1. まとめトップ

絶滅した「オオウミガラス」の話がむごくて悲しすぎる・・・

乱獲が主原因で1840~1850年代頃に絶滅してしまったオオウミガラスの話です。

更新日: 2015年03月18日

5 お気に入り 137227 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

ashe0202さん

オオウミガラスとは

オオウミガラス(大海烏、Pinguinus impennis)
チドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。

ニューファンドランド島からグリーンランド、アイスランド、アイルランド、イギリス、スカンジナビア半島北岸までの北大西洋、北極海に分布し、群れを作って生活した。

当時は非常に数が多く、全体で数百万羽いたとされます。

オオウミガラスは世界で最初に「ペンギン」と呼ばれた鳥。
属名のPinguisは「脂肪」を意味し「太った鳥」の意味合いでペンギンと呼ばれていた。

翼は短く飛ぶことができなかったが、水中では短い翼と脚を使って高速で泳ぐことができた為、海中に潜水してイカナゴなどの魚類やイカを捕食していた。陸上を歩くのは苦手で、移動はとろくさかった。
(今現在のペンギンと同様に不器用にヨチヨチと歩く)

ペンギンと同様、非常に親子の信頼関係も強かったとされ、一説には子供を背中に乗せた親鳥が魚のいるポイントまで子供を連れて行ったと言った目撃例もあるといわれる。

絶滅までの経緯

オオウミガラスは、肉や卵を食用にするため、または、羽毛や脂肪を採取するために、少なくとも8世紀頃から捕獲利用されていた。

小氷期によって個体数減少があったとも考えられているが、その後の大規模な乱獲により、数百万羽いたとされるオオウミガラスはたちまちのうちに数を減らすことになった。

オオウミガラスは人間に対する恐怖心がなく、逆に好奇心を持って自ら人間に近寄ってきたといわれる。また、1年に1個しか産卵せず繁殖力が低かったことも、減少した個体数の回復が望めず、絶滅に繋がったと考えられている。

とても好奇心が強く、人懐っこいように人間に近づいていったそうです。

1534年、フランスの探検家ジャック・カルティエの隊がニューファンドランド島に上陸し、1日で1000羽以上のオオウミガラスを殺した。この話がヨーロッパ中に広がって、ニューファンドランド島のみならず各地の海岸で無秩序にオオウミガラスが狩られ、卵が持ち去られることとなった。1750年頃には北大西洋各地にわずかな繁殖地が残るだけとなったが、それでも乱獲が続いた。

カナダを名付けたことで知られる

1820年頃、遂にオオウミガラスの繁殖地はアイスランド沖のウミガラス岩礁(Geirfuglasker)だけになった。この島は周囲を崖で囲まれていたため人が近づくことができず、繁殖地はかろうじて捕獲の手から守られていた。

しかし、1830年に海底火山の噴火にともなう地震により、岩礁は海に沈んだ。この災害から生き残った50羽ほどが、近くのエルデイ(Eldey)という岩礁に移り住んだ。

最後の繁殖地が天災により失われたことによりオオウミガラスはこの時点で既に絶滅寸前であったが、そのため却って希少価値がつき、標本は収集家や博物館に高値で買われるようになり、一攫千金を狙った者たちによって残ったオオウミガラスも次々と狩られていった。

そして、運命の日・・・地球最後のオオウミガラス

残っている最後の記録は1844年7月3日。(6月という説もあり)
この日、地球上からオオウミガラスという種は姿を消す事となった。

最後の個体は、エルデイ岩礁で確認された抱卵中のつがいであった。

ウェブヒトデ様のイラスト

抱卵中の1組のオオウミガラス夫婦

エルデイ島に上陸した3人の男達は、島の絶壁で抱卵していた最後のオオウミガラス2羽を発見します。

メスを守ろうとするオスを殴り殺し、巣から離れまいとしたメスを絞め殺して、彼らは最後のオオウミガラスの卵を投げ捨て、死体を持ち帰ります。こうして、「ペンギン」オオウミガラスは、永遠に地上から姿を消したのです。

発見と同時にオスの1羽は棍棒で殴り殺された。
残されたメスの1羽は卵を守ろうとした為、絞め殺された。

メスが守った卵だが、その騒動の中で割れてしまっていた。

捕獲者はその卵を手に取ると、岩の上に投げ捨てたという。

その後、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにも掲載されている1852年のニューファンドランド島のグランドバンクでの目撃例など、目撃証言もいくつかあるが

現在では80体余りの剥製、20体余りの骨格標本と70個余りの卵殻が知られるのみである。

余談

後世において、最後のオオウミガラスを殺した上記の三名は、悪人として語り継がれているという。

しかし何より、博物館やコレクターが保護より前に自分の物にしようとした欲深さが絶滅を加速させた最大の引き金であって、今では彼等の当時の行動も非難の対象となっている。

最後に

1 2