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一生忘れ得ぬ衝撃。「バナナの叩き売り」をジャズにした変態音楽家

これほどの珍曲、他にあるでしょうか?ブラジルの奇才音楽家、エルメート・パスコアールの楽曲「Feira de Asakusa(浅草の市場)」に衝撃が広がっています。

更新日: 2016年08月30日

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浅草のバナナの叩き売りが、見事なジャズに

ブラジルのミュージシャン、エルメート・パスコアールの「Feira de Asakusa(浅草の市場)」という楽曲。
最初は叩き売りのおじさんの声だけ、2回目はその声を楽器のメロディーにし、3回目に和音やリズムも加えて…

曲全体は1分半くらいだが、最初オジサンが叩き売りをしていて、「なんだこれ?」と思うかもしれない。
それでも気にせず、最後まで聴いてみよう。

「コレはねぇ〜50銭だ50銭。え?50銭っ高い?よし!負けちゃおう45の40!もう一声35!・・」ちょっとしたやり取りで出た1曲。

ただの「バナナの叩き売り」が…!

やたらかっこいい音楽に!!

話し言葉をメロディー化する独自の手法で、浅草の「バナナのたたき売り」の口上を見事な楽曲に仕上げているのだ。

浅草商人の口上にピッチとハーモニーとリズムをアドオンしていく様相は、氏の天才(変態)ぶりが伺えます。そしてとてもアーティスティック。

なんらかの有機的なリズムを持ったフレーズは、的確なジャズ式のコード進行とそれにあった音程を付ければ「ジャズになる」ということなのだ。

初めて聴いた人は衝撃を受けること間違い無しの1曲です。

ネットでも話題

ブラジルの音楽家エルメート・パスコアール。その浮世離れした風貌からか、聴かず嫌いな所がありましたが、凄い才能だと感じたのがこの曲。浅草のバナナ叩き売りの口上を即興的に音楽に昇華した「Feira de Asakusa」。凄すぎる。 youtu.be/V35lTsxeIoE

夕方のバラカンさんの番組で聴いて、こいつはすごいと思った。叩き売りの喋りをそのままメロディにしてしまうなんて天才すぎる! Hermeto Pascoal - Feira de Asakusa (Asakusa Market) bit.ly/pacRJ5

Hermeto Pascoal にゆっくりとハマり中。 みんなもFeira de Asakusa 聴いてみてよこれ。 m.youtube.com/watch?v=RIXHW_…

「どんな変なメロディにも伴奏は付けられる」ということを、ブラジルの生きる伝説、エルメート・パスコアール先生が過去に証明していますHermeto Pascoal - Feira de Asakusa (Asakusa Market) youtu.be/RIXHW_ML3tU

くっそ何度も聴いてしまうw3回目、立派なアレンジが流れだすこと自体がギャグに聴こえるw - パスコアールがたたき売りに合わせて演奏 Hermeto Pascoal / Feira de Asakusa (Asakusa Market) youtube.com/watch?v=RIXHW_…

さいきん朝方にラジオ流してたらエルメートパスコアール?おじさんのFeira de Asakusa って曲が流れてきて何事かと思った

収録アルバムはこちら

エルメート・パスコアールの"Feira de Asakusa"が収録されているのはこのアルバム。
モーガン・フィッシャーのプロデュースによるオムニバス盤だ。

収録されているのはパスコアールのアルバムではなく、在日イギリス人キーボード奏者モーガン・フィッシャーの『ミニチュアーズ2』(2000年)。

「ミニチュアーズ」というアルバムタイトルが示すとおり、60組のアーティストが1分間という制約の中で、それぞれ個性を発揮した約1分の楽曲を提供している。

日本からは加藤登紀子、宮沢和史、おおたか静流らが楽曲を提供しています。

エルメートのみ空気をよまず(?)1分半におよぶ長めの楽曲となっているが、これは日本人ファンとしては是非とも聴いておきたい。

パスコアールの「Feira de Asakusa」は1997年6月の録音らしい。そしてこれだけ長い。

パスコアールは一時期、このような演説や動物の鳴き声にメロディーを重ねる手法に凝っていて、何曲かはアルバムにも収録されている。

同様に演説などを音楽にしてしまった曲は代表作「Festa Dos Deuses」などにも収録されています。

彼はこのやり方を"som da aura"と呼んでいて、講義などでは入場案内の声を録音して、リアルタイムで(!!!)このコードづけを実演します。

エルメート・パスコアールという正真正銘の天才

1936年6月22日 -
ブラジルの作曲家、アレンジャー、演奏家(ピアノ、フルート、サクソフォン、ギター等)。

ブラジル音楽における最重要人物の一人であり、即興ミュージシャン、革新的な作曲家としても知られている。

あらゆる万物を楽器に変えてしまう天才。

アルビノ由来の白髪・白髭が印象的な、天才おじいさん

アルビノのため日光の元で遊んだり働くことができず、幼少時より日中の多くの時間をバンドネオンなど楽器の練習に費やしてきました。

幼年期からバンドネオンやフルートなど複数の楽器を学び、10代半ばにはラジオやクラブでの演奏活動などでキャリアをスタート。

フルート、ピアノやアコーディオンをはじめとする鍵盤楽器類、打楽器、トランペット、サックス、フルート、ガットギターやバンドーラその他弦楽器を演奏するだけでなく、笛、ヤカン、ミシン、チューブ、水、髭(!)他、ありとあらゆるモノで音楽を奏でる真のマルチプレーヤーであり天才作曲家。

音楽においてここまで多彩な才能を見せる人は、他に知りません。

彼の音楽は、奇抜なメロディーや転調を繰り返す複雑な進行、変拍子の多用など、演奏者に高度の技巧を要求するが、プリミティヴな力強さと類稀なる美しさを併せ持っている。

パスコアールと43歳年下の妻で音楽パートナーでもあるアリーナ・モレーナ。

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