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hawkeye510さん

ジェットストリームアタックとは?

ジェットストリームアタックとは、黒い三連星が使用した攻撃フォーメーションの名前であり、もともとは宇宙での対艦船戦闘用に考案されたものであった。まさに三者三様に異なる彼らのパイロット特性を、最大限に生かすかたちでフォーメーションが構成されている。

黒い三連星

正式名称はジオン公国軍のキシリア・ザビ率いる突撃機動軍第7師団第1MS大隊司令部付特務小隊。A・ガイア大尉を中心に、開戦以前の教導機動大隊第2中隊D小隊に在籍していたパイロットが中心となって構成されている。当初はダークシーブルー、あるいはダークグレーで塗装されたMS-05B ザクIを乗機としており、一年戦争に至るまで数回に渡りメンバーチェンジが行われていたが、宇宙世紀0079年に勃発した一年戦争初期のルウム戦役直前よりガイア、オルテガ、マッシュの3人に固定され、正式に部隊が結成された(このときの乗機はMS-06C ザクII )。

彼らはジェットストリームアタックと呼ばれる三位一体の攻撃フォーメーションで、地球連邦軍部隊に攻撃を敢行。連邦軍艦隊の総司令であったレビル中将(当時)の乗る旗艦アナンケを撃破し、脱出を図ろうとするレビルを捕虜にした功績からエースパイロットとしてその名をとどろかせることとなる。また、この功績からMS-06S ザクIIが与えられている。「黒い三連星」の異名は、このMS-06S以降に彼らの乗機が黒を基調としたパーソナルカラーに塗装されていたことによる。開戦前からその能力ゆえ、軍内での立場を優遇されていた彼らは、独自の指揮系統により行動することを許されており(C型に搭乗していたのは、慣熟による連携を重視したため)、彼らは三位一体の攻撃により14隻もの艦船を撃沈していたが、スコアは個人単位では1/3とされて4.6隻となり、ぎりぎり「エース」には届かない計算となる。だが、彼らの結束は固く、あくまでチームひと組の戦果をすべてとしており、その点に関する不満はなかったという。

この技の攻撃手順は、まずメンバーそれぞれが搭乗したモビルスーツが縦一列に重なって並び、真正面からみると1機のみが攻撃対象に向かっているように見せかける。そしてそのまま攻撃対象に向かって接近し、1機目が対象に一撃目を加えてすぐさま列から離れ移動、直後に2機目が同様の箇所に攻撃を加える。これを3機目まで実行し、攻撃対象に深手を負わせるというものである。もっとも、これは進入角度を選んで対宙砲火による被弾率を最小限に抑えられる場合(ガンダムはこのとき、ビーム・ライフルを携行していなかった)のパターンであり、漫画『THE ORIGIN』では他に複数のフォーメーションが存在する描写がなされている。

シャアやホワイトベース隊のような例外(ニュータイプ)あるいは運用極初期ならばともかく、モビルスーツは小隊単位で運用される兵器であるから緊密な連携プレーこそが肝要であり、複数のフォーメーションが私的・公的に存在するのは当然とも言える。現にコンスコン隊のリック・ドム隊は熟練のフォーメーションでガンダムの背後をとることに成功している。つまりシャア含む他エースが「単独行動」であったのに対し、黒い三連星は非常に高い水準でフォーメーションを使いこなす熟練小隊であったといえるだろう。

アニメ版での攻撃例

アニメ版第24話でガンダムに対してかけたジェットストリームアタックは2回で、その内容は以下のとおりである。

1回目
1.まず、先頭のガイアがサーベルで斬りつける(ガンダムには届かず、ガンダムもサーベルを空振りする)→ガイアは上へ逃げる

2.次峰のマッシュが空振りして隙を見せたガンダムをバズーカで砲撃(ガンダムは頭を下げて避ける)→マッシュは左へすれ違う

3.後衛のオルテガがさらにバズーカで砲撃(ガンダムは頭を下げて避け、バズーカを斬る)→オルテガは上へ逃げる

4.マッシュが背後からバズーカで砲撃(ガンダムはジャンプして避ける)

2回目
1.ガイアが胸部拡散ビームで目くらましをかける(ガンダムは上に逃げる)

2.マッシュが身をかがめたガイア越しにバズーカでガンダムを砲撃(ガンダムはガイアを踏み台にしてバズーカを避け、サーベルでマッシュを突き刺し、さらに縦斬り)

3.オルテガが上に跳んで斬りつけようとしたところを、上空でミデアに体当たりされる。

小隊メンバー

オルテガ

リーダーで、髭面の男。階級は大尉。長距離戦闘を得意とし、常に攻撃の先頭に立つ役目を担う。自ら先駆けて敵機の技量や能力を分析し、瞬時に有効な手段を判断する。テレビ版第24話でガンダムにジェットストリームアタックをかけた際、先頭を切ってガンダムに向かっていくが、乗機のドムはジャンプしたガンダムの「踏み台」にされてしまい攻撃はかわされてしまう(この際に口走ったセリフは有名)。その際にマッシュ機が撃墜され撤退。そして第25話でオデッサ戦の最中、オルテガと共に再度ガンダムに挑むが、遂にオルテガも眼前で倒されてしまう。怒りに燃えてガンダムをGスカイイージーから蹴落とし、上空からヒート剣を振りかぶって襲いかかるが、交錯した際にビームサーベルで機体を貫かれ撃破された。

マッシュ

隻眼のメンバー。階級は中尉。中距離戦闘を得意とし、砲撃の名手でもある。傾向の異なる他の2人の技能を有機的に連帯させる、いわばコンビネーション攻撃の調整役である。第24話でガンダムにジェットストリームアタックをかけた際、2番目にガンダムに攻撃を仕掛けるが、マチルダ中尉のミデアが割って入った際にスキを突かれ、前列のガイア機を踏み台にしたガンダムのビームサーベルによって乗機のドムが貫かれた後、そのまま真っ二つに両断され撃破、戦死する。

オルテガ

一番の巨漢。階級は中尉。面長であったため、ヘルメットも特注の物を使用していた。白兵戦や近接戦闘を得意とし、コンビネーション攻撃の「とどめ」の役を担う。第24話でガンダムにジェットストリームアタックをかけた際、3番目にガンダムに攻撃を仕掛けようとするが、マチルダ・アジャンの乗るミデア輸送機がフォーメーションの最中に突撃を敢行、オルテガのドムは体当たりされ、攻撃を阻まれる。オルテガのドムは、ミデアの操縦席めがけて両手を組んで打ち下ろし、これを撃破。しかしマッシュが戦死したことで2機は後退。その後第25話でガイアと共に再びガンダムに挑むが、Gスカイイージーに乗ったガンダムにビームサーベルで胴斬りにされ敢えなく戦死する。

主な搭乗機

時期によって仕様は異なるが、いずれも当初より彼ら独自のパーソナルカラーともいえる一般機とは異なる塗装が施されていたのが特徴である。特にMS-06S型以降に採用した黒と紫を基調としたパターンは、彼らの通り名の由来ともなり、彼らの死後もその栄誉を称えてMS-09の制式塗装に採用されたほどである。いずれも突撃機動軍のマークをパーソナル・マークとして機体に描くという(『How to build Gundam』誌のディオラマが初出)後付け設定があるが、漫画『THE ORIGIN』では文字通りの黒い三ツ星マークがあしらわれている。

MS-05B ザクI
MS-06C, S ザクII
MS-06R-1A 高機動型ザクII
MS-09 ドム

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