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人間の指はなぜ5本なの?

人間の指はなぜ5本なの?

更新日: 2015年04月30日

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この記事は私がまとめました

ebina-yuさん

人間の指は、両手足とも5本ですが、同じ哺乳類であるからといって、他の生物もそうとは限りません。

鹿や牛の指は2本ですし、馬は1本です。また、鳥類の足では、ニワトリは4本ですが、ダチョウは2本指と実にさまざまです。

こうした違いは何故生まれたのでしょうか

生物は環境によって、長い時間をかけて姿を変化させてきました。より種を存続させられるよう環境に適合し、進化の過程で不要な部分は退化させてきたのです。魚から両生類が進化したばかりの時代には、6本や8本の指を持つ生物もいましたが、進化の過程で不要な指が退化していくことで、5本指のものが登場し、これが現在の、陸上脊椎動物全ての祖先になったと考えられています。

たとえばウマ。馬蹄の形を見ればわかるように、ウマの指は1本しかありません。しかし、ウマの先祖とされる動物には、4本指、3本指、2本指のものがいて、進化する過程でウマの指がだんだん減ってきていることがわかっているのです。草原に棲み、草を食べて生きるのに、指でものをつかむ必要はありません。敵に襲われたときに逃げられるよう速く走れればいいのです。柔らかい草原を走るには、指が1本のほうが都合がいいので、不用な指が退化したのだといわれています。

祖先から5本の指を維持していただけ

いろいろな本数の種の中から、なぜか5本指のものだけが生き残り、両生類の子孫である爬虫類や哺乳類も5本指となった。

つまり、馬も牛もその祖先は5本指で、進化するごとに指の数を減らして、今の姿になったということです。陸上をすばやく駆けて、天敵である肉食動物から早く逃げるためには、たくさん指があるよりも、蹄のついた1本指のほうが適していたのでしょう。人間はというと、祖先と同じ指の数を“偶然”維持し続けているだけなのです。地球の誕生に比べると、人間の誕生は、ほんの最近の出来事です。もしかしたら、人間はまだ進化の途中なのかも知れません。

人間が哺乳類の中で指の数がもっとも多いのは、もっとも進化した動物だからなのでしょうか。残念ながらそうではなく、これはむしろ、進化し残してきた部分のひとつというべきものなのです。

遠い未来には、今でも短い人の足の指が退化して、ひょっとしたら何本か減っちゃっているかもね。

5本の指が残ったのは何故?

クジラやゾウからコウモリやヒトにいたるまでの多くの脊椎動物の手足は同じ設計図をもっている。つまり、5本の指は、手首にある関節の集まりに結びついている。
前腕部は2本の骨から、上腕部は1本の骨から成り立っている。

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