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人類は強し!?電王戦FINAL第二局の結果に将棋ファン大興奮!

永瀬拓矢六段がSeleneに勝利!勝ち越しまで後一歩!

更新日: 2015年03月23日

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終盤、永瀬六段が王手で「2七角不成」という手を指したことで解説陣やニコニコ生放送の視聴者から大きなどよめきが

何事が起きたのか分からず混乱する現場で、永瀬六段は悠然と述べた。

成ることで明らかに駒が強力になる「飛車・角・歩」は、「打ち歩詰め」という反則を避けたいというごく一部の例外を除き、実戦ではまず登場しない異例の手。

将棋では、あえて駒の利きを広げず、ほぼ利点のない「角不成」が指されることは極めて珍しく、Seleneのプログラムが対応していなかったとみられる。

そのため88手目の△2七角不成の王手を認識できず、89手目▲2二銀という自玉の王手を解除しない手を着手。これは将棋では王手放置という反則でその時点で負けとなる。

協議の結果、片上理事は「角成らずを認識できず、王手放置で、反則負けという結果になりました」と発表。つまり、王手の角成らずに対し、▲2二銀とSelene上では指してしまったため、王手放置で負けということである

もちろん"バグ"を突いて勝敗をひっくり返したわけではありません

どっちにしろコンピュータの負け局面だったので、あえてバグを出してくれたことに感謝すべきだろう

バグの指摘は"ダメ押し"ということになります

そうするとPonanzaは先後ともにそこそこ戦えると判断するようです。 どちらにせよ、△16角をSeleneが見落としたのは明らかなようです。 そして、△27角不成と鮮やかに切った落とした永瀬六段の完勝といえるのではないでしょうか。 pic.twitter.com/44gRMfyEZO

バグの存在には練習対局で気付き、再現性も確認。しかし故意で使うつもりはなく、「成っても成らなくても変わらない展開になったら使おう」と考えていた。

その言葉通り、88手目以降を「角成」「角成らず」、どちらで読み進めても、一直線に永瀬六段勝勢の結論となった(棋士・ソフト、共に見解一致)

バグは直されている可能性もあると思っていたが、ここまで来れば自分の勝ちだろうと考え、「時間を使ってもらうために」あえて角成らずを指した。

試しに先ほど入れたAperyで△2七同角不成をやってみたら平然と▲同玉と取られました。第4局、第5局に出場する棋士はとりあえず自宅でやってみるでしょうね。

永瀬六段の読み筋で、△1四銀に▲1五歩には△同銀▲同玉△1四歩以下詰み。なのでこの変化も後手勝ちで、△2七同角不成の局面は後手勝ちですね。

△2七同角不成の局面で大体のソフトは先手有利と見て間違えていたようで、そこでも人間が読み勝っていたようです。直線なら長手数読める人間のメリットが出た場面でした。

永瀬六段「(練習対局での)勝率は1割くらいだった」

「Seleneにプログラムの不備があることは練習の段階でわかっていました。ただ、修正されている可能性もあると思ったので、確信はなかったです」

永瀬六段

「最後は自分の読みの中では勝ちだと思いましたので、仮に角不成に対応されても問題と判断して角不成という手を指しました」

永瀬六段

「(練習対局での)勝率は1割くらいだったが、実戦で1割を引くことは可能だと思いました。(連勝で)理想的な形で次に(バトン)渡せられます」

永瀬六段

Seleneの開発者・西海枝昌彦氏「情けない」「悔いは無い」

「プログラムに不備があったことは認識していませんでした。和服を着て気合いを入れて臨んだのですが、このような結果となり残念です」

「情けない結果になって申し訳なく思っている。(不具合がなかったとして対局を)続けていても負け。悔いはない」

三浦弘行九段「恐ろしい勝負師魂」

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