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【脳科学】ピアノが脳に良い理由!脳のメカニズム

ピアノは「楽器の王様」と言われます。10本の指で同時に違った音を出し、メロディーと伴奏を一人で演奏できます。楽譜を読み、両手両足を別々に動かして曲を演奏するなどとは一体その脳の働きはどうなっているのか。

更新日: 2015年09月22日

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Hathor_Raさん

■音楽を聴く

癒しの音楽は、ストレスを軽減し、そのときにストレスホルモンのコルチゾールの値が下がります。

これは癒しの音楽だけでなく、テンポのいいダンスミュージックでも体内の抗体のレベルが上がるとわかっています。

気分を高揚させ、集団を一つにしてしまうのは、最も原始的な音楽の効用です

ロックやテンポの速いジャズ、一部のシンフォニーなどは、その圧倒的な音量とたたみかけるリズムによってその場にいる人々を圧倒し、非日常的な別世界に連れて行きます。

人間の脈拍数に近いスローテンポの音楽は、気持ちを落ち着かせる効果があります。

ただし、ボーカルの入っている曲は、詞の内容や歌手の声によっては逆に興奮を呼ぶことこともあります。楽器演奏のみの曲のほうがよりリラクゼーション効果が高いでしょう。

近年、耳に聞こえない音が、人間にとってきわめて重要なことがわかってきました。

レコードなどの録音でも、実はその聞こえない部分こそが、音楽の臨場感、楽器の音色や空気感、演奏の場の雰囲気を表現しているとがわかったのです。
この耳に聞こえないところまで再生することによって、人間は「感動」と「安らぎ」を覚えるのです。

■クラシック音楽の効果

クラシック音楽は、右脳を刺激することで左脳を休ませる効果があります

人間の脳は、左脳(言語脳)と右脳(非言語脳)にわかれていて、日常生活では左脳ばかりを使っています。
そのため左脳は大変疲れますので、休ませなければ脳の効率が低下します。
邦楽だとなまじ歌詞の意味を追ってしまうので、つい左脳が反応してしまい、左脳を休めることが難しいのです。

クラシック音楽は「1/fゆらぎ」を多く持つ音楽なので、アルファ波を誘発させ高いリラクゼーション効果をもたらす

アルファ波とは、人がリラックスして精神が安定している状態のときにのみ出る脳波です。
この脳波は、「1/fゆらぎ」という周波数の物理現象(川のせせらぎや海の波のリズムなど)によって生まれます。

モーツァルトの音楽を聴くとなぜ癒されるのでしょうか?

その理由は、人の健康を支えている生体機能に刺激を与える高周波を豊富に含んでいるので、この高周波音はせき髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激し、その結果健康を支えている生体機能に良い影響を及ぼすのです。

良い音を聴いて、耳を改善し、高周波が聞き取れるようになると、どんどんと脳が元気になっていきます。

老人が、高音の出ていないテレビをずっと見ていると、老人の痴呆が進みます。テレビは中音のみが再生されています。
逆に老化しつつある人でも、聴力を改善し、高周波の音が聴こえるようになってくると、脳にエネルギーが供給されて若返ってきます。

クラシックは思考力が身につく

クラシック音楽の最大の特徴は「構造的」であること。しっかりとした音楽構造が土台にあり、作曲家の天才的なセンスが組み合わさってできたもの。
古典派といわれるベートーベンやハイドン、モーツァルトの時代の音楽はしっかりとした構造を持っていた。ショパンのようなメロディ重視と思われるような作曲家でも、計算しつくされた複雑な和声構造がある。
ソナタ形式、ロンド形式、変奏曲など、クラシックは論理的な構造を持っているものが多いのが特徴。ソナタ形式(提示部→展開部→再現部)のように、人の思考プロセスにも似ていると考えられる。

■ピアノを演奏する

① 楽譜を目で見て

② 脳がその情報を理解して身体各部に指令を出し

③ 指をコントロールしてピアノを弾き

④ イメージどおりの音になっているか耳で確かめつつ、目は次の音符を追いかける

この4つの動作の流れを瞬間的に連続して行っています。

運動機能と学習機能が同時に鍛えられる

ピアノは、「楽譜」を目で見て、拍子・音・リズム・メロディなどあらゆる情報を一時的に脳内に保ち、情報を脳で処理・操作し、理解し、指そしてペダルを使う曲には足にも指令を出し、指先でコントロールしながら弾き、さらにイメージ通りであるか、響きを耳で確かめて、次の音符を追いかけて「先読みして」弾いていきます。
この場合、もちろん脳で考えているのですが、同時に指に考えさせているのです。

分析や解釈は、大脳皮質連合野でおこない、その結果を運動野に伝達し、指その他の筋肉を動かすことになる。
音を出して聴きながら、筋肉の運動を微妙に調整しながら音楽にしていく。

造的な作業を司るところは前頭前野と、認知機能は後連合野(=頭頂、側頭および後頭連合野の総称)、感情や情動記憶は大脳辺縁系(=扁桃体、海馬、帯状回、視床下部など)、リズム機構は脳幹部など、脳全体が関わっている。

■ピアノを弾くと得られる効果

ピアノには、こんなすばらしい効果がある

♪ ピアノを弾く →指を動かす→脳が活性化する

♪ 楽譜を読む →次々と先の音符を読む→先見性が身につく   

♪ 曲想を理解する→想像力の向上 

♪ 曲を暗譜する →記憶力の向上

♪ 音を聞く →聴力の発達→リスニング力の向上

♪ 曲に強弱をつける →感情豊かになる

♪ 曲を弾く →リズム感が良くなる→運動能力が発達する

♪ ピアノを続ける →忍耐力がつく→穏やかな性格・キレにくい

♪ 指先から頭・体・足の先まで使う →情操教育になる

♪ 電気的に作られていない音色 →心が落ち着く

ピアノは脳の構造を発達させる効果まである

①前頭連合野が構造的に発達・・・HQの長期的発達につながる

②脳梁が構造的に発達・・・左右の脳のバランスがよくなる

③小脳が構造的に発達・・・運動機能や知的機能がよくなる

④海馬が構造的に発達・・・記憶力がアップ→学力向上につながる

■「ピアノが習い事にいい」と言われる理由

12歳までに習わせるべき脳の発達に効く習い事の第1位はダントツで『ピアノ』だった!脳科学者たちが「脳の発達に良い!」とオススメする習い事TOP5!

1位 ピアノ 同時処理能力UP
2位 ダンス 脳の瞬発力UP
3位 スイミング 思考力UP
4位 器械体操 情報吸収力UP
5位 そろばん 記憶力UP

「1番習い事としていいのはピアノです。指を動かす、先を読む、暗記する。全て脳の働きを高める。ピアノを習っている子は頭がいい。さらに、ピアノを習うとキレにくくなる」
●脳科学者:澤口俊之先生

また、アインシュタイン・ファクターという本の中では、「初見で楽譜を読む訓練や絶対音感がつく訓練によって、IQ が永続的に10ポイント上げられる」と書かれています。

ピアノを弾くと、頭がよくなると言われているその理由は、脳トレーニングなんです。

ピアノが上手な子の脳はワーキングメモリーと呼ばれている能力が発達し、演奏時に両手をコントロールするので、脳全体が活性化するそうです。

東大合格者100人のアンケートで、小さい頃にしていた習い事は、英会話・そろばんなどをしのぎ、ピアノがダントツで1番という結果が出ています。

半数以上の52人が小さい頃にピアノを習っていた経験があり、特に女子の合格者24人中20人が、ピアノを習っていたとのことでした。

音楽を聴いたり楽器を演奏したりすることは進化的な環境・行為になります。楽器の稽古はいわば「進化的な習い事」なのです。
そのため、言葉を聞いたり話したりすることで脳がよく発達するように、幼少期の楽器稽古は脳の発達を促します。

ですが、楽器演奏がよいといっても、どんな楽器でもよいわけではないようです。

ピアノの場合には、両手を複雑に使うという要素があるため、この点だけでも脳の発達によい影響を与えることは予測できます。
なぜなら両手の指の運動に関係する脳領域の代表は「補足運動野」という場所で、前頭前野とかなり強い神経連絡があります。
両手を複雑に使うことで、補足運動野が刺激され、さらに前頭前野を刺激するのですから、ピアノの練習は脳の発達を促すと明確にいえるのです。

ピアノという楽器が他の楽器と違う点は、他の楽器は単音奏しかできないことに対して、ピアノは複音を一度に出せるということにあります。

たとえば、バイオリン、クラリネット、チェロなど、他の楽器なら3人で演奏するものを、ピアノという楽器を使って、一人で演奏しているのです。

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