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浄土真宗のお盆の迎え方について 迎え火送り火精霊棚(盆棚)は必要ない?お供え提灯飾りなど

お盆は亡くなったご先祖がこの世に帰ってくるといいます。精霊棚(盆棚)を飾ったり送り火迎え火をする地域もあると思いますが、浄土真宗(東西本願寺他)では一般的なお盆、初盆とは少し趣が違ってきます。お盆の由来とともに考察していきたいと思います。地域的な風習などもありますのが参考になれば幸いです。

更新日: 2017年08月12日

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お盆と聞いて思い浮かぶのは

俗信で地獄の釜の蓋があいて云々というのもあります

八月盆の場合
8月13日に迎え火でご先祖を出迎えて
8月15日(または16日)に送り火で送り出す
火を焚くのはご先祖が迷わないようにとのこと

※玄関、庭、墓地、海岸 地域によって場所も様々です。

ご先祖が乗ってあの世からくるそうです。

棒を刺して馬!というのも少々強引な気が…(笑)

精霊棚(しょうろうだな)の前であげる読経を
棚経(たなぎょう)といいます。

一般的なお盆はたいへん忙しそうです

浄土真宗(本願寺派、大谷派、高田派他)では少々趣が異なります。

以上のようなお盆行事は全国各地の各宗各派で行われていますが、浄土真宗においては例外です。行う必要がありません。

浄土真宗のお盆は、「慰霊の儀式」や「先祖供養の機会」ではありません。また、「盆棚(精霊棚)」や「迎え火」、「送り火」、「精霊流し」など、「お盆にはこうしなさい」という決まりもありません。

つまり、浄土真宗のみ教えに生きたご先祖は、迷いの世界からお盆の時だけ帰ってきて、子孫の供養をうけるような方々ではありません

では浄土真宗ではどうすればいいのでしょう?まずお盆の由来から考えます。

仏事としての盂蘭盆会の元は「盂蘭盆経」という中国成立のお経にあります。

出典http://www.isshinzi.or.jp/dendou/butuzi_oneyear/butuzi_oneyear_110706.html

そのお経の内容は以下

お釈迦さまのお弟子の目連尊者は、神通力によって母が餓鬼道に落ちて苦しんでいるのを見つけました。目連尊者は自分でどうにかしようとしましたが何もできず、お釈迦さまに相談しました。

※何故、目蓮尊者の母が餓鬼道に落ちたかという理由は、生前わが子(目蓮)を溺愛し過ぎたために、他の人やものをないがしろにしたためと言われています。

するとお釈迦様は7月15日に懺悔(さんげ)を行い、心清らかになった修行者達に翌日の16日に食事を施せば、母は救われるとお勧めになり、目連尊者が教え通りに実行すると果たして見事に目連尊者のお母さんは餓鬼道から救われたと言います。

七月十五日「自恣の日」(僧侶達が修行を終えた日)にもてなしが行われ
その時に盛大な法会(ほうえ)が営まれたそうです。

その時の盛大な法会が後にお盆の起源になったと、言われています。

あれ?先祖の霊や魂が帰ってくるというのとお盆の関係は?

日本では古来から死者の霊がこの世に戻ってくると信じられてきた時期が7月半ばの盂蘭盆会時期と重なって、
先祖の霊を家に迎えてお供えや読経など供養をしてあの世へ帰すという行事として定着したようです。

現在では、亡き方の霊を鎮めるといった民族信仰などが結びついて、本来のお盆の意味とは異なることが、あたりまえの様に行われています。

例えば、お盆になると地獄の釜のふたが開き、亡き方が戻ってきて、三日経つと茄子の牛に乗せて地獄に送り返す。なんだか亡き方を敬っているのか、いないのか、よくわからない風習もあります。

かといって、お盆にご先祖をお敬いする行事が無意味だというのでは決してありません。お盆に家族揃って仏前にひざまずいて先祖や亡き人を偲びつつ、賜った生命の尊さを確認することは意義のあることです。

浄土真宗のお盆の考え方

それでは、「お盆の迎え方はどうするのか?」ということになりますが、浄土真宗では、お盆を歓喜会とも呼び、孟蘭盆経の故事に習って、「目連尊者の孝養心を讃え、親子共々仏教との出遇いを喜ぶ法座」として意義づけられています。

我が子を育てることによって餓鬼世界におちた目連尊者の母、お盆は父母の恩を知る日でもあります。

浄土真宗の考え方では、死者は亡くなると同時に阿弥陀様のおはたらきにより、浄土に往生し仏となります。

死者が迷うとか、追善供養が必要という考え方がないので、迎え火を焚いたり死者の霊を迎えたり慰めたりする準備というものは必要ありません。

浄土真宗のお盆はどうやって迎えればいいの?特別な飾りはいるの?

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butsujicodenightさん

自分の身近で起こったことや疑問に思ったことを中心に書いていきたいと思います。ちょっと前まで東海地方、現在東京都千葉の県境の僻地在住です。