この説が事実ならば、月の成分の5分の1は地球派生で、残る5分の4は衝突した天体の物質ということになる。しかし実際には、地球と月の成分構成はほぼ同一であり、これは同説の支持者らを長く困惑させてきた矛盾点だった。

 だが、1回の大規模衝突ではなく小さな衝突が繰り返されたと考えれば、この矛盾についても説明がつく。

 英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に発表された論文の共同執筆者で、イスラエル・ワイツマン科学研究所(Weizmann Institute of Science)のラルカ・ルフ(Raluca Rufu)氏は、「複数の衝撃があったとする説の方が、月の形成をより『自然』に説明できる」という見方を示している。

出典月の起源、「巨大衝突」ではなかった? 定説覆す論文発表 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

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