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東京医科歯科大学大学院 MMA(医療管理政策学)とは?

「MMA」はまだ比較的新しい修士課程ですが、近年我が国の医療系大学で多く設置されるようになってきました。その先駆けである東京医科歯科大学のMMAコースについてとりまとめてみました。わが国の医療管理政策学のリーダーを輩出する名門校です!

更新日: 2018年06月02日

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orihoanさん

▼ヘルスケア分野で有名な修士号の学位(MPH、MHA、MMA)

ヘルスケア分野に関しては国際的に有名な二つの学位(修士号)があります。
それはMPH(Master of PublicHealth=公衆衛生学修士)とMHA(Master of Healthcare Administration医療管理学修士)です。
そこに近年肩を並べるようになったのが、ここでまとめる「MMA」です。

MMA(Master of Medical Administration)は、東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科が設置した「医療管理政策学(MMA)コース」で得られる学位であり、上記のMHAと医療におけるMBA(Master of Business Administration)をあわせた修士号学位といえるでしょう。

MPHの学位は、公衆衛生のキャリアのための訓練、集団内の健康と病気に焦点を当てて学際的分野を提供しています。

公衆衛生の分野では、発見する記述、および疾患のパターンにし、資金調達に応答して、開発、運用、および地域保健プログラムの評価に関係している。

MHAは、健康関連のプログラムや組織を管理するための幹部を養成することを意図している。

MHAプログラムの卒業生は、病院や他の医療機関における経営者としてのキャリアのために準備されている。

MHAプログラムの卒業生は、経営者として、医療機関と他の高レベルの管理職に採用されている。

我が国でも上記のMHAのような資格が必要となってきました。そこで2003年に出来上がったのが東京医科歯科大学のMMAコースです。

MMAの学位は国際的な標記は「MHA」としても問題ないようです。ヘルスケア×管理・経営の上級学位の位置づけ。

MMAというのは、病院の経営や医療政策などについて学ぶマスターのコースです。医療関係者のMBAと言っても良いかもしれません。

MMA講師を務める一橋大学イノベーション研究センター清水洋先生の一言。

▼MMAコースはこうして設置された~その経緯~

近年、医療を取り巻く環境は大きく変化しつつあり、医療サービスの管理運営や医療政策の実務において、高度な学術的知識と技術を備えた人材が必要となっている。

米国における医療サービスの管理運営ではMBA(Master of Business Administration)の学位を持つものが携わることがあるが、医療制度の異なる我が国においては、医師が医療機関の運営に携わることが従来からの慣行であった。

しかし、医療の高度化と複雑化に対応するためには、医療機関の運営や医療政策の実務に役立つ専門知識が必須である。即ち、効率的かつ患者中心の医療を国際的な水準で提供し、国際化に伴う健康危機に円滑に対応するには、医学知識とともに医療組織を管理するマネジメント能力が必要となってきた。

そこで、質の高い医療サービスを提供するための戦略的な管理運営を行う知識と技能を備えた医療管理政策に携わる専門職の養成を図るべく、病院管理者ならびに医療政策等の立案に携わる社会人を対象に、四大学連合(東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京工業大学、一橋大学)による本コースを開設するに至った。

▼東京医科歯科大学MMAで学べること

1.医療管理政策学コースにおいては、医療管理および医療政策の理解・実践・展開に必要な講義科目を10系統の領域(①医療政策、②医療の質確保とリスク管理、③医療関連法規と医の倫理、④病院情報とセキュリティー、⑤医療の国際文化論、⑥施設設備と衛生管理、⑦経営戦略と組織管理、⑧人的資源管理と人材開発、⑨医療における情報発信、⑩臨床疫学)について基礎から実務にわたり共通に開設している。

カリキュラムポリシー

4.講義のスケジュールは、系統間および系統内の関連を考慮して配置されている。また、学生の利便性を考慮し、授業の開始は18時以降からとなっている。

標準年限2年の医療政策学コースでは、1年目で上記の様々な講義を履修します。講義時間は全部で400時間程度になりました。社会人大学院ですが、みなそれぞれのバックボーンでの使命を持ち懸命に励んでいます。
そして、所定の試験と以下の能力を有することが認められるとMMAの学位が授与されます。

ディプロマポリシー
所定の期間在学し、医歯理工学専攻の開設科目や本専攻が認めた他大学の授業科目を履修して修了要件単位数を修得し、本専攻が行う修士論文又は課題研究報告の審査および最終試験に合格した以下のいずれかの学識および実務能力を修得した者に、対応する名称の学位を授与する。

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