「近隣国の若い女性たちに来てもらえばいい」と今後需要の増える介護について移民を受け入れる一方、「移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない」とした上で、

  もう20〜30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、
  私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに
  分けて住む方がいい、と思うようになった。

  (産経新聞 2015/02/11付 7面)

と住居の隔離とも取られかねない主張を展開している。

出典曽野綾子さん「移民を受け入れ、人種で分けて居住させるべき」産経新聞で主張

居住区を「分けて住む」は「住居の隔離」でしかないし(「~とも取られかねない」とは何と腰の引けた表現を)、live separatelyで直訳になると思うが、それは難しい言葉でいえばsegregateで、segregationは、南アの言葉(アフリカーンス語)でいえばapartheid(アパルトヘイト)だ。

Apartheidは英語に直訳すればapart-hoodで、「分けられた状態、分けられていること」。
http://en.wikipedia.org/wiki/Apartheid
※「アパルトヘイト」を英語と思いこみ「ヘイト」をhate(憎悪)と解釈している例も見たことがあるが、間違い。

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2月11日付産経新聞掲載の曽野綾子氏の発言が「日本にもアパルトヘイトを」論として英語圏に伝わっている

2月11日といえば、世界的には「ネルソン・マンデラが釈放された日」で、今年2015年は25周年(四半世紀)の節目の年です。そのタイミングで「日本の大手新聞のひとつ」が掲載した「名誉白人」的な人種隔離推奨の文章は、ロイターやWSJなど大手報道で世界に知れ渡っています。orz

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