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キャロルさんの皮肉炸裂☆「不思議の国のアリス」が狂いまくってるワケ

アリスまとめです=͟͟͞͞⊂( ’ω’ )=͟͟͞͞⊃バッ 「不思議の国」では何もかもが狂っています。これは数学者であるキャロルが、当時流行った新しい数学を認めたくなくて、それらをめちゃくちゃに皮肉ってしまったためです。(原作ネタもありますが、主にディズニー映画をもとにして考察しています。)

更新日: 2015年05月14日

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sheepbuttさん

「不思議の国のアリス」の誕生

1862年7月4日、ルイス・キャロルは、勤務先の大学の学寮長の娘三姉妹と、同僚のロビンソン・ダックワースとピクニックへ行った。

5人でボートに乗っていたとき、三姉妹の次女
アリスが「お話を聞かせて」とキャロルに言う。

そこでキャロルは即興で、懐中時計を手に大急ぎで走ってくるウサギの話を語り始めた。

キャロルは普段から即興で物語を作り、彼女らに
聴かせていた。同じ名前の主人公が登場するその日の話を特に気に入ったアリスは、「自分のために文字にして書いて」とキャロルに頼んだ。

翌日、キャロルは物語を書き始める。そして1863年2月10日、「地下の国のアリス」と名づけた手書きの本が完成する。またキャロル自身がイラストを加え、1864年11月26日にアリスに手渡された。

その後友人の勧めにより、キャロルはこの手書きの本を正式に出版することを決める。

出版を前に文章を書く中、キャロルはプロのイラストレーターを探すことになった。知人の紹介から、当時売れっ子イラストレーターだったジョン・テニエル(John Tenniel)と契約を結ぶ。

そして1865年、改題された「不思議の国のアリス」が出版された。

人物設定と背景

❤ アリス ❤

イギリスの中流階級の中でも裕福な家庭で育った、7歳の少女。

目立った長所や個性はなく、割と平凡な子として描かれている。

読み手に自分とアリスを重ね、アリスの目を通して不思議の国を見てもらいたいというキャロルの思いから、このような誰にでも当てはまりやすい人物が描かれた。

出典i0.wp.com

アリスの性格で最も目立つのは、好奇心旺盛なところだ。

「好奇心旺盛」はアリスの性格にどうしても必要な要素だった。これがないと「不思議の国」の物語が始まらない。もしアリスに好奇心がなければ、ウサギを追いかけなかったし、タイトルもただの
「居眠りこいたアリス」となってしまう。(実際そうなんだけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)
物語開始2分で終了である。

アリスのモデルとなった少女。
キャロルは三姉妹の中でも、特にアリスを気に入っていたという。

ある夏の日、キャロルがボートで語った話は、のちに本となってアリスに贈られた。

♠ 白ウサギ ♠

出典i1.wp.com

物語の全ての元凶。
ものめずらしさがアリスの気を引き、彼女を不思議の国へと連れて行った。

服装はベストや懐中時計から、当時の一般男性の
格好を思わせる。

白ウサギのモデルは、アリスの父、ヘンリー・リデル。彼はオックスフォード大学クライストチャーチの学寮長で、遅刻の常習犯として悪名高かった。

白ウサギがいつも遅刻を気にしているのも、
ここからきている。

♠ ドードー鳥 ♠

出典i2.wp.com

周りの動物に助言する博識な鳥。

「不思議の国のアリス」のドードー鳥は、ルイス・キャロルの自己風刺。

キャロルはオックスフォード大学自然史博物館の常連で、よく博物館を訪れていた。この博物館はドードー鳥の展示が有名で、キャロルはここからドードー鳥の着想を得たといわれている。

またキャロル自身も、ドードー鳥の名前に親近感をもっていた。彼には軽いどもり癖があり、人前に立って緊張すると、自己紹介で下の名前を「ド、ド、ドジソン(※)」と言っていたかららしい。


※キャロルの本名はチャールズ・ドジソン(Charles Dodgson)

♠ アヒル、オウム、子ワシ ♠

「不思議の国のアリス」には、アリスの姉妹と
キャロルの友人も登場している。

後ろ左から
子ワシ(妹)、オウム (姉)、アヒル(友人)
である。

(´-`)oO (ドードー鳥、手だけ人間……)

ロビンソン・ダックワースはキャロルの大学の同僚。「不思議の国のアリス」が語られた日、彼もピクニックに参加した。

作中でアヒルになったのは、"DUCKworth"の
名前から。

左から三女イーディス、長女ロリーナ、次女アリス

「不思議の国のアリス」では
子ワシ = イーディス・リデル
オウム = ロリーナ・リデル

彼女らの名前に似た動物(または鳥)を考えた結果、
こうなったのだろう。

イーディス(Edith) → 子ワシ(Eaglet)
ロリーナ(Lorina) → オウム(Lorry)

♠ チェシャ猫 ♠

ニヤニヤした猫。

チェシャ猫は不思議の国の象徴だろう。
姿を消したり現したりできることから、
不思議の国ではもう何でもありだ。

チェシャ猫のモデルは、エドワード・ピュージー
であるといわれている。

キャロルがオックスフォード大学の学生だった頃、
ピュージーは学内の大聖堂で司教をしていた。

聖職者である父の旧友でもあったピュージーは、
学業成績が極めて優秀なキャロルを、オックスフォードの特別研究生に推薦した。


ナ…ナイス上目遣い…(☉౪ ⊙)(げぼぉ)

「不思議の国のアリス」の考察で、最も悩まされたのがチェシャ猫だ。特にチェシャ猫が「ニヤニヤ笑いを残して消える」という行為は謎が多く、これを考察した記事はほとんどなかった。

以下、チェシャ猫の考察である。

まず、数学用語で「カテナリー曲線(catenary)」というものがある。これはぶら下がったチェーンなどが作る曲線のことだ。

そして神学では、"catena"は本の引用集を意味する。ピュージーは"Patristic Catenary(教父の引用集)"という聖書解説本の出版で知られていた。

ここからピュージーとカテナリー曲線が関連づけられ、またカテナリー曲線の形から、"ニヤニヤ笑い"
が生まれた。

恐らく、"ニヤニヤ笑い(grin)"をもつ生き物が
チェシャ猫になったのは、当時使われていた「チェシャ猫のように笑う(grin like a cheshire cat)」
という慣用句をもとにしたからだろう。

よって流れとしては
ピュージー → ピュージーの本 → カテナリー曲線 → ニヤニヤした口 → チェシャ猫
となり、こうして「ピュージー = チェシャ猫」
となった。

謎めいていた「ニヤニヤ笑いを残して消える」という行為は、カテナリー曲線を表している。

チェシャ猫の記事の9割が、「チェシャ猫の着想は慣用句がもと」といっているが、それだとチェシャ猫の消える行為は説明できない。

背景にカテナリー曲線があることが
実は結構重要なのだ(´・ε・`)

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