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学術展示か見せ物か?人体標本の展示会

「プラスティネーション」と呼ばれる遺体保存技術を利用して作製した200体以上の人体標本を展示する「ボディ・ワールズ」がドイツの博物館で始まった。日本の「人体の不思議展」を始め世界で開催されている人体標本の展示会。プラスティネーションによる標本展示は見せ物か?学術展示か?

更新日: 2015年02月19日

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rainshineさん

ドイツで人体標本を展示する「ボディ・ワールズ」が始まった

「プラスティネーション」と呼ばれる遺体保存技術を利用して作製した200体以上の人体標本を展示する「ボディ・ワールズ」がドイツの首都ベルリンの博物館で18日から始まる。

「プラスティネーション」とは?

プラスティネーションとは、人間や動物の遺体または遺体の一部(内臓など)に含まれる水分と脂肪分をプラスチックなどの合成樹脂に置き換えることでそれを保存可能にする技術のことです。

解剖標本の中から水分を取り除き、プラスチックの樹脂に置換して固める。スライスになった切片標本、または遺体そのままの形の実形標本ができる。

プラスティネーション技術をもちいて組織液を合成樹脂に置き換えることにより、臓器を腐らない状態でしかも生々しい外見で長期間展示できるようになったのである。

高濃度のホルマリンやアルコールに浸かった標本は触ることができません。一方、プラスティネーション標本は、さわることができる標本です。

開発したのはグンター・フォン・ハーゲンス氏

「プラスティネーション」は、死体から体液と脂肪を取り除いて保存する技術で、ドイツの解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス氏が開発した。

主として死体に関わるビジネスを行っているため「死の医師」の異名を持つ。

標本により巨万の富を得ている

誰なのかわからない死体達は十数年も世界を周り、数千万人の目にさらされてきた。世界各地の展示会でハーゲンス氏は2億ドル以上の富を得たと報じられている。

人体標本展の開催などで知られるドイツの解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス氏が、人体標本のインターネット販売を開始した。アクセサリーに加工した標本なども取り扱っており、物議を醸している。

ただし、こうした本物の人体標本を注文できるのは、研究や教育、医療目的での使用を証明する書類を用意できる人に限られる。

自身も死後、標本になると明言

自身がパーキンソン病の末期にあることを明かすとともに、死後に遺体を標本として展示する計画を独紙ビルトに公表した。「わたしが死んだら、人体標本展のキュレーターを務める妻のアンゲリーナが遺体を人体標本化する。準備は着々と進めている」

完成した人体標本は、「人体の世界」展の会場入口に展示される予定という。「来場者を歓迎するポーズを取って入口に立つ。死んだ後もお客さんたちを喜ばせたいと思っている」と語った。

日本を始め世界で開催されている人体標本の展示会

現在、数カ国で倫理上の問題が指摘され、開催が禁じられているが、一方で、現在もヨーロッパ巡回展が行われ、米国ニューヨーク中心地タイムズスクエアでは同氏の「作品」が屋外無料展示されており、「死体イベント」がいまだ催されている。

「BODY WORLDS」や日本の「人体の不思議展」では、バスケットボールをするポーズをとった標本や、胎児を見せた妊婦の標本などが展示され、日本でも話題を呼び、多数の来場者が訪れた。

実際に見た方の感想は?

プラスティネーション(プラストミック)で固定されてしまうと、筋肉も臓器もパサパサした状態になってしまって、色もくすんで生々しさはまったくなくなります。

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