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どういうことなの・・・難解すぎるアニメ「天使のたまご」を見てほしい

1985年にOVAとして公開された押井守監督作品「天使のたまご」。物語の起伏がほとんど存在しないアニメで、「難解」「意味不明」「とにかく眠い」という感想を持たれる方が多いようです。実は「ストーリーが難解」なのではなく「ストーリーがない」という斬新なこの作品、ゴールデンウイークにぜひおすすめします。

更新日: 2015年04月09日

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tmtm001さん

「天使のたまご」とは?

1985年に制作された日本のOVAである。原案・監督・脚本は、押井守。

出典mery.jp

『うる星やつら オンリー・ユー』『機動警察パトレイバー the Movie』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『イノセンス』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など、多くのヒット作品を世に送り出した映画監督です。

特に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は海外で高く評価され、かの巨匠・スティーブン・スピルバーグからも絶賛されました。

妖艶で幻想的な絵柄で、欧米でも人気を博しているアニメーター、天野喜孝さんがキャラクターデザイン・美術設定を担当。

天野さんは海外でも個展を開催するなど、世界で活躍されています

代表的なのが「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザイン。ほぼ全てのシリーズでデザインを担当されています。

ちなみに「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみの庵野秀明さんや貞本義行さんもスタッフとして参加。

気になるキャスト陣

1947年12月1日生まれ、元俳優。「さらば愛しき大地」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞、キネマ旬報主演男優賞を受賞。

数々の映画・ドラマで活躍されていましたが、2010年に俳優業を引退。現在は演出家・脚本家として活動されています。

1962年9月7日生まれ、女優、声優。

13歳でCMデビューし、モデルやアイドル歌手として活躍。

天使のたまご出演後は、主に声優として活動されています。

あらすじを紹介!したいのですが…

押井守の「天使のたまご」って知ってます?アニメの。見て意味が解からないです。結局なんだったの?

天使のたまごって結局なにを伝えたかったんでしょうか?不気味ですが綺麗な作品でした。

この作品はまあ、押井守の完全な趣味企画だったわけだけど、正直早すぎるよこの発想は…。

関係者さえも…

宮崎駿は本作に対し、「努力は評価するが、他人には通じない」と述べており、更に直接本人に「帰りのことなんて何も考えてない」「あんなものよく作れた」「頭がおかしい」と言ったという。

宮崎監督と押井監督は、お互いの作品を辛口評価し合ったりしていますが、特に仲が悪いという訳ではないようです。宮崎監督は押井監督の才能を早くから認めていた数少ない人物の1人であり、2人の作品には多くの共通点も見られます。

ちなみに監督本人も通して見ると疲れるらしく、TVプロデューサーの堀越徹は一回目に寝てしまい、讀賣テレビ放送の諏訪道彦も訳の解らないままテレビで放送したという。

概ね「難解すぎて分からない」という意見が多く、95%がそうではないか、とは監督の弁。

一方で押井はこの作品を作ったことにより、「訳の解からない物を作る監督」というレッテルを貼られ、『機動警察パトレイバー』の企画が来るまでその後の仕事の依頼がさっぱりなくなってしまったという。

監督曰く「マニアックさが災いして、5年ほど干された」とのこと。「一番参ったのは仕事がなくなったこと。電話がチリンとも鳴らない、依頼が来ないんですよ。これが一番堪えた。それだけ痛い目に会えば、どんな酷い奴でも少しは考えるんですよ。僕も考えた、何が悪かったんだと」

Wikipediaで紹介されているあらすじ

ノアの方舟が陸地を見つけられなかったもう1つの世界。巨大な眼球を模し、中に複数の人型の彫像が鎮座する宗教の象徴のような機械仕掛けの太陽が海に沈み、世界は夜を迎える。方舟の中の動物がすべて化石になった頃、忘れ去られた街で一人の少年と一人の少女が出会う。

監督が自ら語る「天使のたまご」

アニメーションで、ストーリーやキャラクターに依存せずにどこまで世界観を表現できるのか。それをやってみたかった。良く考えると筋は通っていないけど、妙な説得力というか、圧倒されると言うか。そういうものを形にしたかった。たった一人の妄想だけなんですよ。主題やテーマから離れても映画は成立するのではないか、アニメにはその力があるのではないか、と。

この作品を通じて、レイアウトの持つ力を方法として手にした。レイアウト監督の小林七郎さんのおかげだが、それがいかにすさまじいか、作品にとってどれほど決定的なものなのかを学んだ。単にどうやっていい絵面を作るかと言う次元の問題ではない。レイアウトというものを自分の演出の真に置くようになり、それを自分流に噛み砕いて現場にシステムとして作っていくことが仕事になった。パトレイバー以降、それを積み重ねて行った。

パトレイバーのときに思った。みんなでハッピーなることがテーマなんだと。自分だけじゃだめだなんだと。

監督もプロデューサーもお客さんも評論家も、みんなでハッピーになる、これを目指すんだと。その為に何をしたらよいのか。そういう順番で考えるようになった。

特に噛み砕かずに内容を紹介してみる。ネタバレを含みます。

大きなエメラルドグリーンのたまごが登場。殻は透けていて、中には鳥の雛が眠っています。

場面は変わり、Wikiのあらすじにも書かれている「巨大な眼球を模し、中に複数の人型の彫像が鎮座する宗教の象徴のような機械仕掛けの太陽」が海に沈みます。登場人物の一人である少年は、それを見つめています。

眠りから目覚める少女。

たまごを抱え、ガラスの瓶に水を汲んだり、廃墟を歩く場面が割と長く続きます。他に登場人物はおらず、当然ながら台詞もありません。

10分くらいはこの状態が続きます。

巨大な十字架のような武器を持った謎の青年が登場し、少女と出会います。会話はなし。

少年を警戒したらしい少女は立ち去り、そのあとはまた廃墟を歩いたり、水を飲んだりする場面が続きます。

町はずれのような場所で再会する2人。ここでやっと会話をします。

何のたまごなのかと聞く少年に、教えないと答える少女。二言三言で会話は終わり。

少女は走り出しますが、少年は少女の後をずっと着いて行きます。着いてきちゃだめと言われても無視。

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