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改めて問う。なぜ今「チーム医療」が重要なんだろう?

いま医療界では「チーム医療」の構築やその推進が一つのキーワードになっています。昔からチーム連携しているはずなのに、なぜ今更「チーム医療」が重要なのか。筆者が腹落ちした情報を紹介します。

更新日: 2018年09月10日

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orihoanさん

▼「チーム医療」とは?

チーム医療とは、一人の患者に複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たることです。

医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること

医療法人鉄蕉会亀田総合病院では、長きにわたり個々の患者に合わせたチームを組み、治療を施してきた。理事長の亀田隆明氏は、チーム医療の目的を「患者に最適な医療を提供する手段」と定義。

▼近年、「チーム医療」が重要視されるようになってきた背景

質が高く、安心・安全な医療を求める患者・家族の声が高まる一方で、医療の高度化・複雑化に伴う業務の増大により医療現場の疲弊が指摘されるなど、医療の在り方が根本的に問われる今日、「チーム医療」は、我が国の医療の在り方を変え得るキーワードとして注目を集めている。

我が国の医療は非常に厳しい状況に直面しており、医学の進歩、高齢化の進行等に加えて患者の社会的・心理的な観点及び生活への十分な配慮も求められており、医師や看護師等の許容量を超えた医療が求められる中、チーム医療の推進は必須である。

▼「チーム医療」にかかわる職種

病院では、様々な職種のメディカルスタッフが働いています。

こうした異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現をサポートしています。

医師 医療ソーシャルワーカー 医療リンパドレナージセラピスト 管理栄養士 看護師 義肢装具士 救急救命士 言語聴覚士 作業療法士 歯科衛生士 視能訓練士 診療情報管理士 診療放射線技師 精神保健福祉士 薬剤師 理学療法士 臨床検査技師 臨床工学技士 細胞検査士 臨床心理士

特に、回復期リハビリテーション病棟の取組みは、早くからチーム医療の展開(スキルミクス)とも言われているようです。

「患者・家族」も「チーム医療」の構成者

チーム医療では、あなたとご家族もチームのメンバーです。治療や療養に関する質問や悩みの相談、希望などをメディカルスタッフに伝えてください。

サービスのプロセスにおいては顧客の役割は重要であり,医療においても同様に患者(家族)の参加がなされなければ,その十分な効果性は得られ難い。

我が国の医療の質を高める第三者評価である日本医療機能評価機構の病院機能評価でも「患者の権利」や「多職種の協働」を病院に求めていますね。今や患者視点は医療に重要な要素なのですね。

▼ちょっと待って!もう少し立ち戻ってなぜ今更「チーム医療」??

以前からも患者も、それを取り囲む医療者(コメディカル)も存在していました。昔からチームでの連携は行われてきたはずです。しかしさらにチーム医療の推進が叫ばれるようになってきた要因は何なんでしょうか?

それを理解するのに筆者が腹落ちした説明が以下のとおりです。

▼神戸大学 岩田健太郎医師の提唱する「チーム医療」の重要性がわかりやすい!

岩田 健太郎氏は、日本の医師、神戸大学教授。
島根県生まれ。島根医科大学卒業。沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院などで研修後、米国、中国で医師として勤務。

医学の進歩、高齢化の進行などにより、チーム医療の充実が必要とされている。診療報酬に加点がつくなど、国を挙げてその取り組みを推進する意向がみてとれるが、果たして、医療の現場ではチーム医療が機能しているのだろうか。また医師には何が求められ、医師のキャリアにはどう関係するのか。

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