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ついに有罪評決!闇サイト「シルクロード」の黒幕の意外な素顔

史上最悪の闇サイトと言われるシルクロード(silk road)の黒幕「ロス・ウルブリヒト」被告に有罪評決が下りました。裁判で続々と明らかになる被告の意外な素顔と新たな黒幕の疑惑などをまとめました!

更新日: 2015年03月31日

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この記事は私がまとめました

霧生幻さん

史上最悪の闇サイト「シルクロード」運営者に有罪評決!

米ニューヨーク・マンハッタン地区連邦地裁の陪審団は、違法薬物取引サイト「シルクロード」を創設・運営していたとして、ロス・オルブレクト被告(30)に有罪の評決を下した。

男女6人ずつから成る陪審団は、4週間の裁判を経た後、3時間強の評議の末、すべての訴因に対し有罪判決を下した。

米国での裁判では陪審員が下す判断を「評決」、裁判官が下す判断を「判決」と呼びます。最終的に裁判官が判決を決める日本の裁判と違い、米国では陪審員の評決にある程度従って裁判官が判決を言渡します。よって陪審員の評決は非常に重い意味を持ちます。

マネーロンダリングの共謀、コンピューターのハッキング、麻薬取引などの7訴因で有罪となった同被告は、終身刑に処される可能性がある。量刑の言い渡しは5月15日。

ウルブリヒトがFBIに逮捕されたのは2013年10月、刑事告訴されたのは翌年2014年2月だった。

そもそも「シルクロード」ってどんなサイトだった?

別名「ドラッグのeBay」

シルクロード(英語:Silk Road)は、アメリカ合衆国で薬物などの不正販売闇市を経営していたウェブサイト(闇サイト)

「Silk Road」は、あらゆる種類の違法な商品を求める者にとって、おそらく最もよく知られた闇市場 Webサイトです。そこで取引されている違法な商品は、違法薬物から銃器、暗殺依頼にまで多岐に及びます。

マリファナ、LSD、ヘロイン、コカインなども含めた薬物1万3000品目あまりが売買され、「ドラッグのeBay」とも呼ばれていたという。扱っていたのは薬物にとどまらず、マルウェアや海賊版コンテンツ、乗っ取られたAmazonなどのアカウント、クレジットカード情報、さらにはTwitterやFacebookのハッキングサービスまで販売していたとされる。

Silk Roadの経営規模ですが、訴状によれば売上高は950万ビットコイン超で時価約12億ドル(1170億円)、仲介手数料は60万ビットコイン超で時価約8000万ドル(78億円)にも及ぶそうです

同サイトはTor(トーア)ネットワークという匿名性の高いインターネット接続が可能な仕組みを使って運営されており、唯一の決済手段としてデジタル通貨「ビットコイン」を採用していた。

2013年10月2日、2年半にわたる運営の後、Silk Road は、米連邦捜査局(FBI)により閉鎖され、所有者が逮捕されました。

逮捕されたロス・ウルブリヒト被告はどんな人物だったか?

予想外の好青年ぶり…しかも闇サイトで稼ぎまくってたのに月1000ドルの部屋をルームシェア。

「Dread Pirate Roberts(以下DPR)の名でSilk Roadを牛耳った人物」としてFBIが逮捕したのは、テキサス州在住の29歳の青年だった。

マフィアの首領にも薬物ディーラーにも見えず、またハッカーイベントにいるようなモヒカン少年や、研究者タイプの若者でもなく、まるでアウトドア派の学生のごとき健康的な、「Dread(恐怖)」という言葉の対極にあるような好青年だった。

彼は、オンラインでは「ドレッド・パイレート・ロバーツ」という名で知られ、当局が「インターネットで最も精巧かつ大規模な闇市場」と呼ぶサイトを運営していた。

※ドレッド・パイレート・ロバーツというハンドルネームは『プリンセス・ブライド』という名の、映画にもなった小説に登場する架空のキャラクターからとったと言われている。

12億ドル以上を稼いだSilk Roadを運営し、そのうちの8千万ドルを彼自身の利益にしたという。全ての容疑を否認しているウルブリヒトは、実際のところ当局によって約14万Bitcoin(当時のレートで約120億円)を押収されている

しかし、質素な生活を送る29歳の人物で、サンフランシスコにある月1000ドルの家賃の部屋を2人のルームメイトとシェアしていた。

「闇市場のボス」として捕らえられた彼の様々な個人情報は、簡単にインターネットで検索できる状態だった。あろうことか、彼は「LinkedIn」のアカウントすら持っていた。

ウルブリヒト容疑者はLinkedInプロフィールで、大学院を終えたあとに「進路を変更」し、人々に「社会制度や政府」による力を利用せずに生きるという経験を「直接経験させる」ことにフォーカスを置くようになったと述べているという。

呆れるほどストレートな主張を、彼は本名と顔写真入りでオンラインに掲載していた。正体を知られたくない黒幕の行動だとするなら、それはあまりに突飛だ。

ウルブリヒトが図書館で現行犯逮捕された際、彼はDPRとしてSilk Roadのサポートスタッフと情報交換をしている最中だったが、そのときの相手のスタッフはFBIのDer-Yeghiayan秘密捜査官だった

警察はオンラインで匿名情報を集めたり、おとり捜査をしたり、ウェブサイトのオーナーに気づかれることなく違法サイトを捜査したりできる。目を付けてから2年後、連邦捜査官はウルブリヒトの後をつけ、グレンパーク図書館での逮捕にこぎつけたのだ。ウルブリヒトのパソコン画面に証拠があり現行犯逮捕だった

訴状によるとSilk RoadのWordPress登録は2011年1月23日で、その2日後には「altoid」のハンドルで各種掲示板に「匿名のAmazon.com」を宣伝してる人物がいます。そのAltoidというハンドルも後でウルブリヒト容疑者のGmailに関連付けられていたのですね。なんという無防備。

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