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【号泣裁判】京都介護殺人は他人事じゃない【温情判決】

2015年3月15日フジテレビ系『赤と黒のゲキジョー・号泣裁判』で取り上げられて再び話題に上がっている、2006年の京都府伏見区での京都認知症母殺害事件。異例の温情判決で「地裁が泣いた」ともされています。

更新日: 2015年03月13日

mykelgenkiさん

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■事件の概要

「もう生きられへん。此処で終わりやで」

2006年2月1日未明、京都市伏見区の桂川の遊歩道で、区内の無職片桐康晴(当時54歳)被告が、認知症の母親(86歳)の首を絞めて殺害、自身も死のうとしたが未遂に終わった。

「他人に迷惑をかけたらあかん」

母親の認知症は2005年4月頃から症状が悪化(中略)夏ごろには介護保険を申請し、アパートの近くの施設でデイケアサービスを受け始めたが、昼夜逆転の生活は戻らなかった。Kは献身に介護し、7月頃には仕事を休職している。9月頃、工場勤めをしながらの介護に限界を感じたKは仕事を辞め、自宅で介護しながらできる仕事を探したが見つからなかった。

生活費に窮するようになったKは、自分の食事を2日に1回にし、母親の食事を優先した。こういった苦しい状態になると、人は普通親類なり友人なりに頼るものである。しかしKはそうはしなかった。Kの心にはいつまでも父親が生前言っていた言葉が去来していたからだ。

「他人に迷惑をかけたらあかん」

「もうお金もない。もう生きられへんのやで。これで終わりやで」

夜、母子は伏見にいた。もう戻ることのできないアパートの近く、桂川の河川敷。次にどこへ行きたいかと聞かれて、母親が「家の近くがええな」と言ったからである。午後10時のことだった。
 
 2月1日。厳しい冷え込み。Kは車椅子の母に防寒具をかけてやった。それから何時間か過ぎた。
「もうお金もない。もう生きられへんのやで。これで終わりやで」
 Kは泣きながら目を覚ましたばかりの母に語りかけた。母親は「すまんな」「ごめんよ」と泣きじゃくる息子の頭を撫で、「泣かなくていい」と言った。

「そうか、もうアカンか、K。一緒やで。お前と一緒やで」

そして意を決し、車いすのうしろにまわってタオルで母親の首を絞めた。絞め続けた後、苦しませたくないために首をナイフで切った。
 Kは遺体に毛布をかけた後、包丁と折りたたみナイフで自分の首、腕、腹を切りつけ、近くにあったクスノキの枝にロープをかけ首を吊ろうとしたが失敗した。「土に帰りたい」と走り書きしたノートの入ったリュックサックを抱いて、冷たい雨の降るなか虚ろな表情で佇んでいた。

 通行人によって2人が発見されるのは午前8時ごろのことである。

「生まれ変わるのなら、また母の子として生まれたい」

6月21日の公判では、「同じ様な事件が後を絶たないのはなぜか」という裁判官の問いに、Kは、
「今日、明日を生きるために立ち上がる機会と、考える時間、そしてお金を与えて下さい」

7月21日、東尾龍一裁判官は「結果は重大だが、被害者(母親)は決して恨みを抱いておらず、被告が幸せな人生を歩んでいけることを望んでいると推察される」として、Kに懲役2年6月、執行猶予3年を言い渡した。

■生活保護は受給できなかったのか。

生活保護を受けようと区役所へ2度申請したが、失業給付金の受給などを理由に基準を満たさず断られた

判決で東尾裁判官は「献身的な介護を受け、最後は思い出の京都市内を案内してもらい、被告に感謝こそすれ決して恨みなど抱かず、厳罰も望んでいないだろう」と、母親の心情を推察。

半面、「公的支援が受けられず経済的に行き詰まった」と行政対応に苦言を呈した。被告は昨夏、何度か社会福祉事務所に生活保護の相談に行った。しかし「頑張って働いてください」などと門前払いされた。この対応に「被告が『死ねということか』と受け取ったのが本件の一因とも言える」と裁判官。「介護保険や生活保護行政のあり方も問われている」と強調した。

■担当ケアマネジャーは助けられなかったのか。

心配した担当のケアマネジャーが訪問したのは皮肉にも事件前日だったという。玄関前に雨でぬれた傘が立ててあったが返事はなかった。ホームの施設長は「面会を拒否されれば、どうしようもない。個人情報の関係で無理に本音も聞き出せない。閉じこもってしまった本当の理由はわからないまま」と漏らす。制度のはざまで暮らす人たちの実態把握は難しい。自分から助けを求められない介護者にも目が行き届かないのが現状だ。

■世間の反応

これから彼の片桐さんの人生を生きてほしい。
天国のお母さんのためにも自殺なんてしないでほしい

殺人という行為は絶対に許されることではない。 だけど…こんな事件はもうあって欲しくない。

■2015/3/15、フジテレビ『赤と黒のゲキジョー・号泣裁判』にて取り上げられる

号泣裁判の介護殺人のやつ考えさせられる。どうして自分の母親を殺めなきゃいけないの、切なすぎる。。

号泣裁判結構有名な話だったんだ…まだ涙が止まらない…。こんな痛ましい事件風化させちゃいけない。被告の方は優しくて真っ直ぐでいい人すぎたんだよね…お母様がお父様と天国で穏やかに過ごされていることを祈るのみ…

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mykelgenkiさん