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高等遊民と呼ばれる有名人たち

月9ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」から発信された「高等遊民」というワード。では高等遊民として知られる人にはどんな人がいるのでしょうか?

更新日: 2015年02月15日

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この記事は私がまとめました

まず高等遊民とは何か

私が持っている広辞苑には「高等遊民」という言葉は載っていませんでした。
代わりに「遊民」はありました。
ユーミンじゃないですよ。

夏目漱石の「それから」の主人公、長井代助は大学を出て何年も仕事に就いていない。「三十になつて遊民として、のらくらしてゐるのは、如何(いか)にも不体裁だな」と親になじられる代助である。明治の末期、こういう働かざる若者がたくさん現れて高等遊民と呼ばれた。

これだけ見るとやっぱりニートじゃないかと思ってしまいます。

大学等の高等教育機関で教育を受け卒業しながらも、経済的に不自由がないため、官吏や会社員などになって労働に従事することなく、読書などをして過ごしている人のこと。

ウィキペディアだと「高等教育機関」を出てかつ、「お金に不自由してない」というのがキーワードにされているようですね。

頭が良くてもお金持ちなので働かなくて暮らせるのが前提条件でしょうか。

最終的に昭和初期満州事変・日中戦争へと続く対外戦争の中で起きた軍需景気により、就職難が解消し、国家総動員体制の元で何らかの形で戦争へ動員され、高等遊民問題は解消に向かっていった。

なるほどですね。

高等遊民として知られる人々

富裕層であることが前提なのでなかなかいないでしょうが……

頑張って紹介したいと思います!

太宰治

かっこよくて、エリートで、お金持ちとか。
それなのに何が憂鬱で「人間失格」とか書いてたんでしょうか。

高等学校を卒業後、大学に入学しますが、創作活動に陶酔しまともに通わず留年を繰り返し、あげくには除籍されてしまいました。もちろんその間も実家からの仕送りで贅沢な暮らしを送っていたのでした。

悲劇的なイメージが強い太宰治。画像もアンニュイな表情ですが、恵まれていたと言えるでしょう。
でもよく考えたら創作活動はしてますから、遊民とまではいかない気がします。

夏目漱石の小説の登場人物

夏目漱石の作品の中には遊び歩いているような人物がよく見かけられますが、漱石は高等遊民にただならぬ思い入れでもあるのでしょうか。

もうすでに実在の人物ではないところがミソですね。
やはり遊民は働いていないので歴史に残らないのでしょう。

『それから』の長井代助

代助の父は実業家で、時代の波にのり、成功していた。次男の代助は学生時代から裕福な生活を送り、卒業後も一戸を構えるが就職せず、実家にもらいに行く金で、社会とは距離を置く、自由気ままな生活を続ける。

小説内の人物なのでこういう人もあるのでしょうが、現実での高等遊民は他人から書き記されない限り有名にはなりえないですね。

『こゝろ』の「先生」

先生はほとんど毎日家にいて、本を読んだりしていた。家には美人の奥さんと下女がいるきりで、子どもはいなかった。仕事をしている様子はない。先生がどうやって生活をしているのかは不明だが、なにがしかの恒産があることは確かだった。つまり先生は、高等遊民なのである。

幼い頃に両親を亡くしている先生。引き取られた先で財産管理を任せていた叔父にうらぎられるも、残った財産を売り払い、利子だけで不自由しない生活をできるようになったみたいです。
先生は贅沢はしてませんね。

川端康成の小説の登場人物

川端康成自身は高等遊民ではないですよ。

『雪国』の島村

東京の下町出身。親の遺産で無為徒食の生活を送り、フランス文学(ヴァレリイやアラン)や舞踊論の翻訳などをしている「文筆家の端くれ」。子供の頃から歌舞伎になじみ、以前は日本舞踊研究に携わっていたが、ふいに西洋舞踊研究に鞍替えした。旅が趣味。東京に妻子あり。小肥り。

とんでもなく雅な男かと思いきや、妻子ある身でふらふらしているのはいただけません。

高等遊民は家からあまり出ないイメージでしたが、旅行が趣味ということでアクティブですね。

有名な高等遊民は以上

調べてみて気がついたのですが、遊民と呼ばれる以上は働いていないわけですから功績とかがあるわけでもなく歴史上活躍もしませんから情報がないんです。

なのでちょっと(勝手に)高等遊民のような方を探してみました。

pha(ファ)さん

「ニートの歩き方」という本を執筆されたそうですが、ブログを読んでいると高等遊民の香りが漂ってきます。

森博嗣先生

大学に勤務していましたが、小説家に転向、そして現在は執筆活動はほとんどしていません。

自宅での趣味を重視しているようで、すばらしい作品(小説もエッセイも工作も)を多数作っておられましたが、小説はもう書かないみたいですね。

いままでのお給料とか印税とか色々考えるとお仕事をしていない?今は趣味に没頭する高等遊民と呼んでもいいのではないでしょうか。

現在、探そうとしてもなかなかそれらしい人はいません……

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