1. まとめトップ

この記事は私がまとめました

■ 『民事不介入』の原則とは?

民事不介入(みんじふかいにゅう)とは、日本の警察の民事紛争に関わるかもしくはそれに類似する事案を忌避する行政慣行、もしくはその理由となる不文律を指す。

「民事不介入」原則というのは、皆さん一度は聞いたことがあると思いますけれども、警察は一々、犯罪とは関係のない個人間の紛争には立ち入りませんというものです。

「何かトラブルが生じたとしても「警察は、犯罪とは関係のない個人間のトラブル(=民事事件)には立ち入りません」というものです。

■ そもそも「刑事」と「民事」の違いは?

□刑事事件

刑事事件は、国が「犯罪を起こしたと疑われる者」に対して犯罪が行われたか捜査をし、裁判でその人が罪を犯したのかどうか、犯したとしてその場合の刑罰は何が適正かを判断する事件です。

殺人、窃盗、交通違反など

□民事事件

民事事件は、一般人(法的には「私人」(しじん)といいます)と一般人との間の権利や法律関係に関する事件です。例えば、貸したお金を返してもらうとか、品物を売った代金がまだ支払われていないので代金を支払ってもらうなどが典型的です。

離婚、相続など

■ 刑事事件でなければ警察は動かない

紛争が生じ、市民の通報または警察官自身による現場の目撃をもって、警察官は紛争解決のための行政行動を発動する。しかし、暴力など明確に刑事事案に発展する要件が存在しない場合は、事情聴取などを行って情報収集に務めることになる。

警察が民事介入することができない典型例としては、夫婦や親子、兄弟間のトラブルなど親族間の紛争(例:遺産相続をめぐっての争いなど)が挙げられます。

■ 民事不介入が問題となった事件

□ 桶川ストーカー女子大生殺人事件

記憶に新しいのは埼玉県桶川市のストーカー殺人事件です。殺人事件になる前にも名誉毀損罪や脅迫罪などで対応できたはずなのに、放置したがために殺人事件にまでなってしまったのです。

□ 栃木リンチ殺人事件

行方不明になっている息子が方々で借金を重ねて転々としていることに、何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとして栃木県警・石橋署の生活安全課を訪ねた。だが担当官は父親に「息子さんは自発的に仲間と行動しているようなので、捜査する訳にはいかない」などと言って何の手立てもしなかった。

■ 警察に対する批判の声も

いわゆる暴力団といわれる組織がいまだに健在なのは、このような行き過ぎた「民事不介入」原則があることも大きいと思います。

過去に、「警察は人が殺されてからでないと動かない、何の為の警察だ!」と批判の矢面に立たされた事が有りました。

ストーカー殺人事件などの時に「警察の民事不介入の原則」が引き合いに出されることが多い。

■ おわりに

本来の意味は市民同士が自由にやりとりする(私的自治の原則)を尊重し犯罪行為にならなければ口出ししませんよ。と言う意味で民事には介入しないという意味では無いのです。

警察の関係の方々にはよろしく民事アレルギーを起こさず、犯罪は犯罪として対応していただけますことを願ってやみません。

1