と、こうした「ジャズ/アメリカ/白人/教育」の話はワタシが話者である限り、とめどなくスリップして映画の話ではなくなる可能性があるので、ここでは壁を正拳突きで陥没させ続ける事で敢えて踏みとどまり、劇映画として、ジャズの歴史も現状も、一切興味が無い映画ファンの方に向けて続けてみます。
 この映画は「ジャズ版ファイトクラブ」「ジャズ版フルメタルジャケット」と言われています(両作には大変な侮蔑だと思います)、つまり、地下合法的な暴力と、悪夢的なハラスメントによって駆動する物語が、それによってでしか最早もたらされ得ない、ドン詰まりの現代のカタルシスをもたらす。といった、ある種サド的な聖性の輝きの有無ですが、ご覧になった方で、この作品からそういったカタルシスを得られたでしょうか?(ファイトクラブもフルメタルジャケットもご覧になっていないという方は是非ご覧になってみて下さい)
 「へえ、ジャズって、こういう事が、、、起こりうる世界なのかしらね。まあ、巨人の星みたいなカリカチュアなんだろうけど、でも最後、何か良くわからなかった。あれって何?裏切りな訳?」

出典<ビュロ菊だより>号外『第87回アカデミー賞直前予想(「直前」はギリ挫折)』:ビュロ菊だより:ビュロー菊地チャンネル(菊地成孔) - ニコニコチャンネル:音楽

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【詳細まとめ】映画「セッション」論争『菊地成孔vs町山智浩』 #tama954 #denpa954

2015年 第87回 アカデミー賞「編集賞」「録音賞」「助演男優賞」受賞映画「セッション」についてジャズミュージシャンの菊地成孔さんが長文酷評を公開。映画評論家の町山智浩さんがそれを批判しYahoo!ニューストップに掲載され炎上!時系列で本人同士のブログをソースの軸にして経緯を詳細にまとめました。

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