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衝撃の拷問写真…アブグレイブ刑務所虐待事件の真実

米兵によるイラク人囚人への拷問や虐待の写真が報道され、議論を巻き起こした。

更新日: 2017年04月17日

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romonさん

アブグレイブ刑務所

1964年ごろ設立された約一万人の収容能力を持つイラク最大の政治刑務所。フセイン政権下での処刑や虐待で数十万人のイラク人が犠牲になったといわれている。

イラク戦争後、アブグレイブは再び刑務所として利用され始め、旧政権幹部、旧イラク軍将校、テロ容疑者が収容されていた。

非人道的な虐待

人間性を無視した非人道的取り扱い、拷問をしている現場の写真が2004年1月にマスコミによって公表された。

陸軍兵長の内部告発により発覚。

収容所で看守役の米兵数人が、被拘束者の服を脱がせたり頭に袋をかぶせた上で、綱につないだりピラミッド型に重ならせるなど屈辱的行為を強制し、その様子を写真に収めていた事件は世界を震撼(しんかん)させた。

兄弟やおいの模擬処刑を見せられたり、食事や睡眠を与えられないことが続いたり、犬をけしかけられたりといったような肉体的・精神的虐待を受けたという。

虐待はなぜ起きたのか

刑務所の収容者数は約200人でしたが、それが3カ月と経たないうちに1000人を突破し、わずかな人数で管理をしていた看守たちは悲鳴を上げました。

軍曹らは12時間交代で働きました。週に7日、休日なしで40日間です。このようなストレス下では、意思決定能力と批判的思考と良識が減退します。

事件が起こったのは、夜勤時の地下階層でした。その場所でCIAは、専門的な訓練も十分に受けていない兵士たちに尋問を行わせました。やつらの意志を砕け、弱らせて抵抗できないようにしろ、と圧力をかけた結果、一線を越えるようなことが起こり始めたのです。

関わった兵士

米軍は世界中から非難を浴び、米当局は虐待に関与した兵士を処分、裁判でも有罪判決が出た。

虐待に関わったとされた6名のアメリカ陸軍兵士が禁錮10年~禁錮6ヶ月の刑を受け、このうちリンディ・イングランドはサンディエゴのミラマー海兵隊航空基地にある営倉に投獄され、一番罪の重いチャールズ・グレイナーは、レブンワース刑務所で服役した。

リンディ・イングランドはインタビューにて、上層部から心理作戦として虐待行為を行い、それをし続けなければならないと教唆されたとの内容を述べた。ある指揮官から「そこに立って、親指を立てて、笑って。」などと指示された時は気味悪く思ったと、言及している。

アブグレイブ刑務所の現在

2004年5月(事件発覚の翌月)、アブグレイブ刑務所の廃止を表明。現在はイラク側に管理権限が移譲され、「バグダード中央刑務所」と名前が変更されている。

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