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「ナンバ歩き」とは江戸時代まで人々が歩いていた歩き方と言われていますが、最近ではスポーツの世界でもナンバ的な動きを取り入れレベルアップに繋がっている種目も増えて来ています。

冬季オリンピックのノルディックスキーの競走やバイアスロン競技でも、ストックで体のバランスをとりながら早く坂道を登るときに、ナンバ歩きのように駆け込むシーンが見られた。

ナンバ歩きが一躍注目を集めたのは、陸上競技の末続慎吾選手が、世界陸上パリ大会で、200メートル決勝で20秒03という記録を出した時のこと。末続は陸上競技(トラック競技)でアジア初の銅メダルを獲得した。記者会見で末続は「ラスト50メートルでナンバを意識しました。」

◆若者は知らない。「ナンバ歩き」ってなんだ?

右手と右足、左手と左足が同時に出る歩き方がナンバ歩き

「ナンバ」とは、同じ側の手足が同時に出る歩き方(同側型動作)の事です。

右手と右足、左手と左足を同時に前に出す歩き方。江戸時代にはふつうの歩き方であったともいわれる。

語源は「難場」で、「難儀な場所」「難儀な道」を意味し、そんな場所では自然と膝の上に同じ側の手をあてて膝と肘を伸ばしながら歩く姿勢になります。

◆江戸時代の日本人はナンバ歩きだった!?

日本の伝統芸能である能や歌舞伎、日本舞踏の舞台での手足の動きをみていてもよくわかると思いますが、これらの所作の基本はすべて右手-右足、左手-左 足を同時に出すナンバの動きになっています。

江戸期、浮世絵に描かれる庶民の歩き方は、全てがナンバ歩きです、、相撲や古武術、民舞などをみても、その事実が分かります。

相撲取りがすり足して鉄砲を繰り出す際には、それこそ、右手と右足が同時に前に出て、左手と左足が同時に前に出るのです。

ゴリラの走り方もなんばである。

東洋のサルなどと言われていたのはこのせいか?

◆実は違った!?「ナンバ歩き」の定義

ナンバ歩きの不自然で誤解を生む「右手右足を同時に出す歩き」という説がまかり通るようになったのは、こんな静止のポーズで撮った写真が原因

ナンバは「右手ではなく、右半身(右腰・右肩)が右足と同時に出る動作」と正しく伝わるようになってほしいものです。これすなわち腰を捻らない動作。

実際やってみたらわかるけど、右手と右足を一緒に出すような歩き方は、もうガチガチそのもので、余計に疲れてしまいます

◆現代ではほとんど見かけないナンバ歩き。

元来、西洋人の歩き方と日本人の歩き方は違います。西洋人はしっかりと踵から地面を踏みしめてつま先で蹴り出し、堂々と大またで肩と腰をねじりながら歩きます。これは靴文化から来ています。

ナンバ歩きは、江戸時代までの日本人の歩き方、日本古来の歩き方です。 明治維新以降、着物から洋服への変化などの影響もあり、日本人の歩き方は、変化してしまった

一説には、従来のナンバ歩きが廃れた原因は、明治初期に徴兵制が導入された際、西欧式軍事教練が学校教育に右手と左足、左手と右足を同時に出し、体をひねる歩行が取り入れられた故であるとされ、また衣服や住居の作りが西欧化したこともその要因に挙げられる。

◆そんな「ナンバ」がスポーツや健康法として注目を浴びている。

ナンバ歩きは、当時の歩きの再現という感覚ではなく、どんな路面の道であっても効率的に身体を使うことで、より足腰への負担の少ない、安定感のある快適歩行

体の反動を利用する西洋式の動きとは異なる、この日本古来の動きを応用した健康法が注目を集めている

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ddexxxさん

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