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【なぜ?】日本人の約60%が信じる「陰謀論」

ソーシャルメディアの流れに乗って、ますます広がる陰謀論。どう付き合えばいいのか調べてみました。

更新日: 2015年04月28日

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この記事は私がまとめました

▼広がる陰謀論

もともと陰謀論とは、ある出来事について、公式の発表や一般に信じられている説明を否定して、隠された別の目的、つまり陰謀があるとする主張

東日本大震災の直後に人工地震説が広まってからというもの、事あるごとに陰謀論が登場するようになっています。最近ではデング熱騒動や御嶽山(おんたけさん)の噴火にまで陰謀の噂がありました。

▼陰謀論を信じる日本人は59.5%!

▼なぜ陰謀論を信じる?

一般的な感覚でいうと、「そんなわけないじゃないですか」のひとことで終わりそうなこれらのネタにも飛びつく人がいるのです。一体なぜ、このような陰謀論が生まれ、広められてしまうのでしょうか?

「世界は謎である。世界は秘密と陰謀に満ちている。そのような世界を解読したい、はっきり見たいと思う時、陰謀論という〈アプリ〉が必要となる」

陰謀論者は、自らを「愚かな人びとに石を投げられながら正義と真実のために闘う孤独なヒーロー」と思いこんでいる

"誰も知らない真実を知っているのは、自分だけだ"という優越感や"愚かな大衆に真実を知らしめねば"という使命感に駆られている

▼ソーシャルメディアで加速

ソーシャル・ネットワークは構造上、各ユーザーが情報を「共有」することに最適化されています。しかし、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)自体に情報の善しあしを判別してそれらを分類するような能力はないので、噂・偽情報・陰謀論などが拡散しやすい性質を持っている、と言っても過言ではありません。

▼バカにできない場合も…

エドワード・スノーデンが、NSAが「プリズム」というシステムを使って、SNSやクラウド・サービス、あるいはインターネットの接続業者など大手のIT企業9社から網羅的にデータを収集していたという事実を暴露した

2013年以前であれば、米国の国家安全保障局(NSA)がすべての人の通話を記録し、英国の政府通信本部(GCHQ)が弁護士やジャーナリストを監視しているなどと言うと、眉をひそめられ、陰謀論者呼ばわりされた。しかし、もうそんなことはない。

▼結局、どう考えればいい?

陰謀論という言葉で何でもかんでも括ったらアカンのは当然。要は、根拠がはっきりしない意見の根拠を明晰にしようということに尽きる。根拠を明晰にしようということを拒否する意見は、占いと見分けが付かない。占いを封じるというのはバカげてるという程度には陰謀論を認めよ、という話なのか?

例えば、東電はxxなデータを隠している可能性がある、というのは明確な根拠がなくても、そう蓋然性の低い意見ではない。この意見には、推論の連鎖がないので、推論自体の蓋然性が低くとも、それは蓋然性を高く見せかけて判断を誤らせる可能性は低い。

ところが、推論を2つ以上重ねた場合(AだとするとBの可能性、Bだとすると、結論C、というような場合)、AとBそれぞれの推論の蓋然性はそこそこあっても、Cの蓋然性は低くなる。

陰謀論と俗に言われる意見には、こうした推論の連鎖が生じており、「見掛け」の蓋然性と、結論の蓋然性に大きく差が生じる。こうした作用を利用した意見を特に問題にしてる(と僕は考えてる)。

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