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国谷キャスターが謝罪し、NHKが認めた「過剰演出」とは?

NHKのやらせ問題で、やらせではなく「過剰演出」だったと結論が出た。この件でクローズアップ現代の国谷裕子キャスターが番組内で涙ぐみながら謝罪した。

更新日: 2015年04月29日

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haru-tomoさん

■NHKのクローズアップ現代で出ていた「やらせ問題」

NHKの報道番組「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘されている問題

昨年5月放送の「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」はブローカーを介した多重債務者が名前を変え、融資をだまし取る手口を紹介

問題となったのは多重債務者がブローカーを訪ね、相談する現場を記者が取材したとされた場面

番組内で「ブローカー」として紹介された男性A氏(50)が「記者からブローカーを演じるように言われた」ことなどで「真実と違う報道で人権を侵害された」として4月21日に放送倫理・番組向上機構(BPO)に審理を申し立てている

ブローカーとして登場した男性は3月、週刊誌で「記者に頼まれ架空の人物を演じた」と証言した

■この問題でNHKは「過剰演出」があった事を認めたが、「やらせ」はなかったとした

「クローズアップ現代」の問題についての記者会見で謝罪するNHKの堂元光副会長。

NHKの調査委員会は28日、過剰な演出や事実関係の確認不足があったとする調査報告書を発表した

調査委員会は第3者委員ではなく、あくまで「内部」の人間で構成されている。

記者は、多重債務者とされる男性と8~9年前からの知り合いで、ブローカーとされた男性を紹介したのもこの男性だった。にもかかわらず、番組では、相談にきた多重債務者を直撃取材したかのような構成になっており、調査委は「視聴者は、実際とは異なる取材過程を印象づけられた」と指摘していた

あたかも詐欺の活動拠点を突き止め隠し撮り風に撮影したことなどについて、「決定的なシーンを撮ったように印象づけることが優先され」「過剰な演出が行われた」と指摘した

・ブローカーとされた男性の主張する「演技指導」はなかったとした

男性は「自分はブローカーではない」とし、「記者から演技の依頼があった」と主張していた

男性をブローカーに仕立てる時間や機会がなかったことなどから「事実のねつ造につながるいわゆる『やらせ』は行っていない」と判断した

関係者の言い分が食い違うことから、演技指導などの意図的なやらせや、事実のねじ曲げがあったとの認定には至らなかったという

ブローカーに近い人物や関係者という水準を超えて「実際の『ブローカー』であると断定し放送でコメントするには、それ以上の裏付けがなければならない」と、裏付け取材不足を指摘した

■この件について国谷裕子キャスターが涙ぐみながら同番組内で謝罪した

国谷裕子キャスター。

国谷裕子キャスターは番組の最後に、「22年間番組を放送してきましたが、事実に誤りがある番組を放送してしまったこと、視聴者の信頼を損ねてしまったことをおわびいたします。常にフェアで事実に誠実に向き合うことで番組に取り組んできましたが、今回調査委員会により、その一部が視聴者の信頼に反する内容と指摘されました。私としても残念でおわび申し上げます」と、涙ぐみながら頭を下げた

■だが、NHKの言う「過剰演出」とは何なのでしょう?やらせとは違うの?

演出は、真実をショーアップして面白く見せることです

それがやりすぎると「過剰演出」と言われる。

モノを作るというクリエーティブな作業の中には必ず「演出」がある。「ヤラセ」というのは、視聴者を裏切るようなやってはいけない「演出」のこと。

・この違いは結構あいまい

世間の大多数が『演出だ』と思えば演出であり、『ヤラセだ』と認識すればヤラセである。それは多分にマスコミの扱いや時流によって変化するもの

結局、NHKが「やらせ」と認めるわけにはいかないから「演出」でごまかしている?

かつては演出の領域だったものが、今やヤラセになってしまう社会状況が作られることで発生する

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