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この記事は私がまとめました

電王戦FINAL ついに人間側が勝ち越しを決めたのだが…

プロ棋士とコンピューターソフトによる5対5の対抗戦「将棋電王戦FINAL」(ドワンゴ、日本将棋連盟主催)の最終第5局が11日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、阿久津主税ちから八段(32)がソフトの「AWAKE」をわずか21手の短手数で破った

棋士側の通算3勝2敗となり、対抗戦形式となった2013年以降初めてプロ棋士側が勝利した。

日本将棋連盟の谷川浩司会長は会見で「今回ほど予想外だった電王戦はない」と振り返った。

なんと21手で開発者が投了するという衝撃の展開に

双方2勝2敗で迎えたこの日の将棋は、持ち時間各5時間にもかかわらず、開始からわずか49分、たった21手で終わった。

阿久津八段の誘いに乗ったAWAKEが、自分の角を死なせる順に飛び込んでしまい、開発者の巨瀬亮一氏が潔く投了した。

何故こんなことに?阿久津八段が"ハメ手"を使ったのである

AWAKEには「自陣にあえて隙を作ることで、AWAKE側に持ち駒の角を打たせて捕獲してしまうことができる」という、ある種の「ハメ手」に近い戦術が見つかっていました

阿久津八段が勝った戦術も実は、アマチュアを対象に100万円の賞金を懸けて「AWAKE」と対戦する企画で、唯一アマが勝ったときに使われた戦法だった

「△2八角戦法」は後手であるコンピューターに2八角を打たせるというもの。この1手により後手は自分の駒を死なせてしまうことにつながり、先手が有利になる

AWAKEには△28角という弱点があるみたいですが、正直阿久津さんには狙って欲しくないです。  だってもう最後なんでしょ?電王戦。だったら勝ち負けではなく、棋士代表として、あなたのセンスを見せてほしい。  私は阿久津さんに相手してもらって8000敗ぐらいした事を誇りに思います。

元奨励会三段天野氏がこの手の存在を指摘していました

この戦い方に開発者の巨瀬さんは憤然として投了

記者会見で投了の意図を問われた巨瀬さんは、「ハメられる形の中でもかなり損している局面。あのまま指し進めても勝ち目はなかった」と説明

「すでにアマチュアが指して知られているハメ手をプロが指してしまうのは、プロの存在意義を脅かすことになるのでは」

欠陥が発覚してもソフトの修正は不可というルール上の制約があった

電王戦は対戦前にソフトを棋士側に渡した後、欠点が見つかっても開発者が修正できないルールになっている。

「この形になったら投了と決めていたが、プロとしてやりづらいんじゃないかと思っていた」

「アマチュアが指した形なので、プロが指してくるかどうかはわからないと思っていた。評価関数の問題もあり、こうした穴があるのは、しかたがないところもある」

巨瀬さんにはコンピュータ将棋にかける思いがあったのである

巨瀬さんは15歳から21歳までの6年間を奨励会で過ごしたが、思うように昇級が叶わず、1級のときに自らの意思で退会した。当初は将棋盤を見るのもつらいほどだったが、プログラミングなどに理解の深い父の勧めもあってコンピュータ将棋開発を始め、熱中した。

将棋プログラムの開発を通して将棋との距離感をうまくとれるようになり、ついには自ら開発したコンピュータ将棋ソフト「AWAKE」でコンピューター将棋最強の座を手に入れます。

一度は夢破れた将棋の世界に、過去に奨励会員として通い詰めた日本将棋会館に、最終局、巨瀬さんは再び帰ってくる。指すのは自分ではない。でも、自分が立てなかった舞台にAWAKEが代わりに立ち、トッププロ相手に将棋を指す

電王戦いつもなら人間側を全力で応援するんだけど、今日対局するソフトの開発者の「プロ棋士を目指して15歳で奨励会に入会したが最高位1級どまりで21歳で夢を諦め退会して以来もう人間とは誰とも指していない」という経歴を知った今真剣にどっちを応援すべきか悩んでいる。

しかし阿久津八段も勝負師として勝利を追及しなければならなかった

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