつりませんから心配しないでください。

自己抗体によって自分の皮膚を攻撃している状態なので。

そもそも類天疱瘡の治療とは?

軽症で治療が不要な症例以外では、
自己抗体の産生と働きを抑える免疫抑制療法が必要となります。

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ラッコは漢字で書くと海獺。海の獺(カワウソ)だよー。