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daiba49さん

再浮上した議員の「質」問題

 国政では、維新の党に所属していた上西小百合衆院議員(比例近畿)が体調不良を理由に衆院本会議を欠席した直後に旅行したとされる問題が浮上。上西氏は「仕事の一環だった」などと弁明したが、維新も同党の地方組織を兼ねる地域政党「大阪維新の会」(橋下徹代表)もともに、「党のイメージを損ねた」などとして上西氏を除籍処分にした。

実態は地域の「御用聞き」

 「この街や地域をどうしていくのか。そういうことを考え、勉強するより、地域の御用聞きとしての役割に追われていた。それも仕方ないことだけど、さ」。こうこぼしていた岩手県内のあるベテラン市議は、昨年の市議選を前に引退を画策。ギリギリのタイミングでなんとか意中の人物を口説き落とし、後継候補に据えることができた。

 この候補は無事当選を果たしたが、後継に指名された決め手は「元々、市議を出していた家だから」。本人の資質や意欲などは二の次にしてでも押し付けないと、なり手がいない。そんな綱渡りの事例があちらこちらで増えてきているのが実情だ。

、運転手を雇わずに選挙カーを自分で運転している候補者もいる。それでも日当は請求するんです。そうして日当1万2000円を懐に収めている候補者もいます」(同前)

 この候補者が立候補する市では、「2000票集めれば当選する」といわれている。そのハードルが低く見えるせいか、今回の選挙では生活の安定のために立候補する「就職組」が急増しているのだとか。
 
 同市では定員に対して1.5倍を超える候補者が争う展開となる模様だが、動機が不純だから各候補者の“政策”といえば、〈安心・安全な街づくり〉〈市民に優しい行政〉といったおよそ政策とはいえないスローガンが目立つ。実際、ビラ配りやポスティングには熱心でも、街頭に立って政策を訴える候補者はほとんどいないそうだ。

無投票当選者の割合が、前回2011年統一選より大幅に増え、2割を超えると見られている。無投票当選とは、各選挙区で立候補者数が定数を上回らない事態を指す。立候補届に名前を書けばそのまま当選なのだ。無投票当選議員が2割を超えれば戦後最高の数字となる。新議員の5分の1以上が有権者からの審判を受けることなくバッジをつけて“センセイ”になれるわけだ。有権者の関心が高まるわけがない。
 
 本稿締め切り時点では告示前のためあくまで立候補表明に基づく推定だが、香川県議選での無投票率はなんと58.5%に上ると見られる。定数41のうち24議席が無投票となる見通しで、実に新議員の6割が1票も獲得せずに“不戦勝”で当選する可能性がある。
 
 他にも山形、宮崎、広島の各県議選で4割以上の議席が無投票で決まると見られる。世間では大学4年生がリクルートスーツを着て説明会や面接に走り回っているが、地方議員はいま日本で最も「就活」がラクな職業となっている

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